カムイコタン公園キャンプ場【日本一の清流のすぐそばで自然を満喫するキャンプ】

たかろぐ流キャンプ場情報
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

山の中の森林に囲まれたキャンプ場、海岸沿いのキャンプ場、湖のほとりにあるキャンプ場、どれも楽しいですよね。
でも、川沿いのキャンプなんていかがでしょうか?
もちろん「小さな川」レベルの川ではなく、もっとダイナミックな河川のほとりで川の流れを眺めていられるキャンプ場なんて最高だと思いませんか?

日本一の清流のすぐそばで自然を満喫するキャンプはいかがですか

今回紹介するキャンプ場は、北海道の大樹町にある「カムイコタン公園キャンプ場」です。
このカムコタン公園キャンプ場のすぐ脇を流れる「歴舟川」は、過去に何度も清流日本一に輝いた有名な河川で、その透明度は、上流から下流、そして海に流れ込むまでの間、高い透明度が保たれており、カヌーイストにとっても憧れの川として有名でもあります。

このすばらしい歴舟川をテントの中らかも眺めることができるキャンプ場なのです。
ここまで川に近い位置にテントサイトがあるキャンプ場は、なかなか珍しいと思います。
川での水遊びはもちろん、ニジマス・ヤマベ・イワナ釣りを楽しんだり、河原で「砂金堀り」をしてみたり、キャンプ場の対岸にある「カムイコタン歴舟の森・森林浴コース」での散策を楽しんだり、本格的なアウトドアを満喫できるキャンプ場です。
おいらは、2021年6月に利用しました。
とても風の強い日でしたが、天気も良く、快適にキャンプを楽しむことができました。

カムイコタン公園キャンプ場基本データ

正式名称
 カムイコタン公園キャンプ場
所在地
 北海道広尾郡大樹町尾田217-3地先

ホームページなど
 https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/shoko/camp.html
予約とお問い合わせ先
 月曜日から木曜日
  大樹町役場企画商工課(8:30から17:15まで)
   TEL:01558-6-2114
 金曜日から日曜日・祝日
  カムイコタン公園キャンプ場管理棟(7:30から17:30まで)
   TEL:01558-7-5623
料金
 1人でのテントサイトの利用 1サイト1000円
 ただし2人以上で利用する場合は1人600円で計算
 キャンピングカーでの宿泊 1台2000円
チェックイン・アウト
 チェックイン10:00から(現地アナウンスでは12:00とのこと)
 チェックアウト10:00まで(現地アナウンスでは8:30とのこと)
禁止事項など
 直火の焚火、カラオケ、発電機、キャンプファイヤー、打ち上げ式花火
※詳細は、公式ホームページ等でご確認ください!

カムイコタン公園キャンプ場の設備など

テントサイトについて
カムイコタン公園キャンプ場のテントサイトは、Aサイト、Bサイト、Cサイト3つに分かれており、それぞれ個性が異なるサイトになっています。

Aサイト
管理棟のあるエリアから少し山側へ上ったところにあるサイトがAサイトです。
基本的にオートサイトではないのですが、駐車場とテントサイトの距離がかなり近いので、オートサイトのように利用できると考えても良いと思います。

Aサイトは、「森林サイト」と言えるくらいの雰囲気で、木々が生い茂る中のキャンプ場と言った様子で、キャンプサイトから歴舟川を眼下に見下ろすような位置関係にあります。
ひっそり静かに過ごしたい方にお勧めなサイトです。

Bサイト
管理棟のあるエリアから坂を下った途中にあるサイトがBサイトです。
Bサイトは、完全にオートサイト(電源なし)となっており、すぐ近くに炊事場とトイレがあることから、とてもシンプルで使いやすいレイアウトになっているサイトです。

さらに、サイト中央には、BBQハウスがあることから、グループキャンプやファミリーキャンプに最適なサイトになっています。
ちなみにBサイトから歴舟川の河原までの距離は、徒歩2~3分くらいで行けるので、かなり近いのですが、Bサイトからは歴舟川を見ることはできません。

Cサイト
位置的には、Bサイトからさらに坂を下り、歴舟川の河原の手前に位置するサイトです。
このCサイトは、歴舟川のすぐそばにテントが張れるサイトになっており、オートサイトにはなっていないものの、荷物の積み下ろしの際はテントサイトに車の横づけがOKとなっているほか、Cサイト内に3か所も駐車場があることから、ほぼオートサイトに近い利用が可能なサイトになっています。

歴舟川を間近に眺めながらキャンプができるサイトのため、最も人気があるサイトになっています。
ただし、Cサイト内には、炊事場とトイレ、街路灯がないので、Bサイトの設備を使用しなければならないため、小さいお子さんがいるファミリーキャンパーの方は注意が必要です。
特にCサイトの一番奥の方にテントを張ると、炊事場やトイレまでの距離はかなりあります。
ただし、このCサイトは、歴舟川を一番身近に感じられるサイトです。
人気があるのも納得の立地で、おいらとしても最もオススメのサイトとなっています。

管理棟
基本的に受付を行う場所になっており、コインシャワーや売店などの設備はありませんし、用具の貸し出し等も行っていないので注意してください。

管理棟は、受付カウンターだけのシンプルなものです。

炊事場
シンプルな炊事場がAサイトとBサイトに1棟ずつあります。
Cサイトには炊事場がないので、最寄りのBサイトの炊事場を利用します。

Aサイトの炊事場です。
Bサイトの炊事場です。

トイレ
きれいに管理されたトイレがAサイトとBサイトに1棟ずつあります。
Cサイトにはトイレがないので、最寄りのBサイトのトイレを利用することになります。

Aサイトのトイレです。
Bサイトのトイレです。

ゴミステーション(ゴミの処理)
ゴミステーションは、管理棟前の駐車場とAサイト内にあり、ゴミの分別が必要ですが、処理してもらうことが可能です。
処理時間は、9:00~10:00(平日は7:30~8:30)の間となっており、それ以外の時間帯はゴミを出すことができないので注意しましょう。

管理棟前の駐車場にあるゴミステーションです。ちなみに「ゴミ捨て場」のことを北海道では「ゴミステーション」と呼びます
Aサイトのゴミステーションです。分別方法を間違わないように気を付けましょう。

おいらが訪れたときの利用者層

なんと、おいらを含めて3組しか利用者がいなかった…
コロナ禍の影響と日曜日と月曜日の利用だったこともあり、おいらを含めて3組しか予約がなかったそうです。
キャンプ場内を見渡したところ、おいら夫婦を含め、いずれもデュオキャンパーでした。
ただ、日中は家族連れでデイキャンプを楽しんだり川遊びをしている方々がちらほら見られました。
ということで、実地検証としての利用者層は不明です(ごめんなさい)

おいらが訪れたときのキャンプの様子はこちらの過去記事で読めますよ。

利用してみて良かった点

1 歴舟川を多角的に楽しめる
歴舟川を上から眺めるAサイトと川と同じ高さから眺めるCサイトでは、同じ歴舟川を違った角度で楽しむことができます。
Cサイトの河原からは、歴舟川の水流の速さを体感できますし、Aサイトからは、歴舟川を大きな視点から眺めることができ、どちらも自然の雄大さを感じられる景色です。
中でもCサイトのように、河原のすぐ近くにキャンプサイトがあり、間近に川の流れを感じられるキャンプ場は、北海道内でも数が少なく、とても貴重な河川キャンプ場と言えます。

まだまだ雪解け水が流れてくるシーズンだと思うのですが、流れは速く、迫力があります。

2 林間サイトと河川サイトの両方を楽しめる
先ほど述べたとおり、道内でも希少な河川キャンプ場でありながら、AサイトとBサイトは「林間サイト」としても楽しむことができます。
しかも、ほぼオートサイトとして利用できる便利さがありながら、利用料金が割安なのは、とてもうれしいですね。

3 歴舟川が遊び場
特に小さな子供向けの遊具等はまったくありません。
しかし、歴舟川がすぐ近くにあります。
釣りをしても良し、水浴びしても良し、川に石を投げてみても良し、砂金を掘っても良し、やりたいことや好きなことを思いっきり満喫できます。
ただし、河川の増水や水難事故などには十分に気を付けてください。

妻のちょぴこが動画を撮影しているところです。

カムイコタン公園キャンプ場を利用する際には気を付けた方がよい点

1 歴舟川の増水に注意
カムイコタン公園キャンプ場のすぐそばを流れる歴舟川は「日本一の清流」として有名な河川でもあり、砂金堀りができる川として地元内外からも愛されているのですが、「雨が降らなくても増水することがある川」としても知られています。
その理由としては、川底の砂利等の下に厚い岩盤があるため、地下へ水が浸透しにくい性質のある河川であるからだそうです。
そのため上流で雨が降るなどした場合は、短時間で増水しやすい状況になることから、川原で遊ぶときには特に注意する必要があります。
そのため、以下の点などに注意する必要があります。
①川原にテントなどを張らない(Cサイトの指定された場所にテントを張る)。
②雨が降ったら川原で遊ばない。
③川の水が濁りだしたら増水する可能性があるので、速やかに河原から離れる。
④管理人などの注意や警告があった場合は指示に従う。

2 ペットについて
ペットの同伴がOKなサイトは、Aサイトのみとなっていますので注意してください。

3 Cサイトは強風に注意
AサイトとBサイトは、木々に囲まれたサイトなので、風の影響を受けにくいサイトなのですが、Cサイトに関しては、河原のサイトになるため、風を遮るものが少なく、川に沿って「風の通り道になっている」地形のサイトになっています。
よって、風の影響をモロに受けることがありますので、ご注意ください。

4 Cサイトには、炊事場、トイレ、街路灯がない
Cサイトの入り口付近であれば、さほど問題ないのですが、奥の方のサイトを利用した場合、Bサイトにある炊事場とトイレまでの距離がかなり遠くなります。
また、夜間は街路灯がないので、懐中電灯やランタンで足元を照らしながらBサイトまで行く必要があります。
特に小さいお子さんのいるキャンパーは、AサイトかBサイトの利用をオススメします。

ぜひ立ち寄ってほしい観光ポイント

1 道の駅 コスモール大樹
北海道広尾郡大樹町西本通98番地

見た目は、あまり「道の駅」っぽくない外観ですが、中身はしっかりと「道の駅」です

道の駅 コスモール大樹は、特産品の展示販売や観光情報コーナーが設置されているだけでなく、経済センターが統合されていることから、多目的ホールなどの設備があるのが特徴なのですが、それ以外にもショッピングセンターが併設されており、ちょっとめずらしい道の駅なのです。
ショッピングセンターが併設されていることやバスの待合室なども併設されているので、地元住民との接点が強い印象があり、他の道の駅とは少し違った雰囲気があるのも特徴です。

1 ショッピングセンター「コスモール」

道の駅とコスモールは、廊下でつながっています。

ショッピングセンターには、生鮮食料品の販売だけでなく、薬局、衣料品店、クリーニング店などもあり、キャンプに必要な装備についても、特に食料品の調達などはバッチリ整います。
ちなみに店内には、「ネパール食堂ガネーシャin大樹」なる飲食店があり、ネパールカレーなどの本場のネパール料理が食べられるという、ちょっと珍しいお店もあります。

2 特産品コーナー

特産品や宇宙関連グッズがたくさん売られています。

大樹町は、酪農の町でもあり、漁業の町でもあり、海の幸と山の幸に恵まれた町です。
大樹町内の半田ファームで作られるナチュラルチーズ、源ファームのベーコン・ソーセージ、カマンベールチーズにブラックペッパーとバジルをはさんだ道の駅限定の大樹物語も好評です。
大樹産の牛乳と野菜を使ったカウベルアイス(じゃがいも、かぼちゃなど)や、晩成温泉水を利用した土壌施用材健土晩成天然植物活性液大樹晩成液などもあります。
また、大樹町は、農水産物だけではなく、宇宙開発にも力を入れており、航空宇宙関連の実験が多数行われていることから、インターステラテクノロジス社のホリエモンロケットオリジナルグッズ宇宙食やJAXA(宇宙航空研究開発機構)関連のグッズなども販売されています。

3 電気自動車用スタンド

電気自動車が普及するためには、充電スタンドの充実が不可欠ですよね。

まだまだ北海道では電気自動車用の充電スタンドが少ない中、3基の充電スタンドが設置されています。
電気自動車ユーザーには、とても嬉しい設備ですね。

2 多目的航空公園宇宙交流センターSORA
北海道広尾郡大樹町美成170-1


この施設では、過去に大樹町で行われてきた数々の航空宇宙関連の実験内容や取組を、パネルや模型、映像などで展示されているほか、H‐ⅡBロケットの発射時の爆音を大音量・大画面で体験することもできます。
また、いま何かと話題になっているホリエモンロケットの実物大模型(正確には、インターステラテクノロジズ社製観測用ロケット「MOMO」の実物大模型)を見ることができます。

【結論】カムイコタン公園キャンプ場は、こんなキャンパーにオススメしたい

Aサイトのソロキャンパー・デュオキャンパー利用
林間サイトになっているAサイトは、静かで日陰も多く、のんびり過ごせるスペースになっているので、ソロキャンパーやデュオキャンパーに向いているサイトだと思います。

木陰が気持ちいいサイトになっています。芝もきれいで平らな土地なのでテントが建てやすいです。

もちろん散歩がてら歴舟川の河原まで言ってみるのも楽しいですし、木陰で昼寝も最高です。
Bサイトのファミリーキャンパー・グルキャン利用
Bサイトの中央にはBBQハウスがあるので、道具を気にせず大勢でBBQが楽しめますし、オートサイトの形状がBBQハウスを囲むように配置されているので、グルキャンをしやすいサイトになっています。
また、完全なオートキャンプ場になっているので、ファミリーキャンパーにとっては、とても利用しやすいサイトです。

このBBQハウスを取り囲むようにオートサイトが配置されています。

ちなみにBサイトは木々に囲まれたサイトなので、クワガタなども比較的簡単に見つかると思いますので、子供たちはいい経験ができるはずです。
Cサイトのデュオキャンパー利用
ちょっと不便なCサイトですが、最も人気が高いのもCサイトです。
やはり、歴舟川を間近に眺めながらキャンプができるという理由が一番ですが、おいらとしては、「夕暮れ時の歴舟川を独占的に眺めながら焚火ができる」のが魅力的です。

川を眺めながらの焚火やBBQが最高でした。朝日を眺めながら食べる朝食も素晴らしかったですよ。

さらにCサイトには街路灯がないので、星空がきれいに見えます。
夫婦や恋人同士で夕暮れ時の景色を楽しんだり、夜には星空を眺めて、ロマンチックなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【結論】カムイコタン公園キャンプ場は、こんなキャンパーにはオススメできない

Cサイトのファミリーキャンパーの利用
先ほども多少触れましたが、Cサイト内には、炊事場とトイレがないため最寄りのBサイトの設備を使用しなければなりません。
特に小さいお子さんがいるファミリーキャンパーにとっては、街路灯がないことから日没後に子供を歩かせるのは大変危険ですし、トイレに行くたびに子供をBサイトまで連れて行くのは、相当大変な作業になると思います。
そのため、Bサイトから歴舟川までは、せいぜい徒歩2~3分ですので、無理せずにBサイトに宿泊し、日中の明るい時間帯に歴舟川まで歩いて遊びに行くのがベストだと思います。

さいごに

おいらは、幼少のころ(保育所から小学校4年まで)大樹町に住んでいたことがありました。
子供のころの記憶では、歴舟川のことを「日方川(ひかたがわ)」と呼んでいた人の方が多かったと思います。
ちょっと調べてみたところ歴舟川の別名が日方川だったようです。
学校では、郷土史の授業で大樹町の開拓の歴史などを学びましたが、その歴史の中心には、いつも「歴舟川」の存在と「歴舟川の氾濫と開拓民の生活」がテーマであったと記憶しています。
先人は、日常の生活自体が自然との闘いであり、自然との共存で生活が成り立っていたんだなと思います。
現代に生きるおいらは、キャンプの時だけ自然と闘っていますが、これが毎日だと思うと、考えただけでしんどいです(笑)
結局、自然の本当の怖さや自然の恵みなど、現代人は生活で感じることができなくなっており、自然災害が発生したときだけ自然の怖さを瞬間的に感じるだけなんだなと感じます。
そういう意味でもキャンプって、自然を全身で感じることができる貴重な時間なんだなと思いました。

では~

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