死にかけたけど…貧乏ソロキャンプって最高!

キャンプ・コラム
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前回に引き続き、キャンプを始めた頃の話です。
もう30年近く昔の話になりますので、だいぶ忘れかけてた記憶です。
ソロキャンプを始めた頃は、ニセコの温泉を巡ったり積丹半島あたりのキャンプ場で海を眺めたりしていました。
毎年、9月になると7連泊程度のキャンプをしていたこともあり、他のキャンパーや観光客は少なく、一人を満喫しておりました。
そんな中、北海道内をバイクでツーリングしている人と友達になることが多かったです。
いつもキャンプ場内や温泉に入っているときに話しかけられたことがきっかけでした。
知らない人との交流があるのもソロキャンプの魅力ですよね。

ある年のキャンプでしたが、北海道では珍しく台風が道内に上陸していました。
ロクに天気予報も見ずに浮かれ気分で、例年どおりに最長9日間のソロキャンプに出かけたのですが、ずいぶん暴風雨にやられたことがありました。
いつも「無計画」でキャンプをすることを心がけて?いました。
なぜなら「朝起きたときの気分で行きたいところに行く」というスタンスを貫いていたからです。
この日も何となく家を出発したのですが、夕方ころになると天気は大荒れで、行きたかった無料の野営場にたどり着くことができず、やむを得ず、とある山中の道路脇のパーキングで車中泊をすることになりました。

ちなみに当時乗っていた初代RAV4は、とてもソロ車中泊にちょうどいい車で、とてもお気に入りでした。

こんな車でしたよ。

マウスで書いてみました。絵が下手ですいません
車中泊に大活躍の使いやすい車でした。走りもすごくよくて、小回りも効いて取り回しが良かったです。

話は戻りますが・・・山間部のパーキングだったこともあり、ほかに駐車している人もいないし、車の通りもほとんどなかったので、よその車のヘッドライトに照らされたり、エンジン音がうるさかったりということもないだろうと安心していました。
車中で適当に食事をして、段ボールを切って作ったカーテン?(窓枠と同じ大きさに切った段ボールを内側からはめるとカーテン代わりになるんですよ)を装着し、いざ車中泊を開始しました。

しかし、この日の最大の敵は、やはり「暴風雨」でした。
風で車が左右に揺れるし、車の天井に当たる雨音「バチバチバチバチっ!!!」と、ものすごくウルさい・・・
しかもカーテンの隙間から漏れる強烈なカミナリの稲光地響のような地鳴りのような「ドスンドスン」と凄まじい・・・
多少の恐怖感もあったため「こりゃ寝れないな」と思いつつも、いつの間にか寝てしまい・・・気がつけば朝!
外は快晴の様子で、フロントガラスのカーテンの隙間からは強烈な朝日が射し込んでいました。
「よっしゃ、天気が回復したぞ!」
と一人で喜びつつも
「おいらって、どんな環境でも寝れるんだなぁ」
と自分の「睡眠力」という特殊能力?に感心しておりました。
そんな清々しい気分でも腹は減るものです。
「そろそろ朝飯のカレーでも用意しようかなぁ」
と思い、カセットコンロを持って車外に出たところ、

な、な、なんと、

パーキングの脇に生えていた木が、おいらの車の脇に倒れているではないですか!
たぶんカミナリか強風が原因で倒れたのだと思います。
幸い、ギリギリのところで車は無傷でしたが、あとちょっとでも停車場所を間違えていたら、車ごと潰されて死んでたな・・・

こんな感じでした。

このへたくそな図で伝わるかどうか微妙ですが、冷や汗が出ました!

この時ばかりは、血の気が引くほどゾっとしました・・・
こういう時って…人間の心理なのでしょうか?
慌てる必要はないのに、行く当ても決めないまま慌ててパーキングから車を出してました。

この件があってから、キャンプでの多少のトラブルにもあまり動じなくなったのは言うまでもありません。

ただ、目の前で木が倒れたのに、ノンストップで熟睡していた自分の危機察知能力の低さに、只々呆れるばかりでした・・・

ではまた次回に続きます。

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