2021.2.13震度6強の地震発生【キャンパーは被災者から学ぶべき】

キャンプ・コラム
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どうも!たかさんです。

昨日・・・最も恐れていたことが、最も最悪な時期に発生しました!

2021年2月13日に大地震が発生しました 

2021年2月13日の深夜11時8分頃に震度6強の大地震が発生しました。
報道等によりますと、甚大な被害が発生していることが徐々に明らかになってきているところですが、皆様はご無事でしょうか。
今は、皆様がご無事でご被害が軽微でありますこととを心からお祈りするばかりです。
そして、被害に遭われた方が早期に通常の生活に戻れることを心からお祈り申し上げます。

我が家もゆっくりとした大きな揺れを体感で1分程感じました。
こちらは幸い震度3程度で済んでいたのですが、テレビをつけてみて愕然としました。
「東北で震度6強」
おいらが、このコロナ禍で一番気にしていたのが「自然災害」でした。
「コロナ禍での生活」が自然災害などの「避難生活」との「相性が最悪に悪い」と感じていたからです。
そして、この真冬の大地震です。
悪い条件が重なりすぎている上に、10年前の記憶がよみがえり、苦しい心境の方もおられると思います。

何もできない…申し訳ない気持ちです

それなのに、自分は無力なんですよね…。
何もできないのが悔しいところです。
でも、キャンパーにできることって、もしかしたらあるかもしれないと思っています。
当然ですが、被災地のニーズに合っていることが前提になります。

災害とキャンパーの関係

よく言われるのが
・キャンプ道具は災害備蓄品としても使える
・キャンパーに学ぶ避難所生活
なんて言われることが多くなりました。

キャンプギアの広告コピーに「災害時にも役立つ」なんて書かれていることが多いですよね。
ただ、「災害時にどう使うか」については書かれていません。

また、避難所生活は、キャンパーからの知識を応用することで、少しでもプライバシーを確保ができるようになったり、少しでも食事や就寝などが快適になるような工夫がされてきたところです。
ですが、この知識って、どこまで拡散されて活用されているのかについては若干の疑問があります。

キャンパーにできることって?

おいら自身も一応キャンパーなので、装備や装備品の使い方、火の取り扱い、食品の取り扱い、寝床の確保、電気や燃料などのエネルギーの確保など、それなりの知識と経験があるので、仮に大規模な震災に遭遇した際には、キャンプ未経験者よりも自己の避難生活は快適で効率的にできる自信がありますし、そのために必要な装備も持っているので、避難生活の開始も迅速にできる自信もあります。
そして、その余力を他の人の助けに使いたいとも思っています。

だけど、これだけでいいのかな?と思います。

キャンパーに学ぶのではなく、「キャンパーが学ぶ」べき

一般に、被災者や防災グッズの製作、販売を行う側がよく「キャンパーに学ぶ」などと言われていますが、ちょっと違う気がしています。
おいらの個人的な見解としては、「キャンパーが被災者から学ぶべき」なんじゃないかなと思います。

例えばですが…キャンパー自身が、特に避難所生活を学ぶことで、キャンパーの視点から
・どんなアイデアを提供できるか?
・どんなグッズが必要になるのか?
・どんなグッズは不要なのか?
寒さや熱さへの対応の方法は何か?
・何に気を付けるべきか?
などの情報提供を行ったり支援を行うこともできるようになるのではないかと思っています。

また、キャンパーが学ぶことで、そもそも被災する前から「可能であれば、これだけは持って避難した方が良い物」とか「普段から持ち歩いた方が良い物」など、日常生活においてもできることってあるのではないかという提案も可能なんじゃないかと思います。

んじゃ、キャンパーは、どうやって学ぶのか

あくまで、おいらの個人的見解ですが、マスコミを通じて学べることって、ほとんどないような気がします。
むしろ、SNSから伝わる「生の声」の方が学びはあると思います。
しかし、これだけでは「学びに必要な情報」って全然足りないと思います。
なぜなら、被災地の状況が伝わりにくいからです。
例えば、被災者が何かに困っていることがあっても、
解決のために使えそうな道具や材料
解決のために割ける人員
被災者が解決までに待っていられる時間
現場の状況を含めて、これら最低限の情報がないと、どんな工夫で問題を乗り切っていけるのか判断できないんです。

だから、過去の事例から「キャンパー目線でできる工夫」「キャンパー目線で考える備え」っていうのを検討していくことを通じて学んだりできないかと思います。
やはり、「過去の教訓」「過去の失敗」から学ぶ必要があると思います。

キャンパーの学びのために何が必要か

日本には、「キャンパー」に「国家資格」というものがありません。
確かに、キャンプ検定とか民間の検定や資格などは存在します。
しかし、特に商用として使える資格というほどのものでもなく、むしろ「アウトドアをレジャーとして楽しむ資格や検定」とか「アウトドア文化を普及させる資格や検定」としての意味合いが強いです。
アウトドア人口が増えてきた昨今ですので、「レジャーや文化の普及」だけの目的にとどまらず、防災や社会貢献を視野に入れた組織化を行い、これに必要な知識と経験を身に着けた人に対して「資格」を付与することにより、災害時や災害への備えのための「組織的な協力」ができる枠組みと仕組みを作る時代になってきたんじゃないかと思っています。

個人で被災地に貢献できることって、限界があります。
でも、キャンパーが資格化され、組織化されることによって、
 ・アウトドアの普及や初心者への援助
 ・安全やマナーの向上の推進
を行うことは当然として、
 ・災害に備える活動
 ・災害時に対応する活動
が組織的に行えるよう、行政や各種有資格者との紐づけ(又は連携)をしておくことができるんじゃないかと思います。

例えば、日本防災士、救急救命士、危機管理士等…の連携も考えられますし、
消防士や自衛隊との連携だって、きちんと交渉すれば可能なんじゃないかと思います。

被災地へのマンパワーの提供について

被災地に被災者が望む支援を行うためには、
 ・最新の情報を入手
 ・最速で支援方法を決断して
 ・最速で実行する
ことが重要だと思いますが、これを実行するためにはマンパワーが必要です。
しかし、そのマンパワーも知識や経験がない人が行うことで、「頭数はそろっているけれどもパワー不足」が生じてしまいます。

これを補うことができるのは、知識と経験のある自治体の職員の方々、病院の職員の方、消防士の方、自衛隊の方々など、いわゆる「プロの力」に頼ることになります。

プロの方々には、知識や経験が備わっているだけでなく、必要な装備や組織力もあります。
だけど、大きな欠点として「圧倒的に人手が足りない」ところにあります。
日本全国には、いわゆるプロの方々は多数いらっしゃいますが、被災地の近郊で、すぐに駆け付けられる「プロの方々」って、それほど多くないです。

では、不足するプロのマンパワーを補えるプロの方となると・・・知識のある有資格者(日本防災士、救急救命士、危機管理士など)が考えられます。
ですが、こういった人たちって、そもそも消防士であったり、病院に勤務されている人であったり、それぞれ本業があって、本業の中で知識や経験を生かして被災地で働いていらっしゃるので、これを「補う力」にはなりにくいと考えられます。

キャンパーとしてのボランティア

そこで、民間の力が必要になります。
つまり「ボランティアの力」です。

ボランティアの方々は、様々なスキルを持った方が応援に駆けつけてくれています。
そのスキルは、ジャンル分けするのが大変なくらい様々なものだと思います。
例えば、重機を扱うスキルや、医療関係、メンタルケア関係などもありますし、とにかく「力仕事が大好き」というスキルを持っている方…やはり挙げきれないほどです。
そして、スキルはないけど、「人のために力になりたい」という思いで参加されている人も多くいます。

その中には、自称「キャンパー」って結構多いと思います。

個人的見解の結論とまとめ

そんな中で「キャンパー」というスキルを効果的に生かせないのか?
なんて考えていると・・・
例えば、キャンパーを「資格化」して「組織化」することで

①必要な被災地に
②必要な知識を持ったキャンパーが
③必要とされている被災地に
④組織的に必要な人員を送り込める

ことが可能になると思うんです。
そのためには、

①キャンパー自身が被災者から学ぶ必要がある
②学んだ知識と経験(実習)を得たキャンパーに資格を与える
③有事に備え、定期的に研修や実習を継続的に受ける
④災害が発生したら、組織から必要な情報を入手、組織からも連絡を受ける
⑤必要とされている被災地で、自力で生活しながらボランティアを実施

こんなことが可能になるんじぁないかと思っています。
そして、組織化が円熟し、必要な情報が適時に容易に得られ、さらに発信できるようになれば「オンラインによるボランティア」っていうのも可能になるのではないかなと思います。
全国のキャンパーが被災地で発生している避難生活の問題や困難な出来事に対して、大きな問題から小さな問題までオンラインで生活に必要な工夫やアイデア、情報などを個別に発信できたら、私自身、一人のキャンパーとして、被災地から遠いところで生活していても、小さなことでも被災地に貢献できるんじゃないかと思いますし、そういう社会になってほしいなと思います。

さいごに

夢物語みたいな個人的見解を書いてしまいました。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

もし、アウトドアという趣味の領域から発展して、社会貢献の領域までカバーできるような資格があるなら、ぜひ取得したいと思っています。
そして、自分がキャンパーとしての誇りも感じられるようになるんじゃないかと思います。

みなさまにおかれましても、様々な思いや色々な意見があると思います。
キャンプやアウトドア関連の問題だけではなく、当然に他のジャンルや分野にも同じことがいえると思います。
ご意見などいただけたらと思っています。
そして、「もっと学んで」「もっと考えたい」と思っています。

では~

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