【腰痛キャンパー必見】腰にやさしいアウトドアテーブルを考える

キャンプギア
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

おいらは腰痛の専門家ではないですが、キャンプ中に腰に負担がかかるパターンとして、「座る」と「立ち上がる」動作がカギになると思っています。
そこで、「座る」と「立ち上がる」動作に最も関係するキャンプギアが「アウトドアチェア」ということで、前回の記事で、おいらにとってはDCMホーマックのディレクターチェアが最も「腰への負担が軽い椅子」として紹介させていただきました。
では、「座っている間」は、どうでしょうか?
ぼーっと座っているときもあるのですが、だいたいは「食事をする」、「お酒やコーヒーなどを飲む」、「焚火」、「本を読む」などが思い浮かぶところです。
では、そのようなシチュエーションで使う道具といえは「アウトドアテーブル」ですよね。
今回は、腰痛と「アウトドアテーブル」の関係性に着目してみたいと思います。

腰痛持ちキャンパーにとってイスに合ったテーブルを使うのは重要

腰痛持ちキャンパーにとって、どんなアウトドアテーブルが腰にやさしいのか?という疑問に対する答えは明確です。
おいらの立てた仮説から申し上げると、「体とテーブルの距離感とイスとテーブルの高低差」で決まってしまうと考えています。
では、実際に腰にやさしいアウトドアテーブルの具体的なモデルとしては、「オフィス用のデスクとオフィス用のチェア」が挙げられると思います。
もちろん個人差はあると思いますが、基本的に大抵の人が長時間座って仕事をしていても苦痛がないように設計されているのがオフィス用品なので、最適な「体とテーブルの距離感とテーブルと椅子の高低差」を考える上での「一定の基準」になるのではないかと考えています。

【おさらい】腰痛キャンパーの腰にやさしいアウトドアチェアとは

過去記事において、腰にやさしいアウトドアチェアについて考えてみました。

そこでおいらが、アウトドアチェアで「腰に負担がかかるイス」に見られる特徴について個人的見解を3つの特徴を挙げさせていただきました。
・お尻が沈むイス
・背もたれが倒れているイス
・ローチェア

そして、この3つの特徴があるアウトドアチェアには、「座る」と「立ち上がる」動作を行う際に腰への負担が大きくなるという内容でした。

座っている間の動作とアウトドアテーブルの関係性について

では、「座っている間」に「どんな動作」があるでしょうか。
先ほど述べたとおり、「食事をする」とか「お酒やコーヒーなどを飲む」、「焚火」、「本を読む」などの動作がありますが、ほかにも「スマホいぢり」、「釣り」、「おしゃべり」など意外と色々な動作をしています。
このように座りながら行う動作について、最も大切な道具は「アウトドアテーブル」と言えます。
つまり、アウトドアテーブルとアウトドアチェアの相性によって、腰にかかる負担に大きな違いが生じると考えました。
そして、仮説として述べた「体とテーブルの距離感とイスとテーブルの高低差」が大切であり、そのモデル例として「オフィス用のデスクとオフィス用のチェア」を挙げさせていただいたのですが、これを具体的においらが所有するアウトドアテーブルとアウトドアチェアを使って仮説を実証する実験してみたいと思います。
なお、実験結果については、あくまで自分流の仮説の実証結果なのですが、腰痛持ちキャンパー仲間の参考になればとの思いから記事にしております。

実験に使用するアウトドアテーブル

1 ユニフレームの焚火テーブル
ユニフレームの超有名テーブル「焚火テーブル」です。
天板が金属でできているので、熱々のダッチオーブンを直接天板の上に置けるなど、焚火周りで使用するテーブルとしては、超優秀な商品です。もちろん簡単に折りたたむことができますし、テーブルとしての作りがシッカリしているので、安定感もあります。

おいらは、焚火の際に使うテーブルとしての用途が多いですが、テント内の食事の際に利用したり、家の中でも「ちょっとテーブルが欲しい」ときに出してきて使用しています。
とにかくキャンプ中だけでなくキャンプ以外の場面においても「出番の多いキャンプギア」の一つですね。
今回の実験では、代表的な「ローテーブル」としての役割と、焚火台とおおむね同じ高さなので、「焚火台」を想定した実験を行うために使用します。

2 Colemanのハイテーブル「アルミロールテーブル」
かなり古いギアなので、現在は絶版で販売していないかもしれません。
一昔前のアウトドアテーブルの典型的な造りであるアルミ製の天板で、棒状のアルミが連結された天板で、折りたたむ際は、天板をクルクル巻いて収納します。


脚部もアルミ製ですので、重量がかなり軽く、比較的小さく収納できるのが特徴なのですが、欠点としては、天板が「まっ平」ではなく「凸凹」ができてしまうところと、高さの調節ができないところでしょうか。
我が家のキャンプシーンでは、調理台としして活用しているテーブルです。
今回の実験では、「典型的なハイテーブル」という位置づけで使用したいと思います。

3 DCM「フォールディングテーブルL」
最近購入したアウトドアテーブルです。
天板の大きさは、122㎝×61㎝なので、かなり大き目なテーブルで、高さは、54㎝、62㎝、71㎝の3段階に調節が可能です。

お手頃価格で機能的です。キャンプ以外でも十分に使えるので、いろんな意味でオススメです。

もちろん折りたたんで収納が可能なテーブルなのですが、約100㎏の天板耐荷重がある製品です。
さらに脚部分は金属製でありながら、天板はポリプロピレンの樹脂製なので、大きさの割にとても軽いので持ち運びが楽です。
ただし、天板がポリプロピレンの樹脂製ということもあり、熱に弱い性質があるため、熱々の鍋やメスティン、シェラカップなどを直接置くと熱によって変形する可能性があるので、熱を持ったものの取り扱いには十分気を付けて使用する必要があります。
とはいえ、このテーブルは、大きさのわりに軽くて丈夫な上に、価格もリーズナブルなので、かなりオススメできます。

使用感としては、このような感じです。「Lサイズ」なのですが、大人4人でもゆったりと使えるサイズです。

ちなみにおいらは、普段から自宅で「フォールディングテーブルL」を「PC作業をする机」として使用しています。
今現在も、このテーブルの上でブログを執筆しております。
ちょっと話がそれてしまいましたが、今回の実験では、高さ調節が可能なので、ハイ、ミドル、ローで使用し、特にミドルでの使用感について注目したいと思います。

4 自作テーブル
おいらは自作テーブルもキャンプで使用しています。
いずれもローテーブル仕様で、高さはユニフレームの焚火テーブルと同じくらいなので、今回の実験では使用しないことにしました。
ちなみにテーブルのDIYについては、過去記事を参考にしてください。

実験に使用するアウトドアチェア

1 Coleman イージーリフトチェア
こ20年くらい前に購入したイスで、キャンプ用というよりは、テニスをするときの試合の待ち時間や休憩時間に座るイスとして使っていました。
最近では、ベランピングの際に使っています。

今回も写真のモデルは妻のちょぴこにお願いしました。

足を延ばしてハンモックのように寝転がることができるところがポイントです。
すごく楽な姿勢で楽しめるイスなのですが、うかつに眠ってしまうと、起きたときの腰の痛みがヒドイのが難点です。
しかし、ハンモックのように使えるイスなので、手放せなくて捨てられないイスでもあります。
今回の実験では、ハイチェアの代表として使用してみます。

2 Colemanフォールディングチェア
ちょぴこと共に夫婦キャンプをするようになってから購入したイスで、ローチェアが流行っていたので、流行に乗りつつも色々と考え抜いて買ったイスです。
簡単に畳めますし、軽くて薄く畳めるので、車に積み込みやすい形状だと思います。
座り心地もかなりいいですし、満足度の高いイスでした。

折り畳みと展開は簡単で、パカっと開いて、パカっと閉じるだけです(説明になってない)

ただ、やはり長時間座っていると腰への負担が若干高めですし、やはりローチェアは立ち上がるときに脚力を上手に使うことができないので、どうしても腰の負担が増してしまいます。
しかし、お気に入りのイスなので、なんとなく腰の痛みを我慢してしようしていました。
今回の実験では、ローチェアの代表として使用してみます。

3 DCM「ディレクターチェア」
前回記事で書かせていただいたとおり、

“>ヒヌマフウフさんの動画を見たおいらは、早速、アウトドア用品を扱う店を周回し色々な椅子に座ってみました。

やはり、ヒヌマフウフさんの意見と同様に「ディレクターチェア型」が最も腰にやさしいことが「体で」分かりました。

意外にこの「サイドテーブル」が腰痛にやさしいアイテムでした。使わないときは、折りたたむことができます。

そこで悩んだのが、「DCMディレクターチェア」か、「Colemanサイドテーブルデッキチェア」で相当悩みました。
ほとんど違いはなかったのですが、おいらは微妙な座面の固さの違いからDCMディレクターチェアを選択しましたが、どちらを選んでも問題ないと思います。
今回の実験では、おいらが最も腰にやさしいと感じたイスの一つとして使用してみたいと考えています。

【結論】ベストマッチ!したアウトドアテーブルとアウトドアチェア

1 DCMディレクターチェア×DCMフォールディングテーブルL
テーブルの高さを変えてみましたが、どの高さでも腰にやさしいくて相性は抜群に良かったです。
もちろん同じメーカーの製品だからという理由ではないです。

イスについては、テーブルの高さに関係なく、前方へかがむ動作や立ち上がる動作が楽なので、テーブルに置いてあるものに手を伸ばす動作もスムーズに行える上に腰への負担が感じられなかったです。

もちろん、ハイテーブルのColemanアルミロールテーブルとの相性も抜群でした。
オフィスデスクとオフィスチェアのように、背筋が伸びて、見るからに腰にやさしい感じが見て取れます。

そもそも腰に負担がかかりにくいイスなので、「テーブルの高さに関係なく十分にイスが対応できているという関係性」ではないかとも考えられます。

2 DCMディレクターチェア×ユニフレームの焚火テーブル
一見すると、DCMのディレクターチェアとユニフレームの焚火テーブルとの相性は、高さの違いから相性が悪いように思えますが、DCMフォールディングテーブルLを一番低くして使用したにもかかわらず、腰にやさしかったことを考えると、当然にユニフレームの焚火テーブルとの相性も良いのも納得です。

予想では、あまりいい結果が出ないと考えていたのですが、思いのほか相性が良かったです。

そして、このユニフレームの焚火テーブルが焚火台だと考えると、焚火の際にも腰が楽に過ごせるということが推測できます。
「小さくて使い勝手の良いテーブル」と「軽くて折り畳みが簡単な使い勝手の良い椅子」という印象で、とても相性が良いという結果になりました。

【結論】意外と合わなかったアウトドアテーブルとアウトドアチェア

1 全ての高さのテーブルとColeman イージーリフトチェア
ハイチェアであるDCMのディレクターチェアがすべての高さのテーブルにベストマッチしたのだから、同じハイチェアであるColeman イージーリフトチェアも同じ結果が得られると思い、実験してみましたが、結論としては、どの高さのテーブルとの相性もイマイチでした。

実感としては、「お尻が沈む」と脚力が上手に使えないので、背筋と腹筋を使って上体を起こしたり寝せたりすることになるので、腰に対する負担が大きくなってしまうことから、どんなテーブルの高さだろうと、腰への負担が大きくなってしまう感じでした。
もちろん、ローテーブルとハイテーブルでは、ハイテーブルを使用した方が腰への負担は軽くなる感じがしましたが、ハイテーブルを使用したところで腰にやさしいと言えるようなレベルではなく、むしろ「ローテーブルよりはマシ」といったところです。

2 Colemanフォールディングチェア×ユニフレームの焚火テーブル
ローテーブルとローチェアの組み合わせです。
確かに高さが合っていることと、比較的お尻が沈まないチェアなので、相性が良さそうに思えるので期待していました。
結果的には、「長時間使用していると腰が痛くなる」ということでした。

悪くないんですけどね。腰さえ丈夫なら。

使い始めは、それほど悪くないですし、テーブルに置いたものをスムーズに取ったり置いたりすることができます。
それほど使い勝手も悪く感じないのですが、やはり「ちょっとトイレに行きたいな」と思って立ち上がった瞬間、「あたた… 」と腰が痛みます。
イスとテーブルの高さの相性が良ければ、座っているときの「使い勝手の良さ」は感じられるのですが、「腰への負担」は必ずしも正比例しないことが分かりました。
やはり腰痛対策には、イスの要素が最も重要なのではないかとの仮説が湧いてきました。

【結論】これは合わない!アウトドアテーブルとアウトドアチェア

Colemanフォールディングチェア×DCMフォールディングテーブルL
ダメなことは分かっていましたが、念のために、ローチェアである Colemanフォールディングチェアと、高さをMaxまで上げたDCMフォールディングテーブルLを組み合わせて使用してみました。

実験する必要はなかったと思いますが、これはヒドイ・・・。

論ずるまでもなく最悪の相性ですね。
腰への負担の問題というよりは、肩こりとか別の問題が発生しそう・・・これでは使い勝手も最悪で、テーブルの上に置いたものが見えません(笑)
良い子のキャンパーは絶対にマネをしないようにしてください。
(モデルのちょぴこは、特別な訓練を受けています。皆さんはマネをしないようにしてください。)

【結論】実験の総括 イス選びは重要、テーブルは二の次でOK」

もっともらしい仮説を立てて実験をしましたが、仮説は脆くも崩れました(笑)
腰痛キャンパーにやさしいアウトドアテーブルとアウトドアチェアの関係性に関する結論は、次の2点だと考えます。
1 「腰にやさしいイス」を使えば、テーブルの高さは、さほど問題ではない。
2 「使い勝手の良さ」と「腰への負担」は必ずしも正比例しない。

ということは、最も重要なのは「アウトドアチェア選び」ということになるのですが、腰にやさしいアウトドアチェアのオススメな選び方は、次の3点を満たすアウトドアチェアということになります(過去記事参照)。
1 できるだけお尻が沈まないイス
2 できるだけ背もたれが直角に近いイス
3 ハイチェアであること

そして、おいらが推奨するアウトドアチェアは
1 DCMディレクターチェア
2 Colemanサイドテーブルデッキチェア
ということになります(過去記事参照)。
他にもロゴスやキャプテンスタッグなどからも同スペックのアウトドアチェアが発売されていますので、探してみてください。

さいごに

一昔前のアウトドアチェアだと「ディレクターチェア型」をよく見かけることがあり、結構人気があったと思われるのですが、その後、おいらの所有するColemanやノースイーグルのアウトドアチェアのように「縦に収縮させるタイプの椅子」がアウトドアチェアの主流に変化し、現在でも安く買える折り畳み椅子としてホームセンターなどで売られています。
最近では、焚火ブームが到来したこともあり、おいらが使用しているようなColemanフォールディングチェアやヘリノックスの軽量コンパクトなローチェアが流行し、それと同時にアウトドアテーブルもかつての主流だったハイテーブルからローテーブルに主流が移行したように感じています。

現在のアウトドアギアの主流は、まだローチェアとローテーブルのペアなんだと思います。
無骨なソロキャンプをしている人のSNS写真を見ていると、ローチェアとローテーブルを使用しているか、もしくはイスを使用しない「地べたスタイル」の人もいるくらいですが、ハイテーブルとハイチェアで無骨なソロキャンプをしている人は見たことがないです(笑)
やっぱり、ハイチェアとハイテーブルってかっこ悪いんでしょうかね?
おいらも腰が丈夫だったらローチェアとローテーブルでキャンプを続けたいのです。
とにかく「ないものねだり」をしててもしょうがないので、「腰痛持ちという現実」を受け入れて、腰にやさしいキャンプギアを選択し、一生キャンプできるように腰を労わらなければいけないと思っています。
なお、今回おいらが立てた仮説は、見事に崩れましたが、腰痛持ちキャンパーの皆さんにとって少しは参考になったかな?と思っています。

では~

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