DODバッグインベッドを徹底検証!良くも悪くも包み隠さずレビュー

キャンプギア
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

皆さんは、キャンプの寝床に何を敷いて寝ていますか?
寝袋の下に何も敷かずにそのまま寝ると、地面の堅さや凹凸が直に体を刺激してくるので、なかなか眠れませんよね。
さらに冬になると地面からの冷気の影響も直に受けることになります。
これらの地面から受ける影響に対する対策として、インフレーターマットやEVAフォームマットを敷いて対策をされている方も多いと思います。
基本的には、おおむね「マットの厚さ」によって解消されることが多いと思いますが、厚手のマットは嵩張ってしまったり、持ち運ぶときの重量の問題もあります。
そういった不満を解消する方法の一つに「コット」が挙げられます。

キャンプでコットは必要なの?

みなさんは、コット(持ち運べる簡易ベッド)を利用していますか?
コットは、ざっくり説明すると「アウトドア用ベッド」なので、地面から浮いた状態で寝ることになるため、地面の固さや凹凸の影響を受けることはありませんし、地面からの冷気もかなり防ぐことが可能です。
キャンプで快眠できると、翌朝からの活動に大きな影響が出ますので、よく眠れる環境を作ることは、とても重要ですね。

コットの大まかな種類

コットと言っても、色々な種類がありますが、大まかに分類すると「ハイコット」と「ローコット」に分けられます。
1 ハイコット
ハイコットは、イス程度の高さがある寝床なので乗り降りがしやす胃のが特徴です。
また、コットと地面の間にはおおよそ40㎝程度の空間ができるので、コットの下に荷物を置くとこた可能なため、テント内の空間を上手に利用することができるだけでなく、荷物を置くことで地面からの冷気をより遮断することができるなど、沢山のメリットがあります。
また、イスと同程度の高さがあるので、イスの代わりとしても使うことができたり、設営時や撤収時に、直接荷物を地面に置きたくないものなどを、一時的に置く場所としても使うことができます。
デメリットとしては、折り畳んだときに、若干大きくなるものが多いところです。

2 ローコット
ローコットは、地面と寝床の間隔が狭いタイプのコットなので、背の低いドームテントでも圧迫感を感じることがなく、安定感もあります。
また、軽くてコンパクトに折り畳めるタイプものが多いため、ソロキャンプにも向いています。
デメリットとしては、地面と寝床の間隔が狭いため、ハイコットと比較すると地面からの冷気の影響を受けやすくなります。

3 2WAY仕様のコット
ハイコットとローコットを使い分けることができる2WAY仕様のコットもあります。
足を付け替えることで高さを変えることができる仕組みになっており、季節や地面の状況、テントの大きさなどによって高さを変えられる優れものです。
しかし、組み立てパーツが増えるので、組み立て方法が複雑になったり、収納サイズが大きくなってしまいがちな点がデメリットになります。

我が家は、ハイコットからローコットにチェンジ

我が家は、比較的大きなテントの「Colemanタフスクリーン2ルームダークテクノロジー」を夫婦二人で使用していました。
そのため、就寝スペースには余裕があったので、ハイコットの「Colemanトレイルヘッドコット」を問題なく使用することができていました。
その後、ワンポールテントの「Coleman X-Cursion Tepee325」を購入し、比較的室内の狭いテントを使用することになったのですが、テント内に「Colemanトレイルヘッドコット」が大きすぎて入らないことが判明しました。
そこで購入したのが、今回ご紹介するローコットの「DODバックインベッド」だったという訳です。
そういった流れから、おいらはハイコットとローコットの両方を使い分けて利用しています。

「Colemanトレイルヘッドコット」と「DODバックインベッド」

ハイコットの「Colemanトレイルヘッドコット」は、ベッドの各パーツや柱部分が、相当頑丈に作られており、安定感に関しては、最強レベルのコットだと思います。
また、寝床の布の張り具合に関しても、トップレベルの張りの強さがあり、腰痛持ちのキャンパーが安心して寝ることができる寝床なのです。
ただし、コット自体の重量はかなり重く(約9キロ)、持ち運びや組み立て時に苦労するというデメリットがあります。
ローコットの「DODバックインベッド」は、「Coleman X-Cursion Tepee325」の室内に2台設置して使用することが可能な大きさで、軽くて安定感があり、長さや幅のサイズもちょうどよく、寝床の生地の張り等のトレイルヘッドコットの長所をそのままに、重さなどの欠点を解消してくれるものでした。

それでは、詳しく紹介していきます。

DODバックインベットの仕様

展開時
 長さ183㎝×幅72cm×高さ15.5cm
 耐荷重120kg
収納時
 長さ51㎝×幅16cm×高さ12cm
 重さ2.6kg
カラー
 ベージュ、ブラック、カーキの3色から選べます

さっそくDODコットを使ってみよう

1 組み立ての概要
ざっくりとした組み立ての過程については、おいらのYouTubeチャンネル「アウトドアブログ【たかろぐ】YouTube支店」のショート動画(1分間動画)で確認できます。

もう少し詳しく説明した動画は、妻のちょぴこが運営するYouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」でご覧いただけます。

それでは、詳しい組み立て方法は、連続写真でご覧ください。

2 実際に組み立ててみよう
まずは、収納された状態の写真からです。
写真では、すでにファスナーが開いてしまっていますが、左右2本のファスナーを同時にあけることができるので、ケースの口が大きく開くので出し入れがしやすいです。

中には、フレームポール2本(左右の柱のパーツ)と脚部パーツ4本、生地(寝床となる布)1枚が入っています。
他には、説明書が入っています。

脚部パーツ4本とフレームポール2本を組み立てます。
ポール内にゴムが入っているタイプなので、簡単に組み立てることができます。

生地の左右に開いている筒状の穴にフレームポールを差し込みます。
2本のフレームポールを差し込むと「担架」のような感じになります。

生地に差し込んだフレームポールに脚部パーツを挟み込みます。
生地には、フレームポールが露出させるための穴が4か所(計8か所)開いており、ここに脚部パーツとフレームポールを直接はめ込みます。

これが、しっかりとハマった状態です。

実は、この作業には、ちょっとしたコツが要るのですが、
①片方のフレームポールを持ち、もう片方のフレームポールは足元に置く
②脚部パーツは、足元のフレームポールから引っ掛け、脚部パーツを足で踏んで軽く押さえる。

ちょっと分かりにくいのですが、右足で下のフレームポールと脚部パーツが外れないように、軽く踏んで押さえています。

③片手(写真は右手)で脚部パーツをしっかり持ち、脚部パーツをたわませるような(しならせるような)イメージで下に押し下げ、反対の手は(写真は左手)フレームポールをしっかり持ち、上に引き上げるイメージで持ち上げ、「えい!」っと脚部パーツとフレームポールを引っかけます。

④同様に4本の脚部パーツ全てを取り付けたら完成

3 寝てみよう
おいらは、身長176㎝なのですが、足先も頭も余裕があるし、幅も余裕があるので、楽に寝れるサイズ感です。

写真は、天気のいい日に外で撮影したもので、太陽が眩しくて寝てられなかったので、後日、テント内で撮影です。

身長176㎝のおいらでちょうどいいサイズ感です。寝返りもOKですよ。

生地の張り感は、少したわむ感じで、なかなかの「張り加減」なのですが、かなり張りの強いコットの一つであるColemanトレイルコットと比較すると、若干張りの弱さを感じます。ただし、各社コットの中では、標準的かそれ以上の張り加減だと思います。

実際に使用して良かったところ

1 寝心地はGOOD
良い眠りを得るためには、寝床の堅さ(柔らかさ)が重要になります。
ましてや腰痛持ちのおいらにとっては、寝床の固さが最重要事項でもあります。
このDODバックインベッドの寝床の張りの強さは、Colemanのトレイルヘッドコットと比較すると、若干緩めな感じがしますが、一般的なコットの中では、ある程度の張りの強さがあるタイプなので、寝起きに腰が痛いということは全くありませんでしたし、いつでも快適に寝ることができています。
ただし、この「張りの強さ」については、好みが大きく分かれるところですので、ぜひ、アウトドアショップで確かめてみてから、好みの固さのコットを購入されることをオススメします。

2 ベッド展開時のサイズがGOOD
おいらは、身長176㎝で体重は60㎏台後半の体形なのですが、コットの長さに余裕があるため、足先や頭にも余裕があり、安心して寝ることができます

また、幅も72㎝ありますので、肩や腕の置き場所も余裕がありますし、寝返りも可能なサイズなので、翌日の目覚めも良く、疲れが取れます。

3 コンパクトな収納
DODバックインベッドの特徴として、比較的サイズの大きいコットでありながら、コンパクトに収納できるというところです。
Colemanのトレイルヘッドコットは、収納時のサイズが大きく、さらに重量が重いことから、運搬時にかなり苦労していましたが、DODバックインベッドについては、その真逆で、小さく軽く持ち運びがとても楽なところが、とても気に入っています。

写真では両手で持っていますが、片手でも楽々運べるくらい軽いです。

4 自転車旅やバイク旅でも持ち運べるサイズ感
収納時のサイズが、商品名のとおり「バックにインできる」ようなサイズなので、バックパックの中に入れたり、挟めたりしても持ち運べますし、バックパックの中に入らなかったとしても、括り付けておけば、持ち運びが可能なサイズ感なので、徒歩キャンパーやバイク、自転車キャンパーにもオススメできるコットだと思います。

5 コスパが良い
1万円ちょっとで買うことができ、比較的お手頃な価格帯のコットなのですが、値段のわりに寝床のサイズが大きく、安定感があって丈夫なので、かなりコスパのいいローコットだと思います。
初めてコットを買う人にとってもオススメできますし、ソロキャンパーからファミリーキャンパーまでジャンルを問わずオススメできるローコットだと思います。
さらに体格のいい方や高身長の方にもオススメできるコットです。

実際に使ってみて残念だったところ

1 組み立てに慣れが必要
慣れが必要な工程は、「フレームポールに脚を取り付ける作業」です。
4本の脚を取り付けるので、最低4回、この作業を行うことになります。
具体的には、寝床のフレームポール(ちょうど担架の柱2本のようなパーツ)に脚をはめ込む作業なのですが、これが実にシブくてハマりにくいです。

慣れてくると簡単にハマるようになり、一発で「カポッ」とハマったときは、実に気持ちが良いのです。

言葉では説明しにくいのですが、「フレームポールを押し上げつつ、脚についてるフックを押し下げる」ようなイメージで行うと、慣れれば難なく取り付けることができるようになるのですが、何度かトライしてみないと「コツ」が掴めませんが、どんな不器用な方でも、そのうち必ずコツを掴めるようになります
他社のコットでは、脚部のパーツが中央で折れ曲がる仕組みのものや、柱に取り付けるフック部分がワンタッチではめ込むことができる仕組みのものなど、(耐久性に若干の疑問があるものも含めて)色々なアイデアが搭載されたものが発売されているのですが、DODバックインベッドに関しても、現状の高い耐久性を維持しつつ脚部パーツが取り付けやすい機構を採用してくれていたらなぁと思います。

2 あともう少しだけ寝床の張りが強めだと良かった
贅沢な要求かもしれませんが、腰痛持ちキャンパーとしての意見としては、もう少し寝床の張りが強めだったら、さらに満足度が高かったと思います。
実際のところ、特に寝床の生地の張りの強さには不満はないのですが、たぶん今後使い続けていくうちに、おそらく張りがだんだん弱まってくると思います。
そう考えると、もう少し張りが強ければ、もっと長期間使用し続けることができるのではないかと感じます。
今後どれだけの期間、使用し続ける事になるのかは分かりませんが、おそらく4~5年以上は現状の張りの強さは保ってくれそうな感じはしていますが、まぁ、張りが弱くなったと感じたときが交換の時期なのかもしれませんね。

まとめ

これまでに、色々なコットを試してみましたが、1万円前後の価格帯のコットでは、イチオシのコットだと思います。
この価格帯だと、幅が狭かったり、生地の張りが弱かったり、耐久性に問題がありそうな商品もあるのですが、このDODバックインベッドは、「組み立て時にコツが必要」な点を除けば、その他は全て満足のいくコットだと思います。
キャンプ初心者の方など初めてコットを買う方にとってもコスパが良いのでオススメできます。

さいごに

今から約30年ほど前、おいらがソロキャンプを始めたころですが、コットなどの「安眠ギア」は、あまり存在していませんでした。
とりあえず、折り畳み式のウレタンマットを使用していたのですが、それでも背中が痛かったことから、同じものをもう一枚買ってきて「2枚敷き」していました。
記憶だと、たしかLOGOSさんのマットだったと思います。
このウレタンのマットは、車中泊する際にも車内の細かい凹凸を解消するためにも、このマットは大活躍でした。
結局、昔も今もキャンプで安眠できるということは、翌朝以降の影響もあるので重要なのは変わらないですが、道具は進化し、疲れた体を労わりつつキャンプを楽しめるようになってきましたね。
この世で最初にコットを開発した人は、天才だな~と思います。

では~

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