【QUICKCAMPスクリーンタープ】腰痛キャンパーの救世主となるか?徹底検証!

キャンプギア
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

大きいテントやタープを所有している腰痛キャンパーの皆さん、毎回の設営ご苦労様です。
腰が丈夫な人には理解できないと思いますが、腰に爆弾を抱えるキャンパーにとっては、大きなテントを使えば使うほど腰は悲鳴を上げ、さらにテントの設営後のタープ設営は、追い打ちをかけるような地獄の作業となりますよね。

腰痛キャンパーは、テントやタープの設営が大変

そうなんです。
腰痛キャンパーにとって、テントやタープの設営って重労働なのです。
座ったり立ち上がったりして、テントを広げ、ポールをくぐして「えいや~」と立ち上げ、その後は地べたを這うようにペグを打ち続ける。
そんな作業が腰に良いはずはありません。
おいらは、「Colemanタフスクリーン2ルームハウス/ダークテクノロジー」ユーザーなので、重くて大きなテントになるため、テント設営には(腰が)とても苦労しています。

当ブログでも度々登場する「Colemanタフスクリーン2ルームハウス/ダークテクノロジー」です。

しかし、大きいながらも非常に満足度の高いテントで、ダークルームテクノロジーによる遮光性の高さから、連日、朝寝坊をしてしまうほどです(笑)
また、前室がかなり広いので、悪天候時などは前室で調理から食事など、ほとんどの作業などを行えるスペースを確保できます。
しかし、設営の作業と時間をミニマム化していきたいという希望もあるため、妻のちょぴこと話し合い、小型のテントに切り替えて「テントの縮小化」を計画しているところです。
腰さえ丈夫なら、「Colemanタフスクリーン2ルームハウス」を使い続けることで何の問題もないのに…ちょっと悔しい思いもあります。
しかし、現実を受け入れ、テントを縮小するのですが、その前提として必要になるのは「腰にやさしいタープ」です。
タープ設営に腰を痛めていては、テントを縮小した意味がありません。
そこで、「腰への負担」を最大限考慮して購入したのが「QUICKCAMPスクリーンタープ3m(QC-ST300)」でした。

ついに購入しました!QUICKCAMPスクリーンタープ!思ってたより長いです。
QUICKCAMPスクリーンタープの使用例です。なかなか良き!

今回は、この「QUICKCAMPスクリーンタープ」が本当に腰にやさしいのか検証レビューです。

腰痛キャンパーの救世主?簡単設営のQUICKCAMPスクリーンタープ

そもそもタープって何?
そもそもタープとは、日差しや雨、風からキャンパーを守るものなのですが、様々な種類があります。
ヘキサタープやレクタタープ、スクエアタープなどと呼ばれるタイプのタープは、数本のポールとロープを使って大きな布を張り、天井を作るタイプのタープで、一般的に「タープ」と呼ばれることが多いタイプのタープです。
張り方には色々なバリエーションがあり、「張る作業」も楽しめるのが特徴なのですが、しっかり張るには、それなりの知識と経験が必要ですし、ロープワークも必要になります。
「スクリーンタープ」とは、今回おいらが購入したQUICKCAMPスクリーンタープもこの種類に分類されるものなのですが、ヘキサタープやレクタタープ等と違って、屋根と壁部があるタイプのもので、テントに近い構造をしているものが多いです。
テントと連結できるものもありますし、4面メッシュにできるタイプのものであれば虫の侵入を防ぐこともできます。
また、4面全てをクローズできるものであれば、雨の侵入をかなり防ぐことも可能です。
他にも車の横に立てかけて取り付けるタイプの「カーサイドタープ」や、キャンプの時だけでなく、野外イベントなどでも使われることが多い「自立式タープ」タイプのタープなどは、骨組みに天井となる布を被せるだけで簡単に設営ができるものも多くあります。

おいらの「本心」としては、「ヘキサタープを使いたい」という気持ちがありながらも、「スクリーンタープ」を選択したのですが、その理由は以下のとおりです。
1 楽に設営がしたい
ヘキサタープって、設営が大変ですし、張るときにこだわりが出てきてしまう(ちょっとシワが寄ってるとか…)ので、そんなこんなで作業をしていると、腰に大きな負担が発生してしまいます。
その点、スクリーンタープなら、決まった形に立ち上がるので、こだわりなども基本的に発生しない構造(笑)のため、腰にかかる負担も軽減されるからです。

2 虫の問題
妻のちょぴこは、キャンパーでありながら虫が大嫌いです。
ヘキサタープは壁がないので虫が入り放題ですが、ヘキサタープは壁があるタイプであれば虫の侵入をかなり防いでくれますし、壁もメッシュにできるタイプであれば夏場は相当涼しく過ごせます

では、各メーカーからたくさんのスクリーンタイプのタープが発売されていますが、その中でQUICKCAMPスクリーンタープを選んだ理由は何か?ということになるのですが、まずは「QUICKCAMPスクリーンタープ」のスペックを見てみましょう。

QUICKCAMPスクリーンタープのスペック

1 広々サイズの縦横3mで高さ2.1m
広さは、3m×3mもあるので、夫婦キャンパーには十分な広さです。
しかも高さが2.1mもありますので、背筋を伸ばしてタープ内を歩きまわれる高さがあります。
これは腰にやさしいですね。

なかなか広々としています。天井も高くて快適です。

2 紐を引っ張るだけで簡単設営
設営に関しては、後ほど写真でお伝えしますが、基本的に「傘を開く」ようなイメージだと思います。
タープの上部先端にある紐を引っ張ると、タープが広がり、自立します。
ちょっとだけ力が必要ですが、女性でも簡単に開くことができます。
そのため実際に一人でも設営可能でしたし、腰痛持ちキャンパーでも簡単に設営できました。

ちょっと見にくいかもしれませんが、説明書を見ると、設営と撤収の手順が圧倒的に少ないのが分かります。
この説明書は、収納バックに縫い付けられています。

3 壁面のアレンジが豊富
4面ある壁面のアレンジが自在なところがすごいです。
4面をフルクローズにしたり、フルメッシュにすることも可能ですし、日差しの強い方向の壁面だけをクローズして、他の3面をメッシュにしたりすることも可能です。
なお、完全に開放できるのは、2面のみです。

4 雨でも安心の耐水圧と紫外線カット
耐水圧1000mmなので突然の土砂降りでも大丈夫ですし、気になる紫外線もビシっとカットしてくれますので(UPF50+)、本来のタープの目的である「キャンパーを日差しや雨から守る」という基本性能がかなり高いです。
5 虫などの侵入を防ぐスカート付き
4枚の壁はメッシュにより虫の侵入を防いでくれますが、タープの足元にもスカートが付いていますので、下からの虫の侵入を防いでくれます
また寒い時期のキャンプでも冷気の侵入を防いでくれます。
6 ランタンフックがある
意外と重要なのですが、ないと困る「ランタンフック」が付いています。
これで室内のメイン照明はランタンポールがなくてもとりあえずはOKということになります。
細かいところですが、ありがたい装備ですね。
7 タープでありながらテントに近い存在
コット(キャンプ用のベッド)を利用すれば、テントとしても利用できてしまいます。
大人3人でも余裕で寝られる広さです。

QUICKCAMPのスクリーンタープの設営を実演

設営の状況は、写真で見た方が分かりやすいと思いますので、こちらをご覧ください。

作業開始です。今回もモデルは妻のちょぴこです。まずは、収納バックから中身を取り出します。
紐をほどいてタープ本体を立てます。その時に4本の脚を四方に広げておきます。
タープの先端についている紐を「グイ~っ」と引っ張ります。
すると、上のパーツ(赤いレバーのついているパーツ)と「カチっ」と合体します。
すると勝手にこのような状態になるので、今度は4本の脚を延ばしていきます。
この部分から脚を「カチっ」と音がするまで伸ばしていきます。
1本の脚を伸ばしたところです。残り3本の脚も同様に伸ばします。
脚を4本伸ばしたら完成です。あとは、ペグを打つだけです。

QUICKCAMPのスクリーンタープの撤収を実演

撤収の状況についても、写真で見た方が分かりやすいと思いますので、こちらをご覧ください。

まず、全ての壁のメッシュを下ろしてチャックを閉じ、フルクローズの状態にします。
白いボタンを「ポチっ」と押して、4本の各脚を短くします。
4本の脚を短くしたら、このような状態になります。
タープの屋根の先端にある赤いレバーを起こして、下のパーツ(紐のついているパーツ)を切り離します。
すると、こんな感じに縮みます。
あとは、できるだけきれいに畳んでしまいます。畳み方は、なんとなくの感覚でも片付けることができました。
畳んだら紐をかけて小さくします。そして、収納バックに入れたら撤収完了です。

QUICKCAMPのスクリーンタープは本当に楽なのか

結論として、腰は「驚くほど楽」でした。
設営時も撤収時においても、腰の大敵「中腰姿勢」を行う回数や時間が大幅に減少したことが大きな原因だと思います。
そのため、設営も撤収も全然苦にならないですし、精神的にも「イヤな作業だな」と思うこともなくなりました。
設営時間については、一人で丁寧に設営しても10分くらいで設営できるくらいです。
たぶん2人ならもっと時短が可能なので、慣れれば5分程度で設営が可能だと思います。
撤収時間については、設営よりも若干早くできるので、貴重なキャンプ生活の時間をかなり節約することができる思います。
ヘキサタープなどを設営するときに、これだけの時間で設営を完了させるには、かなりの上級者でないと無理だと思われます。
つまり、設営や撤収作業自体も「驚くほど楽」と言えます。

QUICKCAMPスクリーンタープの残念なところ

1 スクリーンタープは張り方のアレンジが1つだけ
ヘキサタープなどは、タープの設営アレンジだけでも相当な種類があります。
できるだけ大人数で使用できるアレンジや、風に強いアレンジ、雨天時の水の流れをよくするアレンジなど様々ですし、色々な「アレンジを取り入れて楽しむ」ということもできます。
しかし、スクリーンタープというタープは、「タープの中で何をして楽しむか」ということに着目したタープなので、アレンジが効かないというのが最大の欠点かと思います。
これは、QUICKCAMPスクリーンタープだけのデメリットではなく、スクリーンタープ自体のデメリットと言えます。
2 若干だけど…風に弱い
タープというものは、強風に弱い物なのですが、ヘキサタープなどの通常のタープであれば、ポールの高さを下げたり、地面に直接ペグ打ちするようなアレンジで張ってみたりと、アイデア次第で対応できる面が多いのですが、QUICKCAMPスクリーンタープは、背が高いので、比較的風に弱く、スクリーンタープ自体の弱点をそのまま持っていると考えて良いです。
対応としては、地面の状況に合わせたペグを使用して強度を上げるとか、ガイロープの本数を増やしてみるなどの張り方の工夫をすることも考えられますし、簡単に撤収ができるQUICKCAMPスクリーンタープの長所を活かして、使い終わったら撤収し、使うときにまた設営する、という使い方もできますし、少なくとも使い終わったら(例えば寝る前など)、4本の脚を縮めて背を低くしておき、朝起きたら4本の脚を伸ばして使用するような対策も有効です。
※注意:タープ全般に言えることですが、風の強い日は、事故の発生につながるので、無理にタープを設営しないようにしましょう。
3 ペグを通す穴の強度不足
QUICKCAMPのワンタッチタープは、タープ中央から走る4本の脚で自立します。
その4本の脚が地面と接する部分にペグを打ちます。
その4つあるペグ穴のうち1つがちぎれてしまいました。
設営をしたときは、それほど風は吹いていなかったし、無理な力はかけていなかったはずですが、強度不足だったためでしょうか?簡単にちぎれてしまいました。
ただ、自前のロープを利用して簡単に補修することができたので、さほど問題ではなかったのですが、ちょっと残念でした。
ペグ穴に関しては、耐風性能にも関わるパーツなので、もう少し強度を増してほしいところです。

写真下の白いロープを補強用に取り付けました。念のため、4本の脚すべてに取り付けいています。

4 ポールが付属していない
スクリーンを跳ね上げて屋根にすることができるのですが、そのためのポールが付属していないので、別売りのポールを用意する必要があります。
我が家は、 QUICKCAMP「キャノピーポール」ロゴス「STANDERD CANOPY POLE180」を使用しています。
QUICKCAMPは3本つなぎ、ロゴスは4本つなぎの180㎝ポールが各2本入りです。

5 収納サイズが大きい
タープと言えば、「収納がコンパクト」になるのが特徴なのですが、QUICKCAMPスクリーンタープについては、簡単設営の為の機構があるためか、若干大き目(21cm×135cm)です。
車での移動が可能なキャンパーにとっては問題ない大きさだと思いますが、バイクなどでキャンプをしている方にはオススメできません。

気になる作業後の腰の様子は?

腰に力を入れたのは、紐を引っ張ってタープを開く瞬間と、ペグを打つ動作だけでした。
紐を引っ張る動作については、腰に負担がかかるような力の入れ方ではないので、何ら問題ありませんでした。
ペグ打ちについては、全部で8本打ちましたが、8本程度なら全然大丈夫です。
「Colemanタフスクリーン2ルームハウス」の設営を考えると、相当少ないペグの本数です。
腰への負担は、この程度のものでしたので、腰については全く問題なしです。
こんなに腰にやさしいのに、3m×3mの空間を作り出すことができる「QUICKCAMPスクリーンタープ」はかなり優秀なギアだと思います。

【結論】QUICKCAMPのスクリーンタープはオススメできるか?

1 腰痛持ちキャンパーは必ず買うべし!
QUICKCAMPスクリーンタープを使用してみるとハッキリと分かることですが、「今まで腰痛に耐えながらタープ設営をしていた時のことがアホみたいに思えるほど腰にやさしいキャンプギア」でした。
ソロキャンプをしている腰痛持ちキャンパーもQUICKCAMPスクリーンタープの内部にソロ用テントを張ることで、快適な環境もつくりだすことができます。
ただし「無骨感」や「かっこよさ」は激減しますので、その点はご了承ください。
とにかく、タープ張りで腰の痛みを感じている方については、紐を引くだけでタープの展開が可能な「QUICKCAMPスクリーンタープ」を持っていれば全ての問題が解決できると言っても過言ではなく、強くオススメできるキャンプギアです。
2 ファミリーキャンパーにもオススメ!
スクリーンタープは、ファミリーキャンパーの間でよく利用されるタープだと思いますが、通常のスクリーンタープよりも簡単に設営できる「QUICKCAMPスクリーンタープ」はオススメです。
しかも機能的でありながらコスパも高く、他のメーカーのスクリーンタープと比較しても劣る点がないと思います。
「我が家は大家族なので、もっと大きなサイズのスクリーンタープが欲しい」というファミリーキャンパー向けに「QUICKCAMPワイドスクリーンタープ 4m×2.8m(QC-SS400)」もあります。
基本構造はそのままに、サイズアップしたQUICKCAMPさんのスクリーンタープです。
このサイズのスクリーンタープとなると、設営や撤収がかなり大変なのですが、QUICKCAMPワイドスクリーンタープも同様に紐を引くだけで設営ができてしまうので、その浮いた時間を子供と遊ぶ時間にすることができますね。
ちなみにワイドスクリーンタープにはベンチレーションが付いていますので、換気効率がアップしています。
ということで、サイズアップした「QUICKCAMPワイドスクリーンタープ 4m×2.8m(QC-SS400)」もオススメです。

さいごに

今回は、「腰痛対策としてのキャンプギア」をテーマに、「腰に害をもたらす作業」の最上位に位置する作業の一つである「タープ張り」に着目し、オススメギアとして「QUICKCAMPスクリーンタープ」を紹介しました。
これまでに当ブログ「たかろぐ」では、様々な観点から「腰痛対策としてのキャンプギア」に関する記事を書いてきました。
大きなキャンプギアとしては、キャンピングカーからアウトドアチェア、アウトドアテーブルなども紹介させていただきました。
しかし、大事なのは「中腰姿勢」と言われる「前傾姿勢」をいかに減らすかがカギになると思います。
そうなると、自分の体に身に着けるキャンプギアが巡り巡って重要になると思ってきました。
現在、おいらが身に着けている腰痛対策ギアは、「バンテリンコーワ」の「腰椎コルセット」と過去記事で紹介させていただいた「ラクニエ」を併用しています。

腰痛持ちのキャンパーの皆さんはもちろんのこと、まだ腰痛を発症していないキャンパーの皆さんも早いうちから対策をしておきましょう。
「腰は消耗品」ですのでお大事に使用してくださいね。

では~

コメント

  1. えぶりん より:

    ワイドスクリーンタープを買いました!
    あっと言う間に設営できますね〜
    楽すぎて気合い入れなくてもいいので気軽にパッと使えるから今年は使い倒しますよ!
    風速5m以上はヤバイですね(^_^;)
    動画撮った日は風強かったので風上から立てる方法が収録できました。
    編集中なので終わったらアップします。

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