【腰痛キャンパー必見】アウトドアチェアを考える

キャンプギア
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

みなさんは、キャンプで使うアウトドアチェアって、どんなものを使っていますか?
例えば、徒歩キャンパーやバイク、電車、自動車など利用する交通手段によっても違ってくるともいますし、焚火メインのキャンパーや、家族でハイテーブルを使って食事を楽しむスタイルのキャンパーとでは、使うイスの高さも大きく変わってくると思います。
他にも、使うテントの天井の高さや広さによってもアウトドアチェアの選択肢は変わってくると思います。
でも、一つ忘れていませんか?
腰が丈夫なキャンパーと腰痛持ちキャンパーだと、使うアウトドアチェアに違いがあって当然だと思いますが、実際のところは、どうなんでしょうね.

腰痛持ちキャンパーにとってアウトドアチェア選びは重要

心の中では、「腰の負担が軽い椅子を使うべし」とは分かっていたのですが、流行りのイスが欲しくなってしまい、なんとなく腰痛を我慢して座っていました。
ある日、ヒヌマフウフさんのYouTube動画を見て、「自分の腰をもっと大切にしなきゃいかん!」と思うようになり、本格的に「腰にやさしいアウトドアチェア」を考えるようになりました。

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さっそくお店で色々な椅子に座ってみて、自分の腰にとって最も機能性の高いイスであった「DCMディレクターチェア」を購入しました。
おいらは腰痛の専門家ではないので、あくまで自分流のイス選びの方法なのですが、腰痛持ちキャンパー仲間の参考になればと思い、記事にしてみました。

【危険】お尻が沈むイス

イスに座ってお尻が沈むということは、つまり「体育座り」の体制に近づくということです。
さらに、背もたれが後ろに倒れているタイプのイスに座れば、仰向けに寝ている姿勢に近づくことにもなります。
腰が丈夫な人にとっては、「楽な姿勢」であり「リラックスできる姿勢」なのですが、腰痛持ちの方は、すでにお判りだと思います。
これって、とても危険な姿勢なのです。

一般的なアウトドアチェアですが、かなりお尻が沈んでいます。(モデルは妻のちょぴこです)

お尻が沈んでいると、イスから立ち上がるときに脚力を上手に使って立ち上がることが難しいので、腰への負担は大きくなり、さらに背もたれが倒れていると、立ち上がるために、腹筋と背筋を使って、体を前傾し、それから立ち上がらなければならないので、腰への負担が増加します。
キャンプでは、立ったり座ったりすることも多々ありますし、立ち上がらなくとも、食事の時や焚火を眺めるときは、どうしても前かがみの姿勢が続くことが多く、この時にお尻が沈んでいたり、背もたれが後ろに倒れているイスは、上体の前後の動きが大きくなりがちです。
これらは、腰にとって、とても危険なことが分かります。

【危険】ローチェアーの落とし穴

最近は、ローチェアが流行りですよね。
おいらも流行りに乗って買いました。
ハイチェアを使用しているときであれば、膝などの「脚力」を使って上体を前に倒したり、立ち上がったりすることが容易にできます。

このようなハイチェアであれば、立ち上がったり座ったりするときの腰の痛みを怖がることはないです。

しかし、ローチェアの場合は、体を前に倒して立ち上がったり、物を取る動作を行うときに、脚力を上手に使うことができず、腰の力だけで立ち上がろうとする動作を無意識に行ってしまい、腰への負担が大きくなってしまいます。

ローチェアだと、座るときや立ち上がるときに痛みが走る怖さを感じます。

さらに、テーブルの高さとイスの高さの関係性は重要で、高さが合っていないと腰に大きな負担がかかります。
テーブルが高くて椅子が低い状態であれば、「ただただ使いにくい状態」ですので、あまり、このパターンのイスとテーブルを使用している人はいないと思います(笑)

これは、笑っちゃうくらいの極端な例です。さすがにこんな使い方をしている人はいませんね(笑)

逆に、テーブルが低くてイスが高い状態の場合は、テーブルに置いてあるものを取るときに上体を大きく前に倒すことになるため、ある程度の腰へ負担がかかります。

イスとテーブルの高さに違いがあるのですが、お尻が沈んでいないので、上体を起こしやすく、意外と楽です。

しかし、どうでしょう、低い椅子と低いテーブルの場合であっても、テーブルの上に置いてあるものを取るときに、大きく上体を前に倒す必要があります。

イスとテーブルの高さは合っているのですが、上体を起こす動作が非常に苦しいです。

動作としては、ハイチェアの場合でもローチェアの場合でも同じなのですが、上体を起こすために脚力をうまく使えるのはハイチェアだということがお判りいただけると思います。
つまり、ハイチェアの場合は、ローチェアよりも足で踏ん張ることができるのです。
そして、ローチェアは、腰痛持ちキャンパーにとって腰の負担が大きいんです。

【結論】おいらが「DCMディレクターチェア」を選んだ理由

危険要素である「お尻が沈む」「背もたれが後ろに倒れている」「ローチェア」を排除すると、腰にやさしいアウトドアチェアは「お尻が沈まない」「背もたれが直角」「ハイチェア」ということになるので、これを条件として、様々な椅子の「試し座り」をさせていただきました。

そして候補に上がったのが、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」「DCMディレクターチェア」でした。

どちらの製品も「お尻が沈まない」「背もたれが直角」「ハイチェア」の条件をばっちり満たしていました。
さらにどちらの製品も座面が深いので、お尻と太ももで上体をシッカリ支えることができるので、腰にかかる負担が低く、長時間座っていても疲れないし、立ち上がるときの腰の痛みもかなり軽減されました。

お尻の沈まないハイチェアとハイテーブルの相性は抜群です。オフィスチェアとデスクの関係性と同じだからです。当然ですよね。

また、どちらの製品にも右側のひじ掛けには、小さいテーブルが付いており、ちょっとした荷物や飲み物、食べ物を置いておくことができるので、テーブルに置いてあるコップや食器を置いたり戻したりする動作を極力減らすことができるのです。

この右側のテーブルは、大きさもちょうどよく、使いやすいです。
テーブルには、カップフォルダがありますが、ペットボトルを置いても隙間が大きいため意外と倒れますので注意して使用しましょう。

ちなみに腰痛になる前は「ひじ掛けの小テーブルなんて邪魔なものなんじゃないのか」程度にしか考えていませんでしたが、腰痛持ちキャンパーになったおいらにとっては、かなり重要なポイントだと考えます。
ここで問題が発生しました。
さて、ほとんど違いを見つけることができないくらい同スペックの「Colemanサイドテーブルデッキチェア」「DCMディレクターチェア」のどちらかを選んで購入しなければなりません(両方買うという選択肢はないですよ)
たまたま、おいらが立ち寄ったホーマックでは、この2つのイスが仲良く並んで売られていましたので、何度も何度も座り比べました。
そして迷った挙句、「DCMディレクターチェア」を購入しました。

大きさは、この通りです。体格のいいひとでも、ゆったりと座れます。

決め手となったのは「座面の張りの強さ」でした。
どちらの製品も座面の生地を左右に引っ張る構造をしているので、生地の張りが強かったのですが、よくよく座り比べてみると、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」よりも「DCMディレクターチェア」の方が座面の張りが強く、そして堅く感じました。
将来的に長く使っていて、座面が柔らかくなってしまうことを考えると、「今現在、堅い座面」のイスの方が長持ちするんじゃないのか、というのが選んだ理由です。
ただし、折りたたんだイスを展開するときや、折りたたむときに、座面の左右の柱部分をもって「パシャン」と閉じるように畳んだり、開くのですが、この作業については、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」よりも「DCMディレクターチェア」の方が「堅さ」や「渋さ」を感じましたので、折り畳み機能の観点からは、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」の方が良かったです。
まぁ、いずれにしても、アウトドアチェアとしての性能としては、誤差レベルでの違いですらなく、明確な違いを感じられなかったので、結論としては、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」、「DCMディレクターチェア」どちらも強くオススメできます。
ちなみにヒヌマフウフさんは、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」を選択したようです。

【参考】おいらが使ってきたアウトドアチェアの歴史と問題点

これまでにおいらが使ってきたアウトドアチェアのうち、まだ保有している(笑)というか、今でも捨てずに残してあるアウトドアチェアをご紹介します。
これら以外にも色々なアウトドアチェアを使ってきましたが、やはり捨てずに保有し続けているのには「理由」があるんですよね。
そのうち…いつかは断捨離すると思いますが、今のうちにご紹介しておきます。
ちなみに、100均の小さい椅子などは、主に焚火や薪割りのときなど、ちょっとした作業時などに今でも使用していますが、今回は割愛させていただきます。


1 Coleman イージーリフトチェア
これは、もう20年くらい前から使っています。
キャンプというよりは、テニスの試合の待ち時間や休憩時間に座るイスとして使っていました。
最近は、ベランピングの際に使っています。

足から頭までをすっぽり包み込むようなイスです。座り心地とリゾート感?が抜群のイスですよ。

足を延ばしてハンモックのように寝転がることができるところがポイントです。
すごく楽なんですよね。

この体制でいると、寝落ちしてしまうんです。

ただし、うかつに眠ってしまうと、起きたときの腰の痛みがヒドイ…。
でも、なんだか手放せなくて、たまにですが…使い続けている状況です。
ちなみに、すごく良いイスだと思いますし、ハンモック代わりにもなる優れモノですが、結構重たいので、車以外で持ち運びをお考えの方は注意が必要です。


2 ノースイーグル 折り畳みチェア
この椅子は、妻のちょぴこがテニスをするときに休憩するために買ったイスで、キャンプでは、数えるほどしか使用していなかったかな?と思います。

よくホームセンターや釣具屋さんでリーズナブルな値段で売っていますよね。
ハイチェアに分類される座面の高さだと思いますが、お尻が沈みます。座り心地は良くてコスパがいいですよ。

買ったのは、6~7年くらい前だったと思います。
スポーツ用品店で買ったのですが、昔は、この手のアウトドアチェアってソコソコの値段がしていたのに「こんなに安くなったのか!」と驚いた記憶があります。


3 Colemanコンパクトフォールディングチェア
ちょぴこと共に夫婦キャンプをするようになり、だんだんイスが欲しくなってきたことから、色々と考え抜いて買ったイスです。

軽くて折り畳みや展開が簡単だし、畳むと薄くなって車に積みやすい上に見た目も可愛らしいので、いまだに好きなアウトドアチェアです。

ローチェアが流行していて、テーブルもロータイプが主流になっていることを考えると、必然的にローチェアが選択肢になり、行きついたのがこのColemanコンパクトフォールディングチェアでした。
簡単に畳めますし、軽くて薄く畳めるので、車に積み込みやすい形状だと思います。
座り心地もかなりいいですし、満足度の高いイスでしたので、「腰の丈夫なキャンパー」にはオススメです。

座り心地もいいんです。おいらの腰が丈夫なら全く問題のないアウトドアチェアです。

ただ、やはり長時間座っていると腰への負担が若干高めですし、やはりローチェアは立ち上がるときに脚力を上手に使うことができないので、どうしても腰の負担が増してしまいます。

ローチェアの欠点は、体育座りのような体制になりがちなところです。この姿勢で食事をすると、ちょっとだけ苦しいんですよね。

それなのに、お気に入りのキャンプギアだったので、自分の腰に生じている問題について、きちんと向き合えずに漫然と使い続ていたんです。
そんなときにヒヌマフウフさんの動画を見て「はっ!」と気が付いたんですよね。


4 DCMディレクターチェア
前述のとおり、ヒヌマフウフさんの動画を見たおいらは、早速、色々な椅子に座ってみるべくアウトドア用品を扱う店を周回しました。
やはり、ヒヌマフウフさんの意見と同様に「ディレクターチェア型」が最も腰にやさしいことを「体で理解」することができました(笑)
そこで悩んだのが、DCMを選ぶか…Colemanにしておくか…やっぱりColemanの方がカッコいいし、ネームバリューもあるし…正直言って、機能面以外の事柄で悩みましたが、最終的には機能面を重視し、座面の堅さからDCMを選択しました。

このテーブルは、3段階に高さが調節できるテーブルで、一番高く設定しています。なんやかんやで一番楽な姿勢ですよね。

でもね、本当は、Colemanの方が見栄えがいいから、ちょっとだけ後悔もありつつ、でもDCMで満足もしつつ…という感じです(笑)

【番外編】 LOGOS エアライト1ポールシート

ちょっと変わったイスなのですが、一本足のイスです。
「LOGOS エアライト1ポールシート」のどこがいいのか…用途が限定されるイスなので説明が難しいのですが、結論から言うと「腰痛持ちの方にとっての便利アイテム」になると思います。

見てわかる通り、1本足のイスです。

使い方としては、イスを展開して、座るだけです。

こんなに小さく畳めます。
骨組みの周りに座面を巻き付けて畳んでいます。袋部分は座面と一体化しており、真面の下部に収納することができます。
骨を組み立てます。ゴム紐でつながっているので、部品を無くす心配もありません。
3本の骨組みに座面を括り付け、足を延ばせば完成です。なれると1分もかからずに組み立てられます。

ワンポール(1本足)なので、両足を地面につけた状態で座らないといけません。
座面は自転車のサドルのような形状になっており、おしりにフィットしますので、両足を地面にしっかりとつけて、心地よいポールの角度なんかを見つければ、かなり安定して座ることができます。
でも、「イスって安定した方が腰にも優しいんじゃないの?」って思う方も多いと思いますが、まさに「おっしゃる通り」です。
イスというものは、安定している方が体にも腰にも楽です。
でも、 「LOGOS エアライト1ポールシート」を使用するシチュエーションが重要なのです。
1 ちょこっと「釣り」をするとき
海辺のキャンプ場でキャンプをするとき、テントから釣り道具を持って海に向かいます。
そのときに、このワンポールチェアを持っていくと、座りながら釣りができて、すごく体が楽ですし、「当たり」が来たら、立ち上がってリールを巻く(イスはそのまま倒しておきます)のです。
持ち運びもコンパクトで軽いので、邪魔になりませんよ。
2 テーマパークなどの待ち時間
テーマパークの待ち時間って、長時間、立ったまま並びますよね。
こんなことは、普段の生活では「ほぼありえない」ことなので、足腰の負担もありますし、気持ちの負担も大きいです。
そんなときに「 LOGOS エアライト1ポールシート」があれば、手軽に「座りながら並んで待つ」ことができます。
おそらくテーマパークに遊びに行った時の疲労感は「待ち時間」にあると思うのですが、かなり疲労を軽減できると思いますので、ぜひ使ってみてください。
3 JRの自由席に座れなかったとき
おいらは、急な出張でJRを利用するときには、必ず「 LOGOS エアライト1ポールシート」をカバンに忍ばせておきます。
指定席が取れなかったときは、なんとかして自由席に座りたいので奔走するのですが、込み合っているときは座ることができず、車両の出入り口などに2時間以上も立ったままで我慢することが多々あります。
座れなかったときは、到着先で仕事をするにも、体はすでに疲れ切った状態になっているので、いい仕事ができません。
そんなときは、車両内の他に人に迷惑にならない場所で「LOGOS エアライト1ポールシート」を使用して座っているだけで、かなり疲労を軽減できます。
おいらは、この「LOGOS エアライト1ポールシート」で救われたことが何度もあります。
今や出張の時の必需品になっています。
ただし、「車両の揺れ」には十分気を付けてください。
しっかりと両足を肩幅程度に広げ、2本の脚と1本のポールの合計3脚で体を支えることを意識して座り、急な揺れにも対応できるようにして、絶対に転ばないよう十分注意してください。

使うときのシチュエーションや正しい座り方をする必要がありますが、「LOGOS エアライト1ポールシート」は、腰痛持ちのキャンパーやサラリーマンにオススメです。

アウトドアテーブルも大事

自分に合うアウトドアチェアを選ぶことができたら、次に大事になるのがアウトドアテーブルですが、これを「腰痛持ちキャンパー」視点から考察した記事がありますので、参考にご覧ください。

荷物の運び方だって大事

座っている時だけでなく、キャンプをしていると、重い荷物を運ぶようなシチュエーションが多く、やはり腰に負担がかかってしまいますが、これを少しでも軽減できるような荷物の運び方を考察してみましたので、参考までに見てください。

さいごに

これまでは、自分の腰の痛みや負担について気が付いてながらも、漫然とローチェアを使用し続けていました。
そんなおいらが、ヒヌマフウフさんの動画を見たことがきっかけで、「キャンプで椅子に座ること」という、意外と大事なことに意識を向けることができました。
今回の記事の執筆にあたって、どうしてもヒヌマフウフさんの動画を紹介したかったので、掲載の許可について打診したところ、快く了承していただけました。
ありがとうございます。
ちなみに、北海道でのキャンプをされているヒヌマフウフさんの他の動画は、とても楽しいのでオススメです。
キャンプ全般に関しても、参考になることがたくさんありますし、冬キャンプの動画は、かなり面白いので是非見てくださいね(そしてチャンネル登録も!)
ヒヌマフウフさん、ありがとうございました。
これからの活動も「ファンの一人」として、「北海道キャンパーの一人」として、楽しみにしております

では~

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