【Moving Inn】ハイエースのキャンピングカーをレンタルした!

キャンプ・コラム
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

今回は、ハイエースベースのキャンピングカーをレンタルしましたので、その概要のご紹介です。
「ガイアの夜明け」というTV番組でも紹介されたMoving Innという会社がキャンピングカーのレンタルを行っているとのことで、今回お借りしたのですが、この会社は、キャンピングカーのレンタルが中心の会社ではなく、「ガイアの夜明け」によると、北海道の道東地区を中心に、「地元民でもあまり知られていないような自然」を観光資源として、様々な仕掛けをして、観光客を取り込んで北海道の自然を満喫してもらおうと、あの手この手で奮闘し、ビジネスとして成立させているというものでした。

「ガイアの夜明け」を観てたら地元の良さを感じた

最初は「こんな絶景が観れる場所、良く見つけたな~」とか「こんな場所があるの知らなかったな~」なんて思いながらTVを見ていたのですが、番組が終わるころには、自分の地元がこんなにも「恵まれた自然や景色があったんだ」と思い、ちょっと誇らしい気分になってしまいました。
そんなきっかけもあり、Moving Innさんからキャンピングカーを借りようと思うようになりました。

Moving Innについて

実は、昨年、北海道の大樹町にある晩成温泉キャンプ場でキャンプをした際に、キャンプ場のすぐ隣にMoving Innさんの宿泊施設「晩成 Grand Suite」が気になり、ネットで調べるなどしていたので、そのころからMoving Innさんの存在は知っていたんです。
そんな話はさておき、今回、Moving Innさんから、ハイエースベースのキャンピングカーをレンタルすることになったのですが、今回の車両は、いわゆる「バンコン」と言われるタイプのキャンピングカーになります。
以前、キャブコン(トラックベースのキャンピングカー)をレンタルして車中泊をしたことがありましたが(過去記事参照)、バンコンのキャンピングカーは初めてで、一度も運転したことがなかったですし、Moving Innさんのバンコンは、ハイエースの中でも全長と幅のサイズが最も大きいタイプのものでしたので、ぜひ運転と宿泊を体験してみたいという好奇心もありました。

【株式会社Moving Inn】
https://moving-inn.com/
https://www.instagram.com/movinginn_japan/
レンタカー貸出拠点(サラパーク)
〒089-1542 北海道河西郡更別村更別93‐38 sarapark

サラパークにてキャンピングカーをレンタル

2022年4月15日、待ちに待った車中泊キャンプの日がやってまいりました。
自宅から車を走らせ、十勝の更別村にある「サラパーク」へ向かいます。
ふと思ったのですが、なぜMoving Innさんは、キャンピングカーのレンタルの拠点を帯広市内ではなく更別村に置いたのかな?などと更別村に向かう途中に考えていたのですが、おそらく帯広空港からのアクセスが良いので、道外からの観光客も迎えやすいからなんじゃないかな?なんて想像しながら車を運転していたら、あっという間に到着です。

到着したら、すでに目の前にドーンと置かれていました。かなりの迫力を感じましたよ!

スタッフの方から丁寧にキャンピングカーの説明と積載されているキャンプギアの説明を受けました。
とても分かりやすく、丁寧に教えてくれたので、安心して旅に出られましたよ。

レンタルした「HIACE CA」の仕様について

今回お借りしたキャンピングカーは、Moving Innさんオリジナルのキャンピングカーとなっており、その仕様については、このようになっております。(詳細情報は公式HPより抜粋)

【車名】
HIACE CA
ベース車】
トヨタハイエース(キャンパー特装車)
2.7Lガソリン(レギュラー)
6速オートマ 4WD
【寸法】
長さ537cm 幅188cm 高さ227cm
【定員・就寝定員】
定員4名
就寝定員2~4名(セミダブルベッド2名・ルーフテント2名)
【装備】
サイドオーニング/ルーフテント/サブバッテリー(走行充電・外部充電)/DC/ACインバータ/車内100V電源/FFヒーター/シンク/冷蔵庫30L
【特徴】
車内の快適な寝室に加え、ルーフテントは親子3名での就寝可能なスペースを確保
最大4名でのロードトリップを可能にしたヴァンライフ仕様の車両

HIACE CAの装備をレポート

1 外観
全長が5メートルを超えるサイズのハイエースです。
そのため、一般的な駐車場に駐車した際には、少しですが…はみ出してしまうサイズなので、駐車する際には、ほかのお客さんの邪魔にならないよう隅に駐車するようにしていました。
運転した感じでは、それほど大きい車を運転しているという感覚はなく、すぐに慣れることができました。

しかし、駐車場に駐車する際には、すごく気を使いました。
車幅については、さほど気にならなかったのですが、全長が長いので、その感覚を掴むのに若干時間がかかりました。
以前にレンタルしたNUTSのクレソンジャーニーは、トラックベースのキャンピングカーでしたが、これと比較すると、取り回しの良さについては、全長が4メートル以下の車両のクレソンジャーニーのほうが上だったように思えます。
しかし、走りの良さ(主にパワー)やレスポンスについては、ハイエースのほうが上だったように感じられました。
特に今回は高速道路を走行した際には、ハイエースの安定した走りを実感できました。
ただし、ハイエースベースのキャンピングカーといえど、横風の影響を感じる場面が数回ありましたので、ゆっくり安全に運転しなければならないのは、キャブコンもバンコンも同じだなと感じました。

2 運転席と助手席
運転席は、基本的に普通の乗用車に近い感じでした。
普段から、若干車高の高い車(エクストレイル)に乗っているので、目線の高さについては、すぐに慣れてしまいました。
普通車と違うところといえば、運転手の右足と左足の間にハンドルの軸が伸びているので、ブレーキかと思ったらハンドルの軸だったというのがありました。
まあ、すぐに慣れてしまいましたけどね。

運転席や操作方法については、特に特別なものはなく、一般的な自動車と同じように運転ができます。

助手席も普通車と特に変わりはありませんでしたが、運転席と助手席の間隔が広いな~と思いました。
運転席と助手席の装備としては、USBの充電ソケットがありましたので、妻のYouTubeチャンネルの撮影機材を充電したり、おいらのカメラを充電するなど、とても便利に使用することができました。
そして、運転席と助手席の間のボックスの中には、GOAL ZEROのLEDランタンやマスクなど小物の装備品が入っていました。
地味に助かりますね。

3 2列目シート付近
もともと2列目シートがあったであろう位置には、シートはありません。
横向きの椅子がありますが、その中は収納になっており、調理器具やガスコンロなどが収納されていました。

そして、この椅子の隣には、蓋を開けるとギャレーになっていました。
ギャレーの下は、清水タンクと排水タンクが入っています。
小さなギャレーですが、ちょっとした洗い物や歯磨きなどができるようになっています。

4 3列目シート付近
もともと3列目シート以降の席があったであろう位置には、常設のセミダブルのベッドが設置されおり、フカフカの布団が敷かれています。
常設ベッドなので、寝たいときにはすぐに寝られます(笑)

不覚にも一番インパクトがあるはずのベッドの写真を撮り忘れました(泣)公式Facebookからお借りした写真です。

実は、この常設ベッドって重要だと思っていて、やはり毎晩、寝るためにシートを展開してベッドを作って布団を敷いて、ようやく寝れる、という使い方は、ちょっといやだな・・・と思っていたところですが、やはり常設ベッドって相当使い勝手がいいことは、今回のキャンピングカーレンタルでも実感しました。
それ以外のスペースは、「板の間」のようになっており、ちゃぶ台があれば2~3人がくつろげそうなくらいの余裕があります(笑)

5 ベッド脇の収納
助手席側の収納については、ガスランタンやDODステルスエックス(ゴミ箱)が収納されていました。
思ったよりも深い収納なので、かなり荷物が入る印象でした。

運転席側については、開けてみることができなかったのですが、おそらくサブバッテリー(室内で使う電気をためておくバッテリー)などの電装系が入っていると思われます。
そして、窓下には電装系やFFヒーターのスイッチ類がありました。
また、ちょっと和風な照明器具がありました。

6 常設ベッドの下(室内側)
常設ベッドの下の部分については、室内側には、向かって右側が引き出し収納となっていました。
ここには持ち込みの寝袋(結局使わなかった…)などを収納するのに使用しました。

そして左側の引き出しを開けると…冷蔵庫でした。
引き出し式の冷蔵庫って、普段あまり見かけませんが、一般的な冷蔵庫と同じで、しっかり冷えました(当然ですね)。

ただし、冷蔵庫は消費電力が大きく、サブバッテリーの容量がかなり減った(おそらく冷蔵庫が原因だったと思います)ので、使用方法には工夫が必要かと思います。

7 常設ベッドの下(リア側)
ベッドの下の後部スペースは、リアのドアを開けるとアクセスできます。
ここには、snowpeakの焚き火台やテーブル、ルーフテントに登るためのラダー等が収納されています。

持ち込んだキャンプギアなども収納できるスペースがありました。持ち込んだ鶴居木炭の袋が写真に写ってしまっています。

8 ルーフテント
このHIACE CAには、ルーフテントが装備されています。
使用方法は、思ったより簡単でした。
まずは、ベッド下の収納からラダーとラダーを支えるパーツを取り出します。
ラダーを支えるパーツは、マグネット式になっており、バックドアの後方に貼り付けます(ボディーに傷をつけないよう注意)。
ここに伸ばしたラダーを立てかけます。

このラダーを登って、ルーフテントの金具を外し、最初だけ少し力を入れて持ち上げると、あとは油圧の力で「ぐぐぐっ」と持ち上がるので、軽い力でテントが開きます
あとは、ルーフテントの中に入って、左右に張られたゴム紐(蓋にテントの壁を挟み込まないように張られたゴム紐です)を外したら完成です。

床は、ほどよくフカフカで柔らかく、安眠できそうでした。
結局のところ、寒くてルーフテントでは寝ることができませんでした…(笑)
登ってみると、思ったよりも高い位置からの眺めでした。
ちょっと特別感も感じられて、気持ち良かったです。

9 サイドオーニング
サイドオーニングは、専用の棒(?)をくるくる回すだけで、タープが出てきます。
ある程度までタープ部分を出したら、足を伸ばします。
車両本体に足を取り付けたり、ペグ等を打って地面に固定することも可能かと思います。
そして、足を固定したら、さらに専用の棒(?)をくるくる回すと、かなり大きなタープが完成します。

一度、広げてはみたものの、ちょっと風が強くなってきたので、無理せず早々に畳んでしまいましたが、日よけとしては、かなり効果が期待できる面積のサイドオーニングでした。
ただし、太陽の方向に車の向きを変える必要があるので、ちょっと使い方は難しいかなとも思えました。

10 その他
車両右後部には、外部充電の端子があります。
ケーブルは、助手席側のグローブボックスに入っています。
オートキャンプ場やRVパークで充電が可能ですので、バッテリーを気にせず電気を使えます。

HIACE CAに搭載されていた装備品のレポート

1 snowpeak焚火台M
元祖「焚火台」と言っても過言ではないくらい有名な焚火台です。
実際に使用したのは初めてなのですが、どっしりと安定していて、使いやすかったです。
折り畳みも展開もよく考えられており、準備も撤収も簡単でした。
ただし、重かった…腰痛持ちには厳しい重さでした。

2 snowpeak IGTスリム(アイアングリルテーブルスリム)
snowpeakのローテーブルなのですが、腰痛持ちには若干重いのが気になるところなのですが、その分しっかりしていてぐらつきも少なく、テーブル本来の機能を満たしている良品だと思いました。
天板となる木板を組み合わせて使うのですが、面積も程よい広さでとても実用的でした。

3 snowpeakギガパワープレートバーナーLI
単体でもシングルバーナーとして使用できるうえに、snowpeak IGTスリムの天板にもジャストフィットするコンロです。
さすがsnowpeakというべきでしょうか、すごくシンプルでオシャレな外観です。
OD缶を使用するコンロなので、強い火力に期待して屋外で使用しましたが、いつまでたっても鍋のお湯は湧くことがなく、かなり苦戦しました。
外気温も若干低く、風も多少あったのが原因だと思うのですが、それにしても火力が弱かったです。
結局、車内で使用してお湯を沸かさないと、どうにもならない感じで、ちょっと残念でした。
ちなみに、装備品の中にOD缶が一缶用意されていましたが、後述のガスランタンにもOD缶を使用するので、不足分の1缶を持参しておいたほうが良いです。

4 Helinoxサンセットチェア
Helinoxは、お店で座ってみたことがありましたが、実際にキャンプで使ったのは初めてでした。
組み立てもすぐに慣れましたし、軽くて便利でした。
ただし、その軽さゆえに、ちょっとの風ですぐに倒れてしまうのが難点でした。
特にハイバックのチェアだったこともあり、風の影響を受けやすかったのかもしれません。
風で転倒しないように、座面の裏に重りとなるものを下げておいたり、ペグダウンするなど、工夫が必要かと思いました。

5 GOAL ZERO
GOAL ZEROのLEDランタンは、お店で見たことがあったのですが、使用したのは今回が初めてでした。
手に取ってみると、とても小さいのに、想像以上の明るさに驚きました。
やはり暗いところで使ってみないと、ランタンの実力ってわからないですね。
ちょっとほしくなってしまった逸品です。

6 食器とカトラリーのセット
かごの中には、STANLEYの鍋やお皿などの食器、マグカップなどの一式がセットになっていました。
このセットの中には、フライパンはなく、箸やスプーンなどのカトラリー類が含まれていなかったので、自分で持ち込む必要があることから忘れずに用意しておきましょう。
ちなみにおいらはセットの中でもマグカップが一番のお気に入りでした。
とてもサイズが大きいマグなのですが、コーヒーを飲むだけではなくスープなどにも使用できて、かなり便利でした。

7 DOD ステルスエックス
これはゴミ箱なのですが、とても良いギアだと思いました。
簡単に展開・設営できて、ゴミの分別も6分別が可能となっており、さらに天板を載せるとテーブルや調理台としても使用できる便利ギアでした。
しかも、外側からはゴミやごみ袋が見えないようになっており、キャンプサイトをオシャレにしてくれます。
ただし、このゴミ箱はとても軽いので、展開した状態のままキャンピングカー内に置いて車を走らせると、ブレーキやカーブを曲がるたびに「ガシャガシャ」と動くのが難点でした。
すでにゴミが入っていると畳む訳にもいかないし、展開したままだと音が鳴るし…キャンピングカー用途では、動かないように括りつける場所を設けるなど、若干の工夫が必要だと思いました。
それにしてもよくできたギアだと思います。

8 snowpeakのガスランタン
おいらは、ランタンにはあまり詳しくないので、あまり語ることはできませんが、今回、snowpeakのガスランタンがありましたので、使ってみました。
着火や消火も簡単にできましたし、やっぱガスランタンは扱いが楽だな~と思いました。
ただ、ちょっと気になったのが、マントルが半分ほど破れていて、大丈夫かな?と心配しながら使用しましたが、結局、特に問題なく使用することができました。

よし、2泊3日の旅に出るぞ!

キャンピングカーの紹介は以上です。
今回の旅は、天馬街道を通過し、カフェ「椿サロン 夕焼け店」に立ち寄った後、千歳RVパークで一泊し、翌日は、高速道路を利用してファミリーパーク追分で車中泊キャンプを楽しんだあと、日勝峠を通って帰宅するという計画でした。
この旅の様子は、「ちょぴこ北の暮らしch」で詳しく観ることができます。

また、当ブログ「たかろぐ」の別記事でも旅の様子やキャンプ場の詳細情報をお伝えする予定です。
ぜひ、MOVINGINNさんのキャンピングカーレンタルをご検討中の方がいましたら、参考にしていただければ幸いです。

さいごに

今回は、Moving Innさんのキャンピングカー「HIACE CA」をレンタルしてキャンプ旅をしましたが、総じて楽しい経験ができました。
テント泊も楽しいですが、キャンピングカー泊も、新鮮で楽しいですよ。
ちなみに、Moving Innさんには、ほかにもこんな車のレンタルがありました。
HIACE LXは、基本的にHIACE CAと同じようなつくりになっていますが、ルーフテントがなく、ペット同伴がOKになっています。
サラパークに行ったときに、実際の車両を見ましたが、深緑のボディーがかっこよかったです。
また、LAND CRUISERのレンタルも行っていました。
お所のロマンが詰まっている車で、無骨でかっこいいですよね。

では~

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