パセコWKH-3100Sの熱効率をUP【反射板の取付DIY】

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「冬はテントが濡れるのがイヤ!乾かすのが大変!」という理由で冬キャンプには消極的な我が家でしたが、今シーズンから「冬キャンプに積極的に行く!」という方針に転換いたしました。
どういう心境の変化なのか…はさておき、妻のちょぴこと意見が一致しての方針転換となりました。

冬のキャンプに向けた準備はしてますか?

おいらは、冬キャンプの経験が全くないという訳ではないのですが、「雪中キャンプ」については、全く経験はありません。
ましてや北海道の真冬のキャンプですから、準備と計画は念入りに行っておきたいということで、まず手始めに、灯油ストーブを購入するところから始めました。
やはり、北海道での冬キャンプは、ハイパワーな暖房が必要ですからね。

今シーズンからパセコWKH-3100Sを導入

どんなストーブを買おうか…しかし、人気ブランドのトヨトミ、フジカ、アルパカストーブ、スノーピークなどは、春に購入予約しても冬までに間に合わないこともあるとか…。
とても入手困難な状況が続いているので、今期の冬キャンプはお預けかも…とネガティブ思考が頭をよぎりますが・・・しかーし

そんな中、パセコWKH-3100Sなら、すぐに手に入ることが判明!
しかも、他社製品に見劣りしないスペック、というより他社よりも高性能ではありませんか!
しかも、2万円を切るコスパの良さ!
ということで、さっそく購入いたしました。

【ちょぴこの北の暮らしチャンネル】で動画が見れます

パセコWKH-3100Sの紹介動画については、妻のYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」で公開しております。
パセコWKH-3100Sにぴったりのケースとして使用できる「QUICKCAMPトラッシュボックス」「灯油ストーブファン」のご紹介もしています。
また、一酸化中毒を起こさないために毎年使用している「DOD一酸化炭素チェッカー2」のご紹介もしています。
是非ご覧ください。

対流式のストーブの欠点を確認

キャンプで使える石油ストーブと言ったら、対流式と輻射式、どちらにしようか迷う方も多いと思います。
おいらは、対流式のパセコを選びましたが、反射式のストーブのメリットやデメリットを考え、かなり迷いました。

1対流式のメリットデメリット
対流式のストーブは、主に円筒の形をしたものが多く、部屋全体を広範囲に温めるような使い方をされます。
そのため、テントの中央に設置して、テント内全体をまんべんなく温める使い方がベストです。
しかし、熱は常に上に向かって上がっていくので、足元が温まりにくいという欠点があります。
書か右派、反射式よりもやや高価なものが多く、サイズも若干大きなものが多いです。

2 輻射式のメリットデメリット
熱源の周りに反射板が設置されており、この輻射熱を利用してストーブの前方を温めることができます。
そのため、テントの前に座っていると、とても暖かく感じられることから、少人数での利用や小型のテントでの使用に適しています。
その反面、大きいテントだと全体を温めるのに時間がかかるのが欠点です。
比較的安価で四角い形状をしているので、車に積みやすいのが特徴です。

対流式の欠点をカバーする反射板をDIY

おいらは、夫婦2人でキャンプをするので、本来であれば少人数での利用に適した反射式ストーブの方がニーズに合っているのではないかと思われますが、今年はあえて大型テントの「Colemanタフスクリーン2ルームハウス+」を使用して冬キャンプに挑みたいと考えているので、実際のニーズは対流式の方が合っていると考えました。
しかし、対流式の最大の欠点は、「ストーブの前面が温まりにくく、足元が温まりにくいこと」なのですが、これを克服するために、DIYで反射板を取り付ければ、ストーブの全面も温まるのではないかと考えました。

※今回のDIYは、メーカーが推奨するものではないため、自己責任でお願いいたします。また、パセコは、屋外使用が推奨されていますので、ご注意ください。

反射板のDIYに必要なもの

必要なものは、たったの2点だけです。

1 用意する材料
ダイソーで購入したステンレス製のコンロ用の折り畳み式風防板「ダイソー アルミ風よけ(コンロ用)」(500円)1個だけです。

2 必要な工具
必要な工具はペンチだけです。

さっそくDIYを開始

1 まずは取付位置とサイズを確認
パセコストーブの中央部分に炎が上がって灯油が燃えるのですが、その炎の後ろ側に反射板を取り付けることになります。
つまり、パセコストーブを上から見て、外周の半分の長さの反射板が必要ということになります。
この長さを測ったところ、おおよそ50㎝でした。

2 「ダイソーアルミ風よけ(コンロ用)」のサイズも確認
では、「ダイソーアルミ風よけ(コンロ用)」は、50㎝の長さが必要ということになりますが、66㎝くらいあるので、ちょうど板2枚分が不要(1枚当たり約8㎝)ということが分かりました。

3 「ダイソーアルミ風よけ(コンロ用)」の板を2枚外す
では、2枚の板を外すのですが、まず、端のピンを抜きます
これは、引っ張るだけで簡単に抜けます。

そして、2枚目と3枚目の間にあるピンを抜きます。
抜き方は、先ほど外した端っこのピンを使って、外したいピンを押し上げるだけで、簡単に抜くことができます。

そして、2枚の板を外した後に、先ほど抜いた端っこのピンを刺しておきます。

4 ピンの高さを合わせて折る
フックのついたピンを、写真の高さくらいに合わせ、ピンの下の方にマジックでしるしをつけておきます。
そして、このしるしをつけた部分を折り返します

このピンは、けっこう硬いのですが、ペンチなどを使うと比較的簡単に曲げられます。
これを左右同じように加工すると、ピンのフック部分を引っ張ってもピンが抜けなくなります。

5 パセコに取り付ける
これをパセコストーブに取り付けます。
取付位置は、パセコストーブを持ち運ぶ時のハンドルの付け根辺りが目安になります。
この辺りの「柵」のようなパーツにフックをひっかけるのですが、そのままではピンがかかりにくいので、ピンを軽く曲げて引っ掛け、そして引っ掛けた後は、曲げたピンを元に戻せば取り付けることができます。
そして、反対側も同じようにしてピンを「柵」に引っ掛けます。
これで、ある程度しっかりと装着されますので、これで一応完成となります。

6 折り返したピンをひっかけて完成
このままでも十分に安定して取り付けられていますが、先ほどピンを折り返してピンが抜けないように折り曲げて加工した部分を、パセコストーブの柵の部分の下に引っ掛けてあげると、さらに反射板が安定して取り付けられます。

すると、ほとんど反射板が揺れることもありません。
これで完成となります。
所要時間は、おおむね20分くらいです。

加工から完成までの様子

写真以外にも簡単な動画を撮影しましたので、参考にご覧ください。

2枚の板を外す工程です。
ピンを折り返す工程です。
パセコに取りつける工程の動画です。
完成した状態を撮影した動画です。

※今回のDIYは、メーカーが推奨するものではないため、自己責任でお願いいたします。

ダメ押しの工夫「ストーブファン」を設置

反射板のDIYだけでは、まだ心配な面があるので、ダメ押しの工夫として「ストーブファン」を購入しました。

1 ストーブに置くだけのファンを購入
対流式ストーブの特徴である「テント全体を温める」という特性を、さらに効率よくしたいと考え、検討したのが「ストーブファン」です。
ストーブから発生する熱を利用してファンを回し、ストーブ上部に登る熱をファンの力で前方に飛ばすというものです。

2 電源不要で作動
このストーブファンは、電源がなくてもストーブからの熱を利用して開店するので、エコに使用することができる上に、「ただストーブの上に置くだけ」でOKという手軽さもあります。
ちなみに今年の冬は、キャンプ以外でも自宅のストーブの上に置いて使用する予定です(これ重要!)

3 ストーブの燃費向上にも期待
このストーブファンでパセコの熱効率が向上したら、使用する灯油をセーブすることができ、さらにエコにしようすることができます。
どれだけの効率化がされるのか今のところ未知数ですが、これで持ち込む灯油が減らせたり、ガス欠でストーブが消火するのを少しでも防いでくれたらいいなと考えています。

そのほかの防寒対策も併用しよう

冬のキャンプでは、灯油ストーブ以外にも、しっかり防寒対策をしましょう。
薪ストーブを併用される方もいらっしゃいますが(ちなみに我が家は薪ストーブを使わないです)、ポータブル電源で電気毛布を使ったり、湯たんぽを複数使うなど、複数の対策を行うのがベストです。
過去記事でも我が家の防寒対策をご紹介させていただいた記事がありますので、そちらも参考にしてください。

一酸化炭素チェッカーは必須アイテム

冬のキャンプで最も恐ろしい事故は「一酸化炭素中毒」です。
臭いもなく、ひっそりと襲い掛かる悪魔のような「一酸化炭素」ですが、一酸化炭素チェッカーで危険を知らせてくれます。
我が家は「DOD一酸化炭素チェッカー2」を使用しています。

できれば、他社製品をもう1台か2台、併用して使用することをオススメします。
違った性能の一酸化炭素チェッカーがあれば、どれか1台でも反応することがあることや、設置する高さを変えるような使い方もできます。
過去記事でも紹介していますので、こちらの記事も参考にご覧ください。

さいごに

今年は「Colemanタフスクリーン2ルームハウス+」を使用して冬のキャンプを行う予定です。
実はこのテント、真冬のキャンプには向かないテントなんです。
ましてや北海道の冬のキャンプだと、かなりキビシイです。
テントの材質の問題もありますが、そもそも「テントの後部にはスカートがない」という致命的な欠点があります。
スカートがないのは「Colemanタフスクリーン2ルームハウス+」のウリである「ベンチレーションシステム」によるものなのですが、さすがに冬に使用するのならば、DIYが必要になります。
ということで、すでに「たかろぐ流簡単DIY」が完了しております!
このDIYについても別記事でご紹介する予定です。
「Colemanタフスクリーン2ルームハウス+」ユーザーの方、ご期待ください!

では~

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