十勝ダムキャンプ場【ダムの真下の超穴場ワイルド系キャンプ場】

たかろぐ流キャンプ場情報
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

高規格キャンプ場も便利で良いんだけど、そろそろ本物の自然を感じられるキャンプ場でキャンプをしてみたい!と感じたことはありませんか?
大自然の中で生きる動植物から、少しだけ場所を借りて、その中に身をゆだねてみるようなキャンプって、「容易にできそうだけど、なかなかできない」のが現実なのではないでしょうか。

十勝ダムの真下でガチの自然が感じられるキャンプをしてみませんか

そんなキャンプが容易にできるのが、北海道の新得町屈足にある「十勝ダムキャンプ場」です。
テント泊を通じて本物の自然に身を置くようなキャンプも良いですし、デイキャンプで気軽に自然を満喫するような利用方法にもマッチする「十勝ダムキャンプ場」の情報を「たかろぐ流」にご紹介いたします。

5月中旬ですが、まだ桜がきれいに咲いていました。山間部は市街地に比べて気温が低いので注意です。
キャンプ場は、図面右下の十勝ダムの真下です。

キャンプ場基本データ

正式名称
 十勝ダムキャンプ場
所在地
 北海道上川郡新得町字屈足トムラウシ

ホームページなど
 https://www.shintoku-town.net/play/camp/camp_04.html 
 お問い合わせ先 新得町役場産業課 0156-64-0522
 ※現地の電話連絡先はありません。
料金
 無料(予約も不要)
チェックイン・アウト
 特になし
禁止事項など
 ペット同伴の利用・敷地内への車両乗り入れ

そのほかに、注意事項の書かれた看板がありましたが、倒れていました(笑)新得町さん、早期の修理をオススメします!

※詳細は、公式ホームページ等でご確認ください!

十勝ダムキャンプ場の設備

1 トイレ

ちょっと古いトイレなので、水洗ではないです。

駐車場の脇にトイレが1棟あります。
キャンプサイトからは若干ですが距離があります。
水洗トイレではないことと、ペーパーを持参する必要がありますので注意してください。

2 駐車場

利用者のみなさんは、ここに駐車していましたので、このテニスコートが駐車場なのだと思います。なお、奥に見えるのがトイレです。

比較的広めの駐車場があります。
おそらく元テニスコート(ハードコート)だったのだと思います。
テニスのラインが引かれています。
なお、テントサイトは、駐車場から若干斜面を登った先にあります。
オートサイトとしての使い方はできませんし、リアカーなどの貸し出しもありませんので、荷物の多いキャンパーは、アウトドアワゴンなどを用意しておくことをオススメします。

あえて「めちゃめちゃな積み方」をしてみました(笑)

3 東屋

この東屋は、若干古いですが、修繕した様子があります。

屋根付きの小さな東屋が1棟あり、固定されたイスとテーブルがあります。

4 炊事場

かなり古いのですが、きちんと水は出ますし、使用するに問題は感じられませんでした。

屋根付きの炊事場です。
設備は老朽化していますが、問題なく使えます。

5 その他
管理棟はありませんので、管理人さんもいません。
また、自動販売機や子供向けの遊具、BBQコーナーなどの設備はありません。
お店も新得町屈足市街地まで戻らないとならないので、食料等の装備は事前に準備しておく必要があります。

おいらが訪れたときの利用者層

デイキャンプが2組だけ
まだ、GW明けの5月だったので、若干まだ寒い時期ということもあり、宿泊のキャンパーはいませんでしたが、老夫婦1組と20台後半から30代前半の男性2人組が焼き肉を楽しんでいました。
他には、十勝ダムの見学に訪れていたのであろう観光客が2組ほど十勝ダム下のキャンプ場付近を散策していました。
あと、キャンプ地を下見に来たであろう大学生っぽい男性から声を掛けられ、「どこで予約をしたらいいんですか?」など、色々質問されたので、教えてあげました(笑)
ちなみに、ある筋の情報によると、この十勝ダムキャンプ場は、常に数組の宿泊者はいるのですが、営業期間を通じ、たくさんの利用者で込み合状況になることはほとんどないらしく、「穴場中の穴場」的なキャンプ場らしいので、キャンパーのマナーや騒音的などの心配は、他のキャンプ場から比べると心配無用な感じがします。

十勝ダムキャンプ場を利用してみて良かった点

十勝ダムからの眺めが最高
十勝ダムは、十勝川の遥か上流に位置し、洪水調節と発電を目的とした比較的規模の大きいダムで、その貯水によりできた湖が東大雪湖と呼ばれています。

十勝ダムの上から撮影した写真です。全体を映しきれないくらい大きいです。

この十勝ダムは、石を積んで作られる「ロックフィルダム」と呼ばれるダムで、キャンプ場側から見ると、石が遥か高くまで積まれている様子が見られます(とても迫力があります)。

キャンプ場側から見上げたダムの堤防です。登るのは禁止されていますが、怖くて登れる気がしません(笑)

特にオススメの時期は、紅葉の季節です。
山々がキレイに色づき、何とも言えない景色が広がります。
十勝ダムを観光するには、まず十勝ダムの本体をわたる道路の手前に「建設記念公園」がありますので、そこに車を停めることをオススメします。
「建設記念公園」には大きな記念碑があり、その後ろには、ダム全体を見渡せる公園になっています。
そして、散歩がてらダムを徒歩で横断すると、大自然の絶景に加えて吸い込まれるようなダムの迫力と高さに圧倒されます。

大きな石碑がありました。なんか「味のある文字」ですね。
ダムの上を道路が通っています。歩道もありますので、歩いて景色を見ることもできます。
東大雪橋です。映えますね!


さらに車を走らせると、東大雪湖の中にある「貴名牛神社」「東大雪橋」を見渡すことができ、この一本道を行き止まりまで進むと、秘境「国民宿舎トムラウシ温泉東大雪荘」にたどり着きます。

十勝ダムキャンプ場を利用する際に注意しておくべきこと

1 ちょっと虫が多い
ダムからの放水設備があるため、水場がちかくにあるためでしょうか?または、山々に囲まれていて完全に人里離れたキャンプ場だからでしょうか?若干、虫が多い気がします。
蚊取り線香や、虫よけスプレーなどの「虫対策」を万全に整えた方がよいです。
虫対策や蚊取り線香については、過去記事を参考にしてみてください。

2 オートキャンプができない
キャンプサイトと駐車場は、すぐ隣なのですが、キャンプサイトが、少しだけ駐車場よりも高い位置にあるため、車を横付けすることはできません。

写真左側がキャンプサイトで、右手側が通路です。通路の先には駐車場があります。

荷物の多いキャンパーの方は、アウトドアワゴンの利用をオススメします。
ちなみにおいらが使用しているのは、「Colemanアウトドアワゴン」です。

大きいトランクボックスがすっぽり入るサイズなので、使いやすいですし、コンパクトに折りたためます。

3 利用者が少ない(メリット?デメリット?)
営業期間を通じて利用者が少な目の「十勝ダムキャンプ場」です。
超穴場キャンプ場ですので、「プライベート感」を重視するキャンパーにとっては、最高のキャンプ場と言えます!

この時間は、奥の方に、おいらのテントが見える以外、誰もいませんでした。まさにプライベート感のあるキャンプ場でした。

しかし、人が少ないキャンプ場を怖いと感じる人がいるのも確かです。
そのような方には、あまり向かないキャンプ場ですので、いっそ「大勢の仲間とキャンプをする」という利用方法もアリかと思います。
4 近所に自動販売機やお店はない
管理棟もありませんし、売店や自動販売機もありません。
全て自分が持ち込んだギアと食材で勝負するキャンプ場だと思っていただいていいです。
忘れ物がないように、出発前に十分な確認をおこなうことと、食料の確保を万全に行うことをオススメします。
5 ゴミや食料の管理に注意
地下地ダムキャンプ場は、人里離れた山の中のキャンプ場になります。
むしろ、野生動物のフィールドに人間が間借りしてキャンプをする状況だと思ってください。
特に夜間は、野生動物が訪れることが多いと思われますので、食料や生ごみなどは、車の中に入れておくなど適切に管理するようにしてください。

キャンプ場の周囲は、ダム関係施設以外、山しかありません。見渡す限り、山、山、山、ある意味、最高のロケーションです。

ぜひ立ち寄ってほしい観光ポイント

新得町屈足地区やトムラウシ地区は、ワイルドな自然と良質なお湯が沸く温泉場として有名です。
キャンプの際には、ぜひとも温泉に浸かってみてください。
かならず満足のいく温泉ですのでオススメしますよ。

1 国民宿舎トムラウシ温泉東大雪荘
十勝ダムの建設記念碑公園をさらに山側に進み、通行止めになるまで進み切った先にあるのが「国民宿舎トムラウシ温泉東大雪荘」です。
この通称「トムラウシ温泉」は、道東十勝の代表的な人気温泉宿で、まさに「秘境」と呼ぶにふさわしい温泉です。
「こんな山奥によくこんな大きな建物を建設したなぁ」と思うくらい立派な建物で、温泉施設も充実しています。
ゆったりと露天風呂に浸かりながら、静かに自然を満喫するのがオススメの入浴です。

2 くったり温泉レイクイン
十勝ダムの下流にある「くったり湖」にあるのが「くったり温泉レイクイン」です。
比較的新しい施設で、温泉は当然に天然温泉です。
広い内湯にサウナやジャグジーがあるなど施設が充実しているのですが、やはり眺望がすばらしい露天風呂が1番のオススメです。
日帰り入浴は、大人600円で楽しめます。

3 オソウシ温泉鹿乃湯荘
おそらく位置的には十勝ダムキャンプ場から最も近い温泉だと思われます。
十勝川支流オソウシ川沿いの原生林の中にある一軒宿で、強烈なレトロ感を出しているまさに「秘境の宿」です。
ここのお湯も強烈なお湯ですので、絶対に満足できるお湯ですし、内湯も露天風呂も最高に気持ちがいいです。
特に「古い温泉宿の温泉」が好きな人(おいら)には、たまらない感動がある温泉です。
日帰り入浴は、大人600円です。

新得町は「そばの街」 
新得町と言えば、そばの名産地として全国的にも有名です。
毎年9月下旬には「しんとく新そば祭り」が開催され、新得町の名店のそばを食べ歩くことができます。
おいらは、過去何度も「しんとく新そば祭り」を訪れているのですが、各店舗でそばの打ち方に大きな違いがあり、それを眺めながら食べるそばは、何とも言えないおいしさがあり、病みつきになるたのしさがあります。
ちなみに、真夏のキャンプで「ざるそば」なんていかがでしょうか。
簡単に作れて、つめたくて美味しい新得そばの「ざるそば」をお昼のキャンプ飯にツルっと頂くなんて最高ですね。

【結論】十勝ダムキャンプ場は、こんなキャンパーにオススメしたい

1 静かに過ごしたいソロキャンパーや野営ソロキャンパー
営業期間を通じて込み合うことがあまりないキャンプ場ですので、のんびり静かに過ごすことができます。
また、温泉も温泉も楽しむことができますので、「野営ソロまではちょっと踏み込めない」ソロキャンパーにちょうどいいキャンプ場だと思いますし、野営ソロキャンパーであっても、「ガチなワイルド感」が強いキャンプ場なので、かなり満足できると思います。
2 北海道らしい自然を楽しみたいライダー
夜間は街灯などの照明が付かないことから、特に夜間は「野生動物の時間」となります。
北海道の中心に近い山深い位置のキャンプ場ですので、北海道らしいワイルドな自然環境を満喫できるキャンプ場でありながら、芝や水道などの設備が整っているキャンプ場ですので、ガチの自然を満喫したい「本州勢のライダー」には、ぜひともオススメしたいキャンプ場です。
3 登山や釣りの拠点としてのキャンプ
十勝川上流は、ニジマス、アメマス、イトウ、オショロコマが狙える釣り場で、多くの釣りマニアが訪れる人気スポットです。
泊りがけで釣りを楽しむときには、この十勝ダムキャンプ場は、とても便利な位置にありますし、泊りではなくても、釣りがてらのデイキャンプとしての利用方法もありますし、休憩や食事の際に利用するという方法で活用するのもアリですね。

【結論】十勝ダムキャンプ場は、こんなキャンパーにはオススメできない

1 ファミリーキャンパー
夜間照明がないキャンプ場であることや、サイトからトイレが少し離れていることを考えると、小さな子供連れのキャンパーには不向きかと思います。
お子さんが大きくなって、キャンプスキルを身に着けた時が十勝ダムキャンプ場デビューかなと思います。
ただし、デイキャンプに関しては、すごくオススメできるキャンプ場です。
好きな時間に来て、好きな時間に帰ることが可能ですし、きれいに管理された芝生の上で、自由に食事や自然を楽しむことができます。
2 夫婦などのデュオキャンパー
夫婦キャンプやデュオキャンプについても、ファミリーキャンパーと同様に、夜間照明がないことが女性にとっては大きなハードルになりますので、あまりオススメできません。
ですが、デイキャンプについてはかなりオススメできます。
そしてデイキャンプついでに十勝ダムやトムラウシ方面のドライブデートもできますよ。
ドライブするなら紅葉時期がオススメです(紅葉の開始時期が市街地よりもかなり早いので注意しましょう)

さいごに

巨大な「十勝ダム」を下から見上げるキャンプ場です。
なかなかの迫力がありますし、逆に十勝ダムからキャンプ場を見下ろすと、キャンプ場が小さく見えるので、ダムの大きさや高さを強く感じることができます。

ダムの上から望遠で撮影した「十勝ダムキャンプ場」です。

そして、山々に囲まれたキャンプ場なので、初心者の方や女性は「ここで泊まるのはちょっと怖い」と思うかもしれません。
たしかに管理されたキャンプ場でありながら、強烈な自然を感じられるキャンプ場って、意外と少ないので、ハードルは高いと思います。
でも、キャンプに慣れてくると、こういった強烈な自然を感じたくなってきて、十勝ダムキャンプ場のようなキャンプ場を心が求めてしまうのです。
野営キャンパーが、「野営」にこだわってキャンプをする気持ちに通じるものがあるのかもしれません。
おいらは、諸事情から野営キャンプはしないようにしているのですが、この十勝ダムキャンプ場なら、管理キャンプ場でありながら野営感覚に近いキャンプができるところが最大の魅力かもしれませんね。

では~

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