[2021年運営内容変更]札内川園地キャンプ場【国定公園内の大自然を満喫するワイルドなキャンプはいかがですか】

たかろぐ流キャンプ場情報
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

今回ご紹介するキャンプ場は「札内川園地キャンプ場」です。

日高山脈襟裳国定公園内のワイルドなキャンプ場で雄大な自然を満喫しませんか

このキャンプ場の最大の特徴は、「日高山脈襟裳国定公園内」にあることです。
登山口にもなっているので、まさに「日高山脈のふもと」といえる場所で、ワイルドなキャンプが大好きなキャンパーにとっては最高のひと時を過ごせると思います。
おいらは2020年7月にお世話になりました。
そのときの「夫婦キャンプ紀行」の過去記事はこちらです。

それでは、「札内川園地キャンプ場」について、たかろぐ流にご紹介させていただきます。

※これまで無料・区画なしで運営されていたテントサイトが、2021年から有料・区画制・事前予約制となったことを受け、記事を更新しました。その詳細については、「札内川園地キャンプ場公式HP」をご確認ください。

札内川園地キャンプ場基本データ

正式名称
 札内川園地キャンプ場
所在地
 北海道河西郡中札内村南札内713

公式ホームページ
 https://satsunaigawacamp.com/
料金
 トレーラーハウス「住箱」 10,800円~
  ※宿泊人数に応じて料金が加算されます。
 バンガロー 5,800円~
  ※宿泊人数に応じて料金が加算されます。
 テントサイト
  Aサイト(1区画10m×10m)川沿いのサイト  1800円~
  Bサイト(1区画10m×10m)林に近いサイト  1600円~
  Cサイト(1区画10m×20m)広々としたサイト 1300円~
  ※宿泊人数に応じて料金が加算されます。
チェックイン・アウト
 トレーラーハウス「住箱」 チェックイン13:00~ チェックアウト10:00
 バンガロー チェックイン15:00~ チェックアウト10:00
 各テントサイト チェックイン12:00~ チェックアウト11:00
禁止事項など
 直火の焚火

札内川園地キャンプ場の特徴

1 日高山脈山岳センター(キャンプ受付)
とてもきれいな施設で、キャンプ場の管理棟を兼ねています
気さくでやさしいスタッフが迎え入れてくれますよ。
受付の隣には売店コーナーがあるのですが、中札内村の特産品である鶏肉や野菜の販売があるほか、キャンプ道具や消耗品などの販売もしており、商品のラインナップがかなり充実しています。
そのほか、キャンプギアの貸し出しの受付や、日高山脈山岳センター(管理棟)内にあるシャワー室の予約受付も行っています。
シャワー室を利用する人は、できるだけ早めに予約しておきましょう。

2 日高山脈の大自然を学ぶ資料展示室
日高山脈の大自然や地形、登山の歴史等を学べる展示施設で、日高山脈山岳センター内にあります(受付のすぐ脇にあり、無料で見学できます)
おいらが特に気になったのが「ヒグマの被害」に関する情報や当時の新聞記事などです。
やはり人間の食べ物の味を知ったヒグマは、人間を恐れなくなるのでしょうか?
「ヒグマと人間の共存」ということを考えると、キャンパーは、絶対に食材や生ごみを野生動物の手に届くところに保管してはいけないと思います。
身を守るためだけでなく、ヒグマなどの野生動物を守ることにもなるんですね。
この「日高山脈の大自然を学ぶ資料展示室」って、登山家だけでなくキャンパーとしても勉強になりますよ。

3 テントサイト
テントサイト内は、車の進入がOKなので、オートサイトとして使用することができます。
なお、テントサイト内を車で走行する際には、周囲に小さな子供が遊んでいる場合もありますので、十分に気を付けて運転してください。

自動車は、ダート道っぽくなっている部分を通行してください、ということだと思います。

テントサイト内は、荒い砂利に草が生えた感じのサイトになっており、「ダートのサイト」だと思っていた方がいいです。
そのため、テントを張る際は、プラスチック製やアルミ製のペグは役に立ちません。
必ず丈夫な鋳造ペグを用意しましょう

それから、地面がごつごつしていますので、コットがあると快適に眠れると思います。
テントサイト全体の敷地が広く、その中で2021年からAサイト、Bサイト、Cサイトの3つに区分けされましたが、どのサイトを選べばよいのか迷ってしまうところですが、オススメは、川が見えるAサイトです。

川側からみたキャンプ場です。テントが張られている場所付近がおいらのオススメです。
Aサイトなら、「川の流れを眺めながらコーヒーを飲む」なんてことができますね。

Aサイトは、炊事場やトイレにも比較的近いですし、川のせせらぎも心地よく、とても環境がいいと思います。
ただ、人気があるのか、すぐに埋まってしまいそうですので気を付けた方がいいです。
その点、逆にBサイトやCサイトの方だと、人も比較的少なくて静かで快適だと思います。

4 トレーラーハウス「住箱」
言わずと知れたsnowpeakの住箱が3棟あります。
スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドにある住箱と違って、室内に水道の設備があるので、こちらの住箱の方が設備が良いのかないと思います。
ちなみに、住箱が設置されているエリアは、他のエリアとは雰囲気が違い、芝生がきれいに管理されており、ずいぶんおしゃれな空間になっています。
さすがsnowpeakといったところでしょうか。

5 バンガロー
フリーサイト側からつり橋を渡ったところにあります。
林間サイト風になっていて、フリーサイトと比べるとトイレなどの設備が格段に整っている感じがします。
おいら的には、バンガローがあるエリアが一番心地よく過ごせる環境なんじゃないかと感じました。

おいらが訪れたときの利用者層

1 ファミリー
普通のキャンプ場は、比較的ファミリーキャンパーの割合が高いのですが、札内川園地キャンプ場は、割合的に若干低めだと感じます。
だけど、やはりキャンプの主役は子供たちです。
走り回って遊んでいましたよ。
知らない子供なのですが、わざわざ捕まえた虫をおいらに見せに来たり、かくれんぼで見つからない場所はどこか聞かれたり、自由な子供が見れて面白かったです。

画面中央の赤い屋根がトイレで、右手側の赤い屋根が炊事場です。

2 ライダー・ソロキャンパー
以前は、テントサイトが無料だったこともあり、ライダーやソロキャンパーが最も多かった印象ですが、2021年から有料化されたことで、今後はライダーやソロキャンパーの人気に変動が起きそうですね。

3 若者
数組のヤカラ風の若者がグルキャンをしていました。
ちょっとうるさかったです。
ですが彼らも分かっているんですよね。
サイトの奥の端っこに陣取っていて、できるだけ迷惑をかけないようにしていましたね。
実は、結構いい人なのかもしれません(笑)

4 キャンピングカーのキャンパー
キャンピングカーを利用した長期滞在型キャンパーも結構いました。
キャンピングカーのキャンパー同士で情報交換をしている様子がよく見られました。
実際においらのテントの両隣はキャンピングカーのキャンパーさんでした。
気さくに声をかけてくれましたよ。

画面左のキャンピングカーがおいらのテントのお隣さんでした。

利用して良かった点

1 キャンプといえば大自然
キャンプ場の周りは、手つかずの大自然が待っています。
まさに「本物の自然」というものを感じることができます。
おいらはやらないのですが、ここを拠点として「登山」をされる方が多いです。
山に登ったら、きれいな景色が見られるんだろうな~。

2 意外と設備が整っている
札内川園地キャンプ場に到着するまでは、「ガチなワイルド系キャンプ場」だと思っていたのですが、意外にテニスコートとかパークゴルフ場木製遊具スモークハウスもあります。
テニスコートはちょっと施設的に古いかなと思いますが、十分遊べるレベルです。

3 snowpeakとの提携
snowpeakといえば「住箱」ですが、札内川園地キャンプ場にも3棟あるんです。
札内川園地キャンプ場とsnowpeakは提携関係にあることから、「住箱」だけでなく、snowpeak製のキャンプギアのレンタルにも力を入れているようで、手ぶらでお手軽キャンプ
「テントレンタルセット」なるプラン(20,800円~)があり、ほとんどのテントからBBQに至るまでほとんどのギアがレンタルでき、初心者に最適ですね。
ちなみに十勝には、snowpeakと提携しているキャンプ場は、帯広市の「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」さんです。
snowpeak十勝ポロシリキャンプフィールドにある住箱の様子は、別記事や妻ちょぴこのYouTubeチャンネル「ちょぴこの北の暮らしチャンネル」の動画を参考にしてください。

札内川園地キャンプ場を利用する際には気を付けた方がよい点

1 近くにお店は全くありません
すごくワイルドな場所なので当然なのですが、近所にお店はありません。
必ず食料を調達してからキャンプ場に行くことをオススメします。

2 ヒグマの情報に注意
ヒグマの情報は、きちんと頭に入れておきましょう。
管理棟の山岳センターには、ヒグマなどの情報が貼り出されています
心配な時は、スタッフに聞いてみるといいと思います。
これは、どこのキャンプ場にでも言えることなのですが、食材や生ごみの管理には十分気を付けましょう。
生ごみの放置や食材の放置は、確実に小型の野生動物に狙われますし、ヒグマなどの野生動物の標的になる可能性があります。
「生ごみの放置や食材の放置は、ダメ!絶対にダメ!」

改善してほしいところ

やはり、テントサイトの芝生化をお願いしたいところです。
芝生化によって、テントサイトの利用のしやすさが相当向上すると思います。

芝生のあたりを見てもらえるとわかると思いますが、かなり石がごつごつしています。
ペグを打つと、2回に1回は地下にある大きな石に当たっているような感じがします。

次に行ったらやってみたいこと

1 渓流釣り
キャンプ場の脇を流れる川で渓流釣りをしたいですね。
釣ったヤマベやニジマスを焚火で焼いてワイルドに食べたいです。

もうちょっと上流か下流に行ったら釣れそうです。

2 バンガロー泊がしたい
バンガローのあるエリアの環境がステキでした。
残念ながら、このエリアにテントを張ることができないので、テント泊の人は利用できないんです。
次は、バンガローでのんびりするぞ!

ぜひ立ち寄ってほしい観光ポイント

1 ピョウタンの滝
札内川園地の入口にある橋のすぐ近くにある滝で、約10メートルほどの落差があります。
もともとは昭和29年に作られた発電ダムだったのですが、完成後まもなく川が氾濫し、ダムは埋没し、滝になってしまったそうです。
夏場は、滝の水しぶきが気持ちよく、秋になると紅葉がきれいです。
札内川園地キャンプ場のすぐ近く(というか敷地内かも?)なので、ぜひ散歩がてら見に行ってください。

2 道の駅「なかさつない」【オススメ】
【北海道河西郡中札内村大通南7丁目14番地】
道の駅「なかさつない」にある物産直売所は、新鮮野菜や特産品などを買うことができます。
札内川園地キャンプ場に向かう道中、ここより先にお店はないので、道の駅「なかさつない」かJA中札内新農畜産物直売所で、きっちり仕入れておきましょう。
道の駅「なかさつない」で販売している食材の品ぞろえがかなり豊富ですし、特産品も豊富に取り扱っています。
ほかにも、カフェや食事処も豊富にありますし、開拓記念館で開拓時代の北海道の様子をお勉強したり豆資料館(ビーンズ邸)で中札内村の特産品の一つである豆に関するお勉強をすることもできます。

3 JA中札内新農畜産物直売所【オススメ】
【北海道河西郡中札内村西1条北8丁目】
ここでは、産直価格で中札内村の特産品を購入することができます。
必ず買ってほしいのは「枝豆」です。
すごく豆のいい匂いがして、口の中にも「豆の味」が広がります。
もうそこらの枝豆じゃ、満足できなくなくなりますよ。
それから、中札内村の特産品である「田舎どり」もキャンプで使える食材でありながら、とてもクオリティーの高い鶏肉なのでオススメです。
(帯広市内の有名焼き鳥店のほとんどが中札内産の鶏肉を使っているそうです)
そのほかにもジンギスカンなどもありますので、ぜひ食材を仕入れてみてください。

4 絶対オススメの特産品
中札内村は、地鶏と豆などの生産が盛んな村です。
その中で、キャンプで使える特産品をご紹介します。
道の駅なかさつないやJA中札内村新農畜産物直売所でも購入できます。
中札内地鶏「田舎どり」
中札内地鶏は、地元では有名なブランド鶏肉なんです。
十勝管内のスーパーなら普通に入手可能です。
日高山脈山岳センターの売店でも売っていましたよ。
おいらは、田舎どりのつくねを買いました(笑)

えだまめ
中札内産のえだまめは、十勝管内のスーパーでは当たり前に主力商品として販売されていますので、十勝の人は普通に食べています。
豆の味が濃くて、すごくおいしいですよ。

【結論】札内川園地キャンプ場は、こんなキャンパーにオススメしたい

1 ライダーやソロキャンパー
やはり、まずオススメしたいのがライダーとソロキャンパーです。
その理由としては、「テントサイトが無料だった」ということでしたが、2021年から有料化され、その金額も一泊1300円~ということで、あまり金銭的なメリットは無くなってしまいました。しかし、この大自然の中でのソロキャンをするのは醍醐味だと思いますので、そのような観点からは、まだまだ魅力があると思いますのでオススメできます。

2 登山目的でのキャンプ
日高山脈の登山を目指す人にとっては、ベースとなるキャンプ場なのではないでしょうか。
おいらは登山をやらないので詳しいことは分からないのですが、登山目的のキャンパーをたくさん見かけました。

3 ファミリーキャンパー
住箱やバンガローを利用したファミリーキャンプもオススメできます。
住箱は、おしゃれにキャンプしつつもワイルドな自然も満喫できる環境ですし、バンガローについては、バンガローがあるエリアが、札内川園地キャンプ場の敷地内で最も「いい位置」にあると思います。
こんな最高の立地のバンガローでキャンプできるんですから、オススメしない訳にはいきませんよね(笑)

【結論】札内川園地キャンプ場は、こんなキャンパーにはオススメできない

キャンプサイトが区画分けされていたり、柔らかい芝生のテントサイトなど、環境が整備されていてリゾート感を味わえるようなキャンプ場が好きなキャンパーには向かないかもしれません。
さらに、札内川園地キャンプ場は、「本気の自然」なるものを味わえるキャンプ場なので、人によっては「暗い森が怖い」とか感じる人もいるかと思います。
そんな方には、ここから比較的近いキャンプ場だと「さらべつカントリーパーク」をオススメします。

しかし、おいらの本音としては、そんな人こそあえて札内川園地キャンプ場のようなワイルドなキャンプ場を利用してみてほしいなぁと思っています。
すごく「キャンプの幅」が広がると思いますよ。

さいごに

札内川園地キャンプ場は、知る人ぞ知るキャンプ場で、穴場的存在だったのですが、ずいぶん人気が出てきているようです。
理由はわかりませんが、もしかしたらsnowpeakのブランド力なのかもしれませんね。

この日はあいにくの天気でしたが、のんびり過ごしました。

では~

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