どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。
しっかりと自然を楽しめるキャンプをしたい!って思いませんか?
実は以前から、とても気になっていたキャンプ場がありました。
スキーやスノボをする方にはおなじみの「サホロリゾート」から較的近く、自然味あふれるキャンプ場で、無料ということもあり、かなり人気があると言われているキャンプ場です。
それは北海道の新得町にある「サホロ湖キャンプ場」です。
2021年の春ころ、今シーズン行ってみたいキャンプ場をネットで調べ、リストアップしていたのですが、この「サホロ湖キャンプ場」は、水道設備の改修のため一時営業を停止するとのことでした。
年内の利用は無理かな…と諦めていたのですが、ふいに新得町のHPを見てみたら営業再開したとのこと。
それならばと、早速利用してきましたので、たかろぐ流にキャンプ場レビューをいたします。
キャンプ場基本データ
正式名称
サホロ湖キャンプ場
所在地
北海道上川郡新得町新内
ホームページ
https://www.shintoku-town.net/play/camp/camp_01.html
料金
無料(予約不要)
チェックイン・アウト
特に決まりはない様子
禁止事項など
ゴミはすべて持ち帰り
ファイヤーピット以外での直火禁止
ペット禁止
敷地内への車両進入禁止
※詳細は、公式ホームページ等でご確認ください!
サホロ湖キャンプ場の施設や特徴
1 小川
テントサイト内には、きちんと整備された水遊び用の小川が流れており、子供たちを安全に水遊びさせることができるほか、大人も涼むことができます。
2 ファイヤーピット
テントサイト内には、数か所のファイヤーピッドがあり、直火の焚火が楽しめます。
3 トイレ
左右のドアが男女別のトイレの入り口で、中央のドアが車いす対応のトイレになっています。
なお、このトイレがキャンプ用唯一のトイレになりますので注意が必要です。
4 炊事場
一般的な炊事場で、必要最低限のものになっています。
なお、この炊事場が、キャンプ場唯一の炊事場になります。
おいらが訪れたときの利用者層
1 ファミリーキャンパー
おいらが訪れた日が休日だったということもあり、ファミリーキャンパーが多かったです。
駐車場のエリアから離れたところでは、ファミリーキャンプでグループキャンプをしているキャンパーもたくさんいました。
子供たちは、広い芝生でボール遊びをしたり、小川で水浴び、でっかい水鉄砲を打ち合ったりして遊んでいました。
子供が喜ぶような遊具類は一切ないのですが、子供たちはかなり楽しそうだったので、特に心配いらないようです。
2 ライダー・ソロキャンパー
無料のキャンプ場ということもあり、ライダーの利用者も複数見かけました。
また、ソロ用の軍幕テントもたくさん見かけましたので、ソロキャンパーの利用率がかなり高めのキャンプ場と言えます。
3 キャンピングカー
キャンピングカーは1台だけ見かけましたが、他に車中泊をしているキャンパーはいなかったように思います。
駐車場がそれほど広くはないことや、車中泊のメリットが少ないキャンプ場だからかなと思います。
4 キャンパーのマナーは?
あまり書きたくはないのですが…グループキャンプをしている 若い女性3人組が無料貸し出しされているリヤカーを返却せずに、自らのテント脇の陰に置きっぱなしにして占領し続けている様子を目撃してしまいました(残念…)。
貸出し用のリヤカーは、数台しかないため、かなりの迷惑行為になっていたと思います。
リヤカーは、使い終わったら必ず返却し、譲り合いの精神で使わせてもらいましょうね!
なお、サホロ湖キャンプ場でのおいらのキャンプの状況は、過去記事で読むことができますよ。
利用してみて良かった点
1 とにかく広い敷地
おいらが知っているキャンプ場で、ここまで広大な敷地を誇るキャンプ場は少ないです。
というか、どこまでが敷地なのか明確になっていないような気がします(笑)
とりあえず芝がきれいに管理されているところについては、奥地の方であってもテント設営がOKなのかなと思います(自己責任ですが…)
そして、自然のど真ん中にあるキャンプ場なので、ワイルドさもハンパないです。
つまり、自然を愛するキャンパーには最高の環境ですね。
2 キャンプ場内に小川がある
キャンプ場内には、小川が流れており、子供たちの水遊びに最適です。
深さは、大人のくるぶしから足首程度ですので、小さな子供にも安心して遊ばせることができます。
もちろん大人だって水遊びできますよ。
この日の気温は、30℃を優に超える猛暑日だったので、ちょっとだけ足を漬けて涼んでみました。
そうしたら意外にも、心臓が「キュン!」となるくらい冷たい水でした(笑)
スイカやビールもキンキンに冷やせると思います。
真夏のキャンプって良いな~と思わせてくれますよ。
3 ファイヤーピットがある
キャンプ場内には、ところどころにファイヤーピットがあります。
基本的に芝を炒めないように焚火台を使用しないと焚火はできないのですが、このファイヤーピットがある場所だけは、直火の焚火が楽しめます。
北海道内のキャンプ場は、直火OKなキャンプ場が希少なので、本当にありがたいです。
おいらも直火の焚火を楽しませてもらいましたよ。
4 釣り人やカヌーイストの拠点として最適
サホロ湖キャンプ場の近くにある「サホロ湖」は、カヌーのメッカなのです。
また、サホロ湖や佐幌川では、ヤマメやニジマス、アメマスなどの魚も釣れるため、釣り人も多く訪れます。
がっつり釣りをしたいキャンパーやカヌー目的のキャンパーにとって、サホロ湖キャンプ場は拠点としてとても利用しやすいので、アウトドアをアクティブに満喫したい人にとって便利なキャンプ場ですよ。
改善してほしいところ
無料でありながら最高のロケーションを誇るサホロ湖キャンプ場なのですが、「こんなにも自然に恵まれた環境のキャンプ場なのにもったいない!」と思えるところがありましたので、ちょっとだけ指摘させていただきたいと思います。
これらが改善されたら、おそらく「十勝屈指の無料キャンプ場」に化けると思います。
1 トイレと炊事場を増やしてほしい
どこまでがキャンプ場の敷地なのか分からないくらい広大なキャンプ場なのですが、駐車場付近にしかトイレ設備と炊事場がありません。
ちょっと遠くにテントを張ると、かなり利便性が落ちます。
こんなに広いキャンプ場なのに駐車場付近を中心としてテントを張る利用者が多いので、ちょっともったいない気がします。
炊事場とトイレの設備が増えることで、かなり利用者が分散してテントを張るようになると思います。
2 キャンプ場の奥に駐車場を増設してほしい
前述のとおり、広大な敷地のキャンプ場であるにもかかわらず、敷地内の自動車の進入は禁止されているため、リヤカーを利用して荷物を運ぶことになります。
しかし、キャンプ場の敷地は、若干の傾斜が続いていることから、リヤカーでの運搬は、上りは重くて大変ですし、下りはスピードが出ないように気を付けなければなりません。
せっかくの広大な敷地を活かして、キャンプ場の北側奥にも駐車場を増設して利用しやすくしてもらえたら良いのになぁと思います。
サホロ湖キャンプ場を利用する際には気を付けた方がよい点
1 食料調達を済ませてからキャンプ場へ
サホロ湖キャンプ場には、売店や自動販売機がありません。
新得町市街地まで15キロほど離れているので、買い出しは事前に済ませておいたほうが無難です。
2 トイレや炊事場から近いエリアは競争率が高い
駐車場の近くには、このキャンプ場唯一のトイレと炊事場があります。
さらに駐車場のすぐ脇にテントを張れは、セミオートのキャンプ場のように利用できるほか、トイレや炊事場にも近いので、かなり快適にキャンプができるため、もっとも人気が高いエリアとなっており、よほどタイミングが良くないと、なかなか利用できません。
そこで次に人気なのが、炊事場近くのエリアとなるのですが、この付近にテントを設営すると、炊事場を利用する人が行き交うので、人の気配が気になる人には、ちょっとオススメできないエリアになります。
そのため、「それ以外」のエリアで良さげな場所にテントを設営することになるのですが、なかなか難しいですし、なかなか決断できないんですね。
3 敷地は広大だが傾斜地が多い
広大な敷地を誇るキャンプ場なのですが、駐車場から離れたエリアまで行くと平坦な広がっているものの、駐車場近くのエリアは斜面が広がっています。
そのため、平らな土地を探すのに苦労します。
特に大型のテントを使用する場合などは、比較的地面の傾斜が気になりやすいので、テントを張る位置は慎重に決めたほうが良いと思います。
ぜひ立ち寄ってほしい観光ポイントなど
1 佐幌ダムとサホロ湖
サホロ湖キャンプ場は、サホロ湖の名前が付いたキャンプ場なのですが、実は、キャンプ場とサホロ湖は遊歩道などで直接繋がっているわけではありません。
キャンプ場内の案内や通路の跡(旧遊歩道)から推測するに、おそらく昔はサホロ湖に繋がっていたのであろうと思います。
とにかく現状としては、遊歩道を通ってサホロ湖へ行くことができないので、ちょっと車を走らせて言ってみるのはいかがでしょうか?
かなり美しい光景が見られますよ。
サホロ湖は、佐幌川を利用して作られた佐幌ダムによってできた人造湖なのです。
たくさんの釣り人やカヌーイストが訪れる湖で、おいらがサホロ湖を見に行った時もカヌーを楽しんでいる方がいました。
2 サホロといえば焼酎
十勝の新得町といえば、そばと麦の生産が盛んです。
そんな恵まれた環境の中に「さほろ酒造」さんがあります。
さほろ酒造さんの麦焼酎とそば焼酎は、とても有名ですし、味も高く評価されています。
おすすめは、「十勝無敗」(じゅっしょうむはい)です。
ほかにも、とうもろこし(とうきび)の焼酎も美味しいです。
ぜひキャンプの夜にロックで飲んでみてください。
なまら旨いですよ!
【結論】サホロ湖キャンプ場は、こんなキャンパーにオススメしたい
1 どんなスタイルのキャンパーにもオススメできる
基本的にどんなスタイルのキャンパーでも満足のできるキャンプ場だと思います。
キャンプ場内に流れる小川で子供たちは水遊びをすることができますし、キャンプ場の敷地が広大ですので、グループキャンプも余裕をもってテントが張れます。
また、夜の星空も満喫できるので、デュオキャンパーにとってもロマンスあふれるキャンプができます。
北海道内を周遊するライダーにとっても利用料が無料なので、旅の資金を温存することができますし、ソロキャンパーにとっても、駐車場から離れたところにテントを張れば、静かな一人の時間を過ごすことができます。
2 野営好きのソロキャンパーにオススメ
サホロ湖キャンプ場のちょっと意外な利用方法として提案したいのは、キャンプ場の奥にある「佐幌川」付近のエリアでの「野営ソロキャンプ」です。
実際に行ってみましたが、キャンプ場から橋を渡った先にあるエリアでありながら、きちんと芝が刈られていて整備されていましたが、ここにテントを張っているキャンパーはいませんでした。
やはり、駐車場付近のエリアから距離が離れているので、一般のキャンパーにとっては利便性が極端に悪いからなのでしょう。
ということは、「野営ソロキャンプ」をするには、絶好の環境であると言えます(ただし野生動物には注意!)。
一人静かに超ワイルドな野営が楽しめると思いますよ。
さいごに
おいらは、キャンプ場に到着したら、すぐに設営を済ませ、ちょっと休憩したら、カメラを片手にキャンプ場の内外を散歩して歩くのをルーティーンにしています。
今回も、広大な敷地のサホロ湖キャンプ場内を隅から隅まで散歩して歩きました。
キャンプ場内の奥の方には、佐幌川を渡るための橋が2本存在するのですが、キャンプ場に向かって右手奥側の橋を渡っていたところ、川の流れの緩くなった場所を利用して、泳いだり潜ったりして遊んでいる親子を発見しました。
川の流れは遅いけど、意外に深そうでした。
子供は、泳ぎが上手なようで、ぐんぐん深くまで潜っていました。
おいらは、一緒に散歩していた妻のちょぴこに
「川で泳いでる子がいるよ。すごく気持ちよさそうだーねー。」
と話しかけました。
ちょぴこは、話しかけたおいらの言葉に無反応だったことから「あれ?なんか変だな…」と思っていました。
そして、もう一度川で泳いでいる子供たちをよく見てみたら、がっつり潜水していたのがお母さんで、その子供たちは泳ぐ母を眺めていた…という状況でした。
泳いでいるのは大人なのに、おいらが「泳いでる子がいるよ」なんて失礼なことを言ってしまったため、ちょぴこは黙っていたのだと思います。
「多分聞こえていましたよね…ごめんなさい、見知らぬお母さん!」
そして、
「妻よ、気を遣わせてごめんね」
と、心の中で謝りました。
では~
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