どうも、サラリーマンキャンパーのたかさんです。
おいらは、これまでに30年ほど(長期のお休み期間を含め)キャンプや車中泊などをやっておりましたが、他のキャンパーさんと交流を持つことは、ほとんどありませんでした。
交流があったとしても、せいぜい挨拶程度のレベルのものでした。
もちろん交流したくないわけではなく、むしろウエルカムだとは思っているのですが、キャンプ場で人に話しかけたりするのって、ちょっと抵抗があります。
ならば、キャンプイベントに参加すればよいのですが、なぜか今まで参加したことがありませんでした。
そこで今回、思い切って北海道釧路市にあるアウトドアショップ「EHAB」さんが運営するキャンプイベントに参加することにしました。
初めてのキャンプイベント参加!
今回参加したのは「達古武の”冬”」と題するキャンプイベントで、主催は釧路町観光協会で運営がEHABさんとなっています。
本来であれば2月に開催する予定だったのですが、北海道内全域がまん延防止等重点措置を適用することにより開催が延期され、2022年3月19日から3日間、規模を縮小して実施することとなりました。
おいら夫婦は、初日の3月19日からバンガロー1泊で参加予約をしておりました。
テント泊にしなかった理由としては、この時期の北海道は、雪解け水でテントが激しく汚れる上に、我が家にはテントを洗う場所も干す場所もない(屋外に干すと凍ってしまう…)ので、テント泊は回避し、バンガロー泊としました。
それにしても北海道の釧路町にある「達古武オートキャンプ場」は、ホームグラウンドとして何度も利用していますが、冬季営業をしていないことから、「冬の達古武湖」を眺めることができる貴重なチャンスでもあるので、ワクワクが止まらない気分でした。
なお、達古武オートキャンプ場の詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
吹雪の中、達古武オートキャンプ場を目指して進む
いこか?やめよか?
2022年3月19日の北海道の道東地方は、最悪の天候で吹雪いておりました。
数日前から天気予報をチェックしていたので、悪天候はある程度は想定済みでしたが、最新の予報によると、今後さらに悪化するとのことでした。
ただし、翌日の20日には天気が回復する予報にはなっていたので、その点を含め「行くか?キャンセルするか?」の選択を迫られた状態でした。
そこで、おいら夫婦の出した結論は「とりあえず行く」というものでした。
もしかしたら、道中でイベント中止の連絡が来る可能性もあったのですが、そのときは大人しく帰宅することとして、とりあえず釧路町を目指して車を走らせました。
道中は事故多発の緊張感
自宅から釧路町にある達古武オートキャンプ場までの所要時間は、おおよそ3時間30分以上かかっていたと思います。
やはり悪天候で視界も悪く、運転がしづらかったので、いつもよりも長時間の運転になりました。
道中では、4つの単独事故と思われる交通事故を目撃してしまいました。
路肩に大型トラックが落ちてしまっていたり、小型のトラックが路肩に刺さるように突っ込んでいたりしており、かなりスピンをしてコントロールが聞かない状態で道路から落ちてしまったんだなぁと想像されます。
(おそらくケガをされた方はいなかったと思われます。)
とにかくスピードを落とし、しっかり車をコントロールすることに意識を集中しながら運転をしておりました。
達古武オートキャンプ場に到着
なんやかんやで、ようやく達古武オートキャンプ場に到着しました。
キャンプ場の一部については、ある程度の除雪がされていましたが、スタッフのみなさんが手作業での除雪と会場設営などをしておりました。
本当に感謝ですね。
管理棟内で受付を済ませ、今回のイベントについて説明を受けました。
3月19日の宿泊者は、悪天候でキャンセルが多数出てしまった結果、おいら夫婦を含めて2組になってしまったそうです。
ファミリーキャンパーの方は、ご夫婦とお子さん(兄弟)の4人家族で、テント泊をされているそうです。(ここでは仮に「Hさん」と呼ばせていただきます。)
当初予定していた屋外イベントについては、吹雪により管理棟内で実施することになったそうです。
そのため、「TAKIBI BAR」や「鶴居木炭」さんのブースなども管理棟内に設営されていました。
そのため、管理棟がイベント仕様になっていたことから、いつもの管理棟とは違って、ずいぶんオシャレな空間になっていましたよ。
イベント「達古武の冬」の様子は、YouTubeで配信
この「達古武の冬」イベントに参加した時の様子と帰宅後の様子は、妻のYouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」で見ることができます。
冬期間休業の達古武オートキャンプ場から眺める達古武湖の様子も撮影していますので、ある意味貴重な映像となっております。
ぜひご覧ください。
管理棟内を散策してみた
1 TAKIBI BAR
なんと宿泊者は無料でアルコールを含めたドリンク全品を無料で飲むことができました。
なんて太っ腹なんでしょうか。
しかも今夜の宿泊は2組だけ。
ほとんど貸し切り観たいみたいな状況です。
たくさんの洋酒が並べられており、ビールやカクテルなどのお酒だけでなく、おいしい豚汁(とんじる?ぶたじる?私はぶたじる派です)もいただきましたよ。
結局、本日の夕方から深夜まで、このTAKIBI BARに入り浸っておりました(笑)
2 鶴居木炭
我が家のキャンプでは、いつもお世話になっている「鶴居木炭」さんなのですが、イベントブースを発見しました。
鶴居木炭さんの木炭は、釧路市内の炉端屋などのシェアが最も高く、いわば「プロが使う木炭」というべき木炭で、その性能は、火持ちがよくて使いやすい木炭と言われていることから、キャンパーからの信頼も高く、愛用者がとても多いのです。
最近は、キャンプギアなどにも力を入れている様子で、シェラカップやメスティンなどのギアから、衣類、帽子などの商品も扱っています。
じつは、1か月前ほど前に妻のちょぴこが鶴居木炭さんのパーカー2着を予約済みでした。
まだ商品は手元に届いていないのですが、とても待ち遠しいですね。
試供品として、木炭をいただきました!
5キロの袋を買って帰りたかったのですが、車に積めるか自信がなかったので、本日は断念です。
我が家のキャンプでは、鶴居木炭さんの木炭を使うことが多く、とてもありがたいプレゼントでした。
早速使用したかったのですが、屋外は吹雪が止まないので断念したのですが、後日、北海道の清水町にあるキャンプ場「遊び小屋コニファー」さんにて早速使用させていただきました。
そのときの様子は、また後日、別記事でお知らせいたします。
3 カラクシー大会の会場
管理棟の本来の正面玄関に当たるエリアが「カラクシー大会」の会場となっていました。
「カラクシー」とは、ざっくり説明すると「モルック」によく似たゲームです。
そもそも「モルック」とは、キャンプなどのアウトドアでよく遊ばれているゲームの一つで、点数の書かれた複数の木の棒がボーリングのピンのように立てられており、それをめがけて木の棒を投げ、倒れたピンの得点を競うゲームです。
「カラクシー」も「モルック」と同じように倒したピンの得点を競うゲームなのですが、木の棒の材料に釧路産のカラマツ材が使用されているところと、ゲームのルールが親しみやすくアレンジされています。
このカラクシー大会の会場では、本日ご宿泊のHさんご夫婦のお子さん兄弟が、「謎の独自のルール」を設定して楽しく遊んでおりました。
とにかく自由きままに楽しく遊ぶ子供たちの姿が可愛いかったですね。
夕方、大会が行われる予定とのことでしたので、子供たちとは後の勝負を約束して、おいら夫婦は夜に向けての腹ごしらえのため、バンガローに戻ることとしました。
自家製ハンバーガーを食す
実は、お昼ご飯を食べるタイミングを逸してしまい、気が付いたら午後3時を過ぎていました。
とりあえず何か食べないとお腹が鳴るので、ハンバーガーを作ることにしました。
バンガロー内では、妻のちょぴこが、パンに挟める野菜やトマトの準備を行い、おいらはハンバーグを焼くことにしたのですが、バンガロー内での火気の使用は良くないと思い、外へ出てみたものの、この時間帯の吹雪は強力で、ガスの火など一瞬で消される勢いでした。
そこで見つけたのが、バンガローの入り口付近にあった丸太のテーブルらしき?物体です。
屋根からの落雪の可能性がないことを確認し、付近を除雪。
そして、丸太の上を調理台にしてハンバーグを焼きます。
気温がかなり低くなってきたので、中まで火が通らない可能性を感じたので、アルミホイルで蓋をして焼けるのを待ちます。
強風は、バンガローが風よけになってくれていたこともあり、ガスの火が消えてしまうことはなかったのですが、それでも強風が通り抜けて行く状況でした。
なんとか焼きあがったころ、外で遊んでいたHさんのお子さん(兄)が雪の中を駆け寄ってきて、「ねえ、なにしてるの?」と。
「おじさんさぁ、ハンバーグ焼いてるんだけど、ハンバーグ好きかい?」と聞いてみたら、「うん」と答えたので、ハンバーグを試食させてみました。
すると「おいしいー」と言いながら飛び跳ね、そのまま吹雪の中へ走り去って行きました(笑)
あまりにも良いリアクションだったので、思わず笑ってしまいましたが、元気な子供の姿を見ているだけで、おいらも元気になったような気がしていました。
そして、バンガロー内では、ハンバーガーを作っていく(組み立てていく)のですが、その様子は「ちょぴこ北の暮らしch」の動画で見ることができます。
パンはクルミパンを使用していますが、これがすごく美味しかった。
制作過程の「雑さ」が気になるところですが、結果的には美味しそうな見た目になりましたし、味も抜群に良かったです。
撮影がてら、バンガロー内でのんびり食事を楽しんでいると、突然ドアを叩く音と子供たちの声が聞こえてきます。
「カラクシー大会が始まるから早く来てー!」
とのこと。
Hさんご夫婦のお子さんからのお誘いでした。
「いーま行ーくよー!」
と大声で返事を返しつつ、大急ぎで残りのハンバーガーを胃に流し込み、管理棟へ向かいます。
カラクシー大会に出場
慌てて管理棟へ向かい、カラクシー大会の会場へ到着です。
カラクシーとは、先ほどの説明のとおり、木の棒を投げて、得点の記載視された複数の棒を倒すゲームなのですが、ルールの詳細は、次の通りとなっています。
【ルール】
1 1チーム4名でチームを作ります。
(今回は宿泊者で2名づつのチームを作りました)
2 1から10まで数字の書かれたピン(カラマツ材の棒)を並べます。
3 4メートル離れた場所からマイピン(カラマツ材の棒)を投げます。
4 ただし、子供は3メートルの位置から投げます。
5 マイピンを転がしてはいけません。
6 対戦相手と交互に1投ずつ投げます。
8 倒したピンは、投げ終わった後、奥に向かって立てておきます。
7 倒したピンに書かれた点数の合計が高いチームが勝ち(ちなみに、点数のつけ方がモルックとのルールの主な相違点のようです。)
【出場チーム】※チーム名は、おいらが勝手に付けたものです。
「おいら夫婦チーム」「Hさんご夫婦チーム」「ちびっこチーム」の3チームで交互に投げ、点数を競うことになりました。
激闘?の結果、優勝は、ぶっちぎりで「Hさんご夫婦チーム」でした!
ご夫婦共に高得点を連発し、準優勝チームとは2倍以上の点差をつけての圧勝でした。
そして準優勝は「おいら夫婦チーム」で、第三位は「ちびっこチーム」でした。
準優勝と第三位では、ほとんど点差はなかったように思います。
おいら夫婦は、ちびっこ達とのガチンコ勝負を楽しんだのですが、結果的に大人げなく勝ってしまったことが少しだけ気がかりでした。
それでも、何より楽しそうにしている子供たちを見ていて、真剣勝負をして良かったと思えましたよ。
TAKIBI BAR で交流
カラクシー大会の後は、TAKIBI BARで楽しく交流です。
スタッフの方々やHさんご夫婦ともたくさんお話ができました。
よく考えてみると、今までに妻以外の人とこんなにキャンプの話をしたことがありませんでした。
なにせ、誰とも交流してきませんでしたからね…。
おいらにとってのキャンプって、「キャンプのやり方などの方法論って、人それぞれだけど、ある意味、自己満足的なもので、自分がやりたいように工夫して、好きなようにやればよい」と思っていて、それこそが「自由にキャンプを楽しむこと」のように思っていました。
どんなギアをどうやって、どのように使うかも自由だし、高価なギアを使おうと安価なギアを使おうと、周囲の目は一切気にしたこともありませんでした。
でも、周囲の人が自分の使ったことがないギアを実際に使っているところを見たり、自分の知らない使い方をしているところを見聞きすることで、新しい発見があったり、工夫する点などが見えてきたりすることって、やっぱりあるんだよな~と実感しました。
今までは、使いやすさや便利さだけを考えてギア選びをしており、特にギアにこだわったこともなかったのですが、色々な視点からギアを見るということも学べて、こういった観点も勉強になりました。
さらに、他のキャンパーさんのキャンプスタイルを見聞きするだけでも、自分のスタイルに取り入れられることが沢山あり、自分のキャンプの楽しみ方が増えたと感じました。
ほかにも地域の情報交換など、たくさんのお話を聞くことができ、とても楽しく密度の濃い時間を過ごすことができました。
ちなみにキャンパーの交流として流行している「キャンステ」(キャンプステッカー)ですが、出来立てほやほやの「ちょぴこ北の暮らしch」のステッカーをHさんご夫婦に差し上げることができました。
右の写真は、鹿肉のたたきです。2種類のタレで食べました。全くクセがなくて、鹿肉とは思えないほど美味しかったです。
さらにTAKIBI BARさんから鹿肉のたたきをごちそうになり(ものすごく美味しい!)話も弾んでいたのですが、気が付けば11時を過ぎようかという時間に!
スタッフの皆さんは、明日以降のイベントの準備もあるので、夜更かししている場合じゃないのに、おいら夫婦に付き合わせてしまって申し訳ないと思い、慌ててバンガローに戻って寝ることにしました。
翌朝・・・寝坊するも天気は快晴
外は大荒れの吹雪でしたが、バンガロー泊だったので、風の影響も考えることなく、ぐっすり休ませていただきました。
しかも、コットやシュラフを持参してきたにもかかわらず、結局、レンタルの寝具「snowpeakおふとん」を使わせてもらい爆睡しておりました。
そして気が付けば朝寝坊!
悪天候ということもあって、早起きして朝日を拝むことも計画しておらず、無計画に寝ておりましたが、さすがに朝8時を過ぎており、完全に寝坊です。
とりあえず外に出てみると、なんと快晴!
昨日の吹雪は何だったのか!?と思えるくらいの爽やかな朝でした。
早速、朝の達古武湖と達古武オートキャンプ場の様子を撮影です。
写真だと雪の影響で真っ白になってしまい、凹凸がよくわからなくなってしまいますが、3月下旬とは思えないような光景でしたが、とてもきれいな景色でしたよ。
荷物を片付け、管理棟付近にいるスタッフの方々にお礼をし、すぐ近くでテント泊をしていたHさんファミリーにもご挨拶です。
Hさんファミリーのテントを訪問
昨日からご一緒させていただいていたHさんファミリーは、もう一泊してイベントを最後まで満喫するご予定とのことでした。
そこで、テント内を見せていただけないかと聞いてみたところ、快諾していただきました。
やはりシンプルなスタイルが良いですね。
我が家の普段のテントとは違って、かなりオシャレなんですね。
ギアの配置もよく考えられていますし、必要なギアが必要なだけ揃っていて、まったく無駄がない。
かなりキャンプ慣れしている様子が伺われました。
そうなんです。
こうやってお隣のキャンプを見学させていただいて、学習して、いいところを取り入れて、我が家のキャンプも成長するんだと。
今まで、誰とも交流せずにキャンプをしていた我が家にとって、かなりの刺激を受けました。
さらに追い打ちをかけるように衝撃だったのが、焚火台の設置です。
雪山をスコップで削り、軍幕を張るように雪の壁で焚き火台を囲われている光景は、「おいらもやってみたい!」という好奇心を搔き立てるものでした。
こういうのを見ていると、今年の冬は、本格的な冬キャンをしたいなと思うようになりました。
(そのためには、自宅室内にテントを干せる場所を確保しなければ…)
帰り道は晴天に恵まれました
スタッフの皆様やご一緒させていただいた皆様にごあいさつをして、達古武オートキャンプ場を後にしました。
釧路市付近に到着することには、気温も上がり、道路の路面は乾燥路面になるくらいの状況で、昨日の積雪と吹雪が嘘のような景色になっていました。
多少の路面凍結を覚悟していたのですが、家路につくまでの約3時間のドライブは、全く凍結路面はなく快適そのものでした。
さいごに
今回は、釧路のアウトドアショップ「EHAB」さん主催のイベント「冬の達古武」に参加したお話でした。
今回のイベントに参加して、達古武は年中通して美しい場所だということがよくわかりました。
なんとか通年営業してほしいものですね。
ちなみに冬以外の季節の達古武オートキャンプ場の様子は、過去記事や妻のYouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」で観ることができます。
コンパクトにまとまっていて、リーズナブルなキャンプ場で、我が家のホームグラウンドにしているキャンプ場です。
ぜひ利用してみてください。
また、釧路市のランドマーク フィッシャーマンズワーフMOOの1Fには、アウトドアショップEHAB(イーハブ)さんの店舗がありますので、ぜひキャンプギアを探しに行ってみてください。
では~
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