「燻だし」で簡単&失敗なしの旨い燻製を味わう

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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

みなさんキャンプで燻製を作っていますか?
おいらは、お酒のおつまみにもなるスモーク料理が大好きなのですが、ちょっと手間がかかるなと思っていました。

キャンプで「燻製」してますか?

そんなある日、アウトドアショップで購入したソミュール液の「燻だし」を使ってみたのですが、これがとても美味しく、事前の準備も楽でした。

こんなに簡単でお手軽に燻製を楽しむことができたので、ぜひ皆さんにオススメしたいということで、今回は「燻だし」ご紹介いたします。

「燻だし」で簡単に塩漬けできる

そもそも「燻だし」とは、燻製を作る上で必要になる「ソミュール液」なのです。

1 そもそもソミュール液って何?
燻製にする食材の余分な水分や臭みの成分を取り除き、同時に味付けも行うための液なのです。

2 一般的なソミュール液の作り方
基本的には塩水がベースになっている液体で、塩以外にスパイスやハーブが入っていて、酒や水で煮立てて作ります。

3 一般的なソミュール液の使い方
ソミュール液に食材を漬けこんで使います。
食材にもよりますが、数日漬けこむ場合もあります。
ソミュール液とは、このようなもので、実際に作ってみると難しいもので、自分好みの味を出そうと思うと、ある程度の経験が必要になります。

4 「燻だし」を使うと・・・

これ、すごくいいですよ(リピ確定)

この「燻だし」は、濃縮タイプのソミュール液で、スパイスやハーブ以外にも昆布や鰹節の出汁がたくさん使われていており、プロの燻製師監修のもと作られていることもあり、味が抜群に良くなるのが特徴なのです。
また、自分でソミュール液を作るときは、食材に合わせた塩分濃度やスパイスなどを調整しないと行けませんが、この「燻だし」ならば、食材を選ばず、確実においしく作れるので、とても楽ちんです。

「燻だし」を使うと面倒な手間が省ける

通常、燻製を作るときは、次のような5つの手順が必要になります。
1 ソミュール液を作る
2 食材をソミュール液につける(塩漬け)
3 塩抜きする
4 乾燥させる(風乾)
5 燻煙する

ところが「燻だし」を使うことで、次の3つの手順だけで簡単に燻製が作れます
1 食材を「燻だし」に漬ける
2 キッチンペーパーで水分をふき取る
3 燻煙する

このように、たった3つの手順だけで、おいしい燻製が出来上がるのです。
つまり、ソミュール液を作る工程塩抜き風乾(乾燥)手順を省くことができるので、キャンプ前に行う燻製の準備を軽減できるのです。

「燻だし」の使い方

では、実際の使い方です。
「燻だし」は、6倍に濃縮されているので、「燻だし1:水5」の分量で希釈します。
そして、食材を入れたビニール袋に希釈した「燻だし」を入れます(おいらは「アイラップ」を愛用しています)。

食材が「燻だし」にしっかり漬かる程度入れたら、袋を縛って冷蔵庫に入れておきます。
漬け込む時間は、食材によって違いがあります。
例えば、玉子は1時間半、生ホタテや手羽先は3時間でOKとなっていて、かなり漬け込み時間が短縮されています。
なお、その他の食材の漬け込み時間は、こちらの公式HPを参考にしてください。
漬け込み時間が完了したら、食材を取り出して、キッチンペーパーで水分をしっかりふき取るだけで準備は完了です。
そのため、塩抜きや風乾は一切不要です。
あとは、お好みのスモークチップで燻煙(スモーク)するだけなのです。

【半熟卵】実際に「燻だし」使って燻製の下準備をしてみた

1 玉子を茹でる
鍋でお湯を沸かし、沸騰したら玉子を優しく入れます。
このとき、箸で玉子を転がしていると、黄身が玉子の中央にくるので、見栄えが良くなります。

冷えた状態の卵を投入してしまったので、ちょっと殻にひびが入ってしまいました。
室温に近づけてから茹でるのをオススメします。

2 玉子を冷やす
おおよそ6分たったら、氷水に漬けます。

氷をたくさんいれたのですが、撮影にもたついていたら、かなり溶けてしまいました。

3 玉子の殻を剥く
殻をむいて、ビニール袋に入れます。

黄身が下に落ちでしまっているのがありますが、これも愛嬌です(笑)

4 「燻だし」に漬け込む
希釈した「燻だし」をビニール袋に入れます。
玉子全体がしっかり漬かる程度に「燻だし」を入れてビニール袋の口を縛ります。

5 1時間半ほど漬け込む
冷蔵庫内で、1時間半程度漬け込みます。
なお、漬け込み時間は、お好みで調整してもいいと思います。

6 水分をとる
キッチンペーパーで玉子を拭いて、水分をとって完了です。
※このときの希釈した「燻だし」を再利用するのは衛生上好ましくないそうなので、一度使用した「燻だし」は必ず捨ててください。

【手羽元】実際に「燻だし」使って燻製の下準備をしてみた

1 手羽もとに紐をつける
燻煙(スモーク)するときに、燻煙器の中で吊るして燻煙する場合は、紐をつけておくと便利です。
吊るさずに燻煙する場合は不要です。

2 「燻だし」に漬け込む
ビニール袋に手羽元を入れ、そこに希釈した「燻だし」を入れます。
手羽元全体がしっかり漬かる程度に「燻だし」を入れてビニール袋の口を縛ります。

3 6時間ほど漬け込む
冷蔵庫内で3時間以上漬け込みました。
なお、漬け込み時間は、お好みで調整してもいいと思います。

4 水分をとる
キッチンペーパーで手羽元を拭き、水分をとって完了です。
※このときの希釈した「燻だし」を再利用するのは衛生上好ましくないそうなので、一度使用した「燻だし」は必ず捨ててください。

【スペアリブ】実際に「燻だし」使って燻製の下準備をしてみた

1 スペアリブに紐をつける
燻煙(スモーク)するときに、燻煙器の中で吊るして燻煙する場合は、紐をつけておくと便利です。
吊るさずに燻煙する場合は不要です。

2 「燻だし」に漬け込む
ビニール袋にスペアリブを入れ、そこに希釈した「燻だし」を入れます。
スペアリブ全体がしっかり漬かる程度に「燻だし」を入れてビニール袋の口を縛ります。

3 6時間ほど漬け込む
スペアリブの場合、公式での漬け込み時間が示されていませんが、おいらの場合、冷蔵庫内で6時間以上漬け込みました。
なお、漬け込み時間は、お好みで調整してもいいと思います。

4 水分をとる
キッチンペーパーでスペアリブを拭き、水分をとって完了です。
※このときの希釈した「燻だし」を再利用するのは衛生上好ましくないそうなので、一度使用した「燻だし」は必ず捨ててください。

【鮭ハラス】実際に「燻だし」使って燻製の下準備をしてみた

1 鮭のハラスに紐をつける
燻煙(スモーク)するときに、燻煙器の中で吊るして燻煙する場合は、紐をつけておくと便利です。
吊るさずに燻煙する場合は不要です。

2 「燻だし」に漬け込む
ビニール袋に鮭のハラスを入れ、そこに希釈した「燻だし」を入れます。
鮭のハラス全体がしっかり漬かる程度に「燻だし」を入れてビニール袋の口を縛ります。

これまた半額シールが!
でも、燻製だと美味しく仕上がりますよ。

3 3時間ほど漬け込む
鮭のハラスの場合、公式での漬け込み時間が明確に示されていませんが、生鮭の場合は3時間とさ示されているので、これを目安に冷蔵庫内で漬け込みます。
なお、漬け込み時間は、お好みで調整してもいいと思います。

4 水分をとる
キッチンペーパーで鮭のハラスを拭き、水分をとって完了です。
※このときの希釈した「燻だし」を再利用するのは衛生上好ましくないそうなので、一度使用した「燻だし」は必ず捨ててください。

燻煙(スモーク)してみた

キャンプ場に到着したら、燻煙(スモーク)の準備です。

1 燻煙器のセッティング
おいらはCAPTAIN STAGのフェルト スモーカーセット(円筒型)の燻煙器を使用しています。
他にも段ボール製の燻煙器やメスティンを使用する方法や、ダッチオーブンを使用する方法などもありますが、どのような方法でもおいしく作れますよ。

2 スモークウッドに着火
おいらは、ブロック型のスモークウッドで、「さくら」と「りんご」の木を使用したものの2種類を使用しました。
少し高温でスモークしたかったので、ブロックの両端に着火しました。ちなみにチップ型になっているスモークチップを使用すると、高温での調理がしやすく、短時間で美味しく作れますよ。

3 食材を燻煙器に入れる
食材を燻煙器に入れ、蓋をします。

燻煙時間については、燻煙器内の温度にも寄りますので一概には言えませんが、時々様子を見てみながら調整してください。
仮に中まで火が通っていなかった場合は、炭火でちょっと炙って火を通してもいいと思います。

肝心の味は…最高に旨かった!

結論としては、どれも美味しかったです。
1半熟卵

半熟たまごは、燻製時間が短かったかもしれません。
でも、意外とちゃんと燻されていて、すごく美味しかったです

半熟卵は、燻煙された香りに、トロっとした黄身がマッチして美味しかったです。
ただ「燻だし」の味は、薄味だったので、漬け込み時間を長めにした方が、もっと美味しかったかもしれません。

2 手羽元

美味しかったのですが、作り過ぎたのでタッパーに入れて持ち帰りました。
右隣には、塩サバの燻製がいます(笑)

手羽元も表面のカリッとした食感と中のジューシーなお肉が絶妙でした。
「燻だし」による味付けも漬け込み時間が良かったのか、ちょうどよい味が出ていました。

3 スペアリブ

火加減もちょうどよく、絶妙に旨かったです。

スペアリブに関しては、プロが作った味に近いような完璧な出来栄えでした。
今回作った燻製の中で最もおいしく感じられました。
「燻だし」による味付けと、燻製の香りがマッチしていただけではなく、「燻だし」と肉の相性も良かったのだと思います。

4 鮭のハラス

見るからに旨そうですね!

鮭のハラスも美味しかったです。
少し「しょっぱさ」を感じたのですが、その理由は、おそらくスーパーで売られている段階で薄塩が施されていたのだと思います。
「燻だし」に漬け込む前に、鮭のハラスを水洗いするか、漬け込み時間を短めにしておけば、より美味しかったかなと思いました。
でも、この「しょっぱさ」は、ご飯と一緒に食べたときに、すごく美味しかったです。
鮭のハラスから出るアブラと燻製の香りがマッチしていましたよ。

試食の様子はYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」で公開中

おいらの妻が運営するYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」で、試作した燻製の試食の様子が見れます。

今回試作した半熟卵、手羽元、スペアリブ、鮭のハラス以外にも、チーズなどの定番の食材を利用した燻製から、餃子やバナナなどの変わり種の燻製も作っています。
ぜひ、キャンプ飯の参考にしてみてください。

さいごに

「燻だし」を調べてみたら、現在、品薄状態が続いているようですね。
DELBEさんのオンラインショップを利用するのが確実化と思います。
また、アウトドアショップに足を運んでみると、意外と売ってたりするので、探してみるのも楽しいですね。
ちなみに、おいらが初めて燻製にチャレンジしたときは、段ボールと100均の焼き網を使って、手作りの燻製器を作りました。
それがきっかけで、すっかり燻製にハマりました。
燻製未経験の方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

では~

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