和琴湖畔キャンプフィールド【屈斜路湖の景色には言葉にできない美しさがあった】

たかろぐ流キャンプ場情報
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どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。

以前から気になっていた北海道の弟子屈(てしかが)町にある「和琴(わこと)半島湖畔キャンプ場」が、EHABさんの管理によって「和琴湖畔キャンプフィールド」として復活したと聞き、ぜひ利用したいと思っていたのですが、念願かなって2022年8月中旬に利用することができました。

和琴湖畔キャンプフィールドを利用しました

和琴半島は、屈斜路湖の南側に突き出た半島で、その付け根にあるのが「和琴湖畔キャンプフィールド」なのです。地熱が高く、地球の鼓動を感じることのできる不思議な場所です。
夏はカヌーや釣り、水遊びなどを楽しむ人たちで賑わいをみせる観光地でもあります。
今回もたかろぐ流に「和琴湖畔キャンプフィールド」の詳細な情報を実際に利用した目線でお届けしたいと思っています。

【ちょぴこの北の暮らしチャンネル】で動画が見れます

おいら夫婦が訪れた際の「和琴湖畔キャンプフィールド」の状況やキャンプの様子は、妻のちょぴこが運営するYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」にて公開されていますので、ぜひご覧ください。

また、YouTubeの動画では納まりきらなかった様子や裏話などを盛り込んだ「夫婦キャンプ紀行」を当ブログで公開すべく、現在執筆中です。
こちらもご期待ください。

キャンプ場基本データ

正式名称
 EHAB和琴湖畔キャンプフィールド
 (EHAB Outdoor Field Lakeside Wakoto)
所在地
 〒088-3200 北海道川上郡弟子屈町 和琴半島

ホームページなど
 和琴湖畔キャンプフィールド公式HP https://outdoorfield-ehabwakoto.amebaownd.com/
 予約サイト https://reserva.be/wakotokohan
利用料金の計算
  利用料金は、「入場料」と 「サイト使用料」の合計額となります。
入場料(設備使用・環境整備料)
 大人1人(1日) 1,100円 
 高校生(18才まで)無料
サイト使用料
 GWを除く4月と5月及び10月以降
 ・レイクサイドサイト・DXサイト 1,650円
 ・ソロサイト 1,650円
 ・バンガロー 4,400円       
 6月及び9月
 ・レイクサイドサイト・DXサイト 3,300円
 ・ソロサイト 2,200円
 ・バンガロー 4,950円       
 GW期間及び7月と8月
 ・レイクサイドサイト・DXサイト 4,400円
 ・ソロサイト 2,530円           
 ・バンガロー 5,500円
販売品
 薪(広葉樹ミックス) 1,100円
 OD缶(500サイズ) 900円
 OD缶(250サイズ) 600円
 鶴居木炭 1,000円
 文化たきつけ 150円
 EHABステッカー 200円~1,000円
 EHABオリジナルシェラカップ 2,000円
 EHABロゴ入りボトル(クリーンカンティーン) 4,200円
チェックイン・アウト
 チェックイン 13:00~17:00
 チェックアウト ~11:00
 ※レイトチェックアウト(13:00)は予約時に指定
禁止事項など
 発電機及びカラオケの使用
 焚火は、指定された期間・区域において焚火台を使用   
 芝生内での焚火台や炭コンロを使用する場合は焚火台と防火シートを使用
 焚火・コンロの灰は鎮火させてから炭捨てボックスへ
 ペットの同伴は犬のみ
 フィールド場内に車の乗り入れ不可
 ゴミは分別して所定の場所に捨てること
 (キャンプ用品・発砲スチロール等のゴミは持ち帰り)
※詳細は、公式ホームページ等でご確認ください!

和琴湖畔キャンプフィールドのマップ

和琴半島キャンプフィールドの場内の全体像は、こちらの地図を参考にしてください(公式HPから借用したものと、受付時に頂いた地図です。)

公式HPから借用させていただきました。これでサイトの位置関係などが一目瞭然ですね。

和琴湖畔キャンプフィールド内の施設のご紹介

1 受付

駐車場のある旧湖心荘からキャンプ場に入り、右手の一番奥まで行ったところに受付(管理棟)があります。
ここでは、キャンプの受付や薪や木炭、ガスなどの販売を行っています。
その他にもEHABオリジナル商品(ステッカーやシェラカップなど)の販売も行っていました。
建物の外には、ゴミ収集場と荷物の搬入出用のリアカー置き場があります。

2 レイクサイドサイト(27サイト)

屈斜路湖の湖岸にズラッと並べられたサイトになっており、全て湖岸沿いのサイトです。
サイトのサイズは8m×8mありますので、比較的大型の2ルームテントでも余裕をもって設営できます。

3 DXサイト

屈斜路湖岸から通路を挟んだ林間サイトとなっています。
サイトのサイズは、10m×12mとなっており、かなり大型のテントやタープを設営することができます。

4 ソロサイト

ソロ用のサイトとして、受付側から屈斜路湖岸沿いに8サイト(①~⑧)と、受付の反対側のにも林間サイトとして6サイト(⑨~⑭)があります。
いずれのサイトもサイトのサイズは、5m×5mとなっており、一般的なソロテントとタープがきっちり張れるだけの面積があります。

5 バンガロー

屈斜路湖岸から通路を挟んだ林間サイト側にバンガローが12棟並んでいます。
建物は、それほど新しいものではありませんが、こぢんまりとしていて可愛らしいログハウスになっています。
なお、玄関先には、濡れたウエットスーツなどを乾かせるようになっており、ボートやSAPなどで楽しんだあとに乾かすことができて便利です。

6 炊事場(2箇所)

炊事場は2箇所ありますが、受付と反対側の炊事場(旧湖心荘からキャンプ場内に入って左手側)の炊事棟の水は、手洗い及び食器洗い用となっており、飲料水としては適していないようなので注意が必要です。
なお、受付側の炊事棟は飲用に適しています。
なお、いずれの炊事棟にも炭捨てボックスが設置されています。

7 トイレ

トイレは、受付側に1箇所あります。
建物としては、さほど新しくはありませんが、洋式トイレとなっており、比較的きれいに清掃されているので、気持ちよく使用することができます。

8 駐車場と荷卸積ロータリー

和琴湖畔キャンプフィールドは、テントサイトへの車の乗り入れが一切できません
旧湖心荘の周囲が駐車場となっているのですが、荷物の積み下ろしの際にだけ旧湖心荘の裏手付近にある「荷卸積ロータリー」まで車を乗り入れることができます。
ただし、「荷卸積ロータリー」は数台しか車を停車することができないので、荷物の積み下ろしは迅速に行い、譲り合って利用することになります。
なお、「荷卸積ロータリー」から各テントサイトまでは、無料貸し出しのリヤカーを利用して運び込むことになります。
このリアカーも台数に制限があるので、使い終わったら速やかに返却するようにしましょう。

【おすすめポイント】なにより屈斜路湖が美しい

国内最大のカルデラ湖である屈斜路湖は、巨大な湖でありながら、透明度の高い美しい水が特徴的で、季節や天気、時間によって様々な姿を見せてくれます。
どの季節でも幻想的な景色を楽しませてくれる屈斜路湖ですが、夜の星空もかなりきれいです。
個人的には、オールシーズンで早朝から深夜まで、最高の景色を楽しませてくれる数少ないキャンプ場だと思います。

【おすすめポイント】ボートやSUPなどの愛好家で賑わっている!

屈斜路湖を眺めていると、いろいろな種類のカヌーで優雅に湖面の散策をしている方やSAPを楽しむ方がたくさんいらっしゃいました。
おいらは、ボートなどの水上スポーツなどは普段やらないのですが、見ているだけでも楽しくなってきます。

【おすすめポイント】和琴半島の散策が気持ちいい!

和琴半島をぐるりと一周する散策路があります。
歩いていくたびに趣を変える湖を眺めながら半島をぐるりと一周する「和琴自然探勝路」は、距離にすると約2.5kmの道のりでアップダウンがある小路になっています。
道中は、巨大なカツラなど巨大な樹木の鎮座する様子が見られたり、湖を吹き抜ける風、ミンミンゼミなど虫の声、そして貴重な高山植物を観察できるなど、自然を五感で感じられます。
そして、半島の突端では、湖岸から温泉の噴気が上がる「オヤコツ地獄」を見ることができ、地球は生きていることを実感できます。
通常は1時間程度で回ってこれるのですが、おいらは、2時間以上かけてゆっくり回りました。
この散策路の様子は、「RECAMP和琴」を利用した時の過去記事と妻のYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」にて観ることができますので参考にしてください。

【おすすめポイント】和琴半島には温泉がある!

和琴湖畔キャンプフィールドには、シャワー施設がないのですが、近くには良質な温泉が湧いています。
1 和琴温泉露天風呂

和琴半島の付け根には、「和琴温泉露天風呂」があります。
無料の混浴露天風呂ですが、ちゃんと脱衣所があります。
湖を眺めながらのワイルドな露天風呂を楽しむことができます。

2 和琴公衆浴場

公共駐車場から徒歩10分ほど進んだ和琴半島東側の湖畔には、「和琴公衆浴場」があります。
建物内には、脱衣所と内湯が1つあるだけのシンプルな混浴温泉になっており、自分で温度調節をしながらお湯を楽しむようになっています。

3 三香温泉

これらの温泉は混浴なので、ちょっと抵抗がある方も多いと思いますが、そんなときは、和琴湖畔キャンプフィールドから来るまで5分くらいのところにある「三香温泉」がオススメです。
こちらの温泉は、有料(400円)の温泉宿の日帰り入浴なのですが、男女別の露天風呂は、かなりワイルドな浴槽になっています。
洗い場はなく、浴槽のお湯を桶で汲んで体にかける「かけ湯」方式になっています。
脱衣場も昭和の温泉場を思わせるような古い建物ですが、とても風情があるので、個人的にはお気に入りです。

弟子屈町のキャンプ飯

弟子屈ラーメン
道内では、すっかり有名になった「弟子屈ラーメン」ですが、実は東京にも進出したとのことで、かなりの実力店ですね。
特に、魚介の効いた特製の醤油ダレが絶品のラーメンが絶品なので、是非キャンプ飯に取り入れていただきたいです!

もちろん和琴湖畔キャンプフィールドを利用した際には、弟子屈ラーメン本店に立ち寄っていただくことをオススメします。

おいらが訪れたときの利用者層

おいらは2泊3日で利用したのですが、初日については、サイトの半分以上が埋まっている状態でしたが、2日目はサイトの2割程度の利用者でした。
特に初日は親子連れのキャンパーや学生仲間で利用しているであろうキャンパーがが多く、夜間の喧騒が心配されたところですが、夜10時になると、ピタリと静かになったのが印象的でした。
マナーの良い利用者が多かったのだと思います。
ただし、小さい子供の「夜泣き」が聞こえてましたけど、とても可愛らしかったです。

和琴湖畔キャンプフィールドを利用する際には気を付けた方がよい点

1 ペグは長めのものを使用したほうが良い
林間サイト側は、そうでもないと思いますが、おいらが利用した湖岸側のサイトは、砂混じりの土(土混じりの砂?)でしたので、比較的ペグが抜けやすいのではないかと感じました。
おいらが利用した日は、問題なかったのですが、比較的風の強い日が多いキャンプ場と聞いているので、できるだけ長いペグを利用したり、V字型のペグを利用するなど地面に合わせた風対策を行ったほうが無難だと思います。

2 食材を確保してからチェックイン
キャンプ場周辺には、生鮮食料品などを販売するお店がないので、必ず食材を確保してからキャンプ場に入った方が無難です。
少なくとも弟子屈町の市街地で買い物を済ませておきましょう。

和琴湖畔キャンプフィールドを利用して残念だった点

1 サイトの指定の仕方が・・・

レイクサイドサイトを利用したのですが、指定されたサイトが⑤でした。
①から④まで利用者がいなかったのですが、⑤から先のサイトは、きっちり埋まっている状態になっていて、いわば奥の方から詰めていくような感じでした。
区画自体の面積はある程度余裕があるので、隣の区画に干渉することはないのですが、どうしても隣り合わせのテントとの間隔が狭く感じられがちです。運営側の考えもあってのことだとは思いますが、利用者の人数に余裕がある日については、1区画おきにサイトを指定してするなどの配慮があっても良かったかなと感じました。

2 トイレの匂いが・・・
おいらは、トイレに近いレイクサイドサイトの⑤を利用したのですが、、ほんのりとトイレの匂いがサイト内に流れ込んで来ました(テント内にも少し…)
風向きの問題もあったと思いますし、既存の設備の問題もありますので、ある程度は仕方がないとは思うのですが…ちょっと気になりました。

【結論】和琴湖畔キャンプフィールドは、こんなキャンパーにオススメしたい

1 キャンパーのジャンルを選ばないキャンプ場
ソロキャンパーからファミリーキャンパーまで、ほぼ全てのキャンパーが満足できるキャンプ場だと思います。
キャンプスタイルやテントの大きさに見合ったサイトが各種用意されているこので、サイト自体が使いやすくなっています。
また、美しい屈斜路湖を眺めているだけでも心が洗われますし、釣りなんかもできますので、ソロでもファミリーでも楽しめますね。
屈斜路湖が穏やかな日は、子供と水遊びなんかも楽しめますよ。

2 和琴半島の観光をしたいキャンパー
和琴半島をぐるりと一周する散策路は、かなりオススメですし、砂湯へも車で20分程度で行くことができます。
バンガローの設備もありますので、観光拠点としてのアウトドアにも最適といえます。
またキャンプを始めてみたい方がバンガローを利用してチャレンジしてみるというのも良いのではないでしょうか。

3 温泉好きのキャンパー
和琴半島には、無料の混浴温泉が複数ありますし、近隣には「三香温泉」もあります。
さらに車で足を伸ばせば、砂湯温泉や摩周温泉、川湯温泉などもありますので、温泉好きのキャンパーの方も満足できるのではないでしょうか。

【結論】和琴湖畔キャンプフィールドは、こんなキャンパーにはオススメできない

高規格キャンプ場のような設備を求めるキャンパー
シャワーや温水が使用できる炊事場などの快適設備のないキャンプ場ですので、このような設備を求めるキャンパーには不向きだと思います。
ですが、一度、屈斜路湖の自然の景観を味わってしまうと、設備面の不利が気にならなくなるくらいの「良さ」を感じられますので、設備云々は関係なく満足できると思います。
もし和琴湖畔キャンプフィールドでのキャンプに満足できたということは、至れり尽くせりの設備って「自分にとって本当に必要なのか?」と思えてしまうのではないでしょうか。
そう考えると、「オススメできないキャンパーはない」と個人的には思っています。

さいごに

和琴湖畔キャンプフィールドは、以前のオーナーさんが経営していた「和琴半島湖畔キャンプ場」を引退されたことから閉鎖していたのですが、釧路市のアウトドア専門ショップEHABさんが「和琴湖畔キャンプフィールド」として再生させたのだそうです。
EHABさんは、釧路圏で数少ないアウトドア専門ショップで、オープン当初から我が家もお買い物やイベント等でお世話になっております。

実際に利用してみて感じたのは、現状として旧和琴半島湖畔キャンプ場の設備を生かした運営がされているところですが、これからは、どんどんEHABさんの理想が詰まったキャンプ場に生まれ変わっていくのではないかと感じました。
今後が楽しみですね。

では~

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