どうも!サラリーマンキャンパーのたかさんです。
最近、動画サイトなどで北海道内のキャンプ動画を拝見していると、朱鞠内湖や支笏湖、洞爺湖などの景色の美しいキャンプ場が紹介されていました。
行ってみたいけど、「道東からだと移動だけで片道数時間もかかるしな~遠いな~」と思っていたのですが、実は道東にも美しい湖岸でキャンプができる場所がたくさんあるんです。
そのうちの一つが北海道の弟子屈町(てしかがちょう)にある「屈斜路湖」なのです。
その屈斜路湖内に突き出た「和琴半島」の付け根部分にあるキャンプ場「RECAMP和琴(旧和琴野営場)」をさっそく予約しました。
そうだ、屈斜路湖へ行こう
北海道の弟子屈町にある屈斜路湖は、道東の観光地として有名なのですが、日本最大のカルデラ湖としても知られています。
とても大きな湖なのですが、水質がきれい(水源の8割が湧き水らしい)で夏にはキャンプやカヌー、ヨットなどのウォータースポーツを楽しむ人で賑わい、また、湖畔にはたくさんの温泉が湧くため、温泉地としても有名なのです。
道東民なら誰しも行ったことがある観光地ですが、おいらの場合、なかなか頻繁には行かない場所でもあるので、この機会にRECAMP和琴に二泊して屈斜路湖を満喫する作戦で、今回のキャンプに臨みました。
リゾートホテルのような管理棟に圧倒される
訪れた時期は、8月の半ばでした。
小中学校の夏休みが終了し新学期がスタートした時期であり、かつ平日だったということで、キャンプ場周辺は、シーズンオフに突入し、観光客も少なくて落ち着いた雰囲気でした。
今回利用するRECAMP和琴なのですが、フリーサイトを予約していました。
フリーサイト利用者の駐車場施設はないため、すぐ隣りにある公営駐車場に車を駐車して受付へ向かいます。
リゾートホテルのような雰囲気で設備も新しく、とてもキャンプ場の管理棟とは思えないレベルだったので、かなり衝撃的でした。
受付やトイレ、シャワー室、ランドリー室は掃除が行き届いていて、おしゃれな設備になっており、野外の炊事場も新しくて清潔に保たれており、他のキャンプ場とは別次元の設備だと感じました。
受付を済ませると予約していたフリーサイトへ荷物を下ろすのですが、荷物の積み下ろしの際には自動車を通路に横付けしてもOKとのことで、とても助かりました。
初日の晩御飯は定番のBBQ
テントの設営を終え、近所を散策したりしてのんびり過ごしていたら、すぐに夕方になってしまいました。
初日の晩御飯は、約1ヶ月ぶりのキャンプだったこともあり、余計なことは考えず定番のBBQとしました。
我が家は、牛肉、鶏肉、魚、野菜、自由気ままに何でも焼いて食べるスタイルです。
そのため、あまり映えない写真になっていますが、美味しかったですよ。
RECAMP和琴の施設内を探索
RECAMP和琴の施設紹介は、過去記事で詳しく書いたのでこちらをご覧いただけたらと思いますが、こぢんまりしたキャンプ場でありながら、施設は新しく、しかもその内容は充実しており、必要なものが必要なだけ揃っているという感じです。
特に「カヌーポート」や「キャンピングデッキ」からの見渡す屈斜路湖が美しかったです。
カヌーポートからキャンピングデッキまでの木道が、まるでジブリ映画のような雰囲気があり、歩いていて気持ちが良かったです。
個別サイトは、オートキャンプは不可ですが、すぐ近くに専用駐車場があり、リヤカーの貸し出しもあるので(しかもリヤカーが立派!)便利に利用できますし、使い勝手のいいサイトになっていました。
今回、おいらが利用したのはフリーサイトなのですが、面積的には広くはないのですが、地面はフラットで芝の手入れが行き届いており、管理棟が隣りにあるという位置関係からも、使いやすいサイトになっています。
ちなみにフリーサイトからは屈斜路湖が見えないのが残念ですが、フリーサイトから数分も歩けば、すぐに屈斜路湖が見渡せる場所にたどり着くので、特に不満に思うことはありませんでした。
キャンプ飯に「スープカレー」って最高ですよ
北海道グルメの一つに「スープカレー」があるのをご存知でしょぅか。
あの北海道のローカルタレント「大泉洋」が流行らせた?と言われている「スープカレー」ですが、食べたことありますか?
(道民の皆さんは、食べたことありますよね。)
これを、キャンプ飯としてやってみたかったんですよね。
ということで、念願のスープカレーを作ってみました。
まず使用したのが、大泉洋プロデュースの「本日のスープカレー(ベル食品)」を使用しました。
通常のスープカレーは、具材を素揚げすることが多いのですが、今回は炭火で焼くことにしました。
鶏肉(レッグ)、たまねぎ、ピーマン、ナスなどを焼き、じゃがいもは鍋で煮ておきます。
さらにメスティンでご飯を炊いておきます。
さいごは、温めておいた「本日のスープカレー」を具材にかけたら完成です。
スパイシーでとても美味しかったです。
具材を炭火で焼いたことにより、香ばしさも加わり、大成功でした。
みなさんも、「かんたんキャンプ飯」の一つとしてレパートリーに加えてみませんか?
余った食材を食べきることができる料理なので、そういった意味でもオススメな料理ですよ。
【オススメ】和琴半島を散策
RECAMP和琴を利用するなら、絶対行きたい「和琴半島の散策」です。
おいらと妻のちょぴこが散策した時の動画はYouTube「ちょぴこ北の暮らしch」で観ることができます。
1 まずは和琴フィールドハウスで情報収集
RECAMP和琴の管理棟に併設されている和琴フィールドハウスには、屈斜路湖や和琴半島の豊かな自然や歴史、文化を学ぶことができます。
和琴半島散策に出発する前に知識を入れておくと、散策が10倍楽しむことができますので、ざっくりでも構いませんので、チェックしてみると良いです。
ちなみにわころフィールドハウスでは、屈斜路湖周辺の屈斜路湖周辺のアクティビティー情報も得ることができますので、屈斜路湖を楽しむならぜひ訪れたい施設です。
2 和琴半島散策に出発
キャンプ場を出て和琴半島方面に歩いていくと、すぐに「和琴半島の付け根」部分に到着します。
順路は、時計回り、反時計回り、どちらでも可能なようですが、RECAMP和琴の責任者の方とお話する機会があったので聞いてみたところ「時計回りに回ると階段を上る機会が少なくて楽ですよ」とのことだったので、おいらは迷わず時計回りを選択しました(笑)
実際に散策して感じたのですが、仮に反時計回りに散策していたら、体力的に厳しかったと思われますので、みなさんにも時計回りでの散策をオススメしますよ。
ということで、時計回りでの散策をスタートさせたおいら夫婦ですが、時計回りということは、和琴半島の西側から東側に回り込んで行くことになります。
RECAMP和琴は、和琴半島の東側に位置しており、ちょっと風が強くて屈斜路湖の湖水の波が高い印象がありましたが、和琴半島の西側は、風もなく波も穏やかで、東側とは全く違う印象があり、驚きました。
妻のちょぴこのYouTube撮影の邪魔をしないように(ちょっと手伝いながら)湖畔の森の中をぐんぐん歩いていきます。
すると湖面がエメラルドグリーンに輝いて見える場所を発見しました。
湖水の透明度が高く、湖の底までよく見えることもあり、とても幻想的な景色でした。
さらにトドマツとエゾマツの生い茂る森の中を進んでいくと、何本かの大木が束になったかのような巨大な樹木を発見しました。
全体を写真に収めることは不可能なくらいの大きさに圧倒されました。
写真に写っているちょぴこと比較すると、その大きさがわかると思います。
とにかく巨大で圧倒されました。
散策も中盤に差し掛かり、和琴半島の先端付近に差し掛かってくると、湖水の波がだんだん高くなってきます。
そして、若干の風を感じてくるようになるのですが、硫黄の温泉の匂いも感じてくるようになってきます。
散策路は、階段が多くなってくるのですが、時計回りに散策していると、下りの階段のほうが多く、体力が温存できました。
足元に気をつけながら階段を進んでいくと、崖の上にたどり着くのですが、その崖下には温泉が湧いているではないですか!
シュンシュンと音を立てながら湧き出る蒸気が、周りの景色と相まって、なかなかの絶景でした。
もともと火山の噴火によってできたカルデラ湖の屈斜路湖ですので、このような景色が見られるのだと思います。
そして、散策は終盤に差し掛かり、和琴半島日が牛革を歩いていきます。
すると突然、湖岸の森の中に人工の建物(小屋)が視界に入ります。
「なんだろな?」と思い中に入ってみると、お風呂の脱衣所と露天風呂でした。
じつはここ、「和琴温泉奥の湯」と呼ばれる無料露天風呂で屈斜路湖を眺めながら温泉を楽しむことができる秘湯だったのです。
この露天風呂は、かなりワイルドな野湯で湖面と同じ目線の高さで屈斜路湖の絶景を楽しみながら湧きたてのお湯を楽しむことができる穴場的な温泉です。
おいらがお邪魔したときには、すでに数人の方が温泉を楽しんでいましたので、内部の写真撮影は遠慮させていただきました。
温泉好きの方は、絶対に入浴していただきたいですので、その際にはリュックにお風呂道具を入れて散策することをオススメします。
そして、和琴半島の散策が終了に近づくと、屈斜路湖を見渡せる広い湖岸にたどり着きます。
もうここまで来ると、波や風は強くなっていることから、自然の荒々しさを体で感じられます。
和琴半島の西側では「自然の優しさ」を感じたのですが、東側で感じられる「自然の力強さ」との違いに、ちょっと感動してしまいました。
こうして、散策を終えたのですが、通常だと1時間から1時間30分くらいで周回できるそうですが、おいら夫婦はYouTube撮影をしながらの散策だったので、2時間くらいかけてのんびり散策しました。
道中、数人の方とすれ違いましたが、平日だったこともあり、ほとんど人もいなかったので、貸切状態で和琴半島を満喫できましたよ。
ちなみに、散策のスタート地点でもありゴール地点でもある和琴半島の根本付近にも「和琴温泉露天風呂」という無料露天風呂があります。
ここの露天風呂は、和琴半島の西側の湖畔側にあり、穏やかな景色を眺めながらお風呂に浸かることができます。
脱衣所もありますので、安心してお湯に浸かれますが、かなり開けた場所に露天風呂がありますので、周囲の目が気になる方は、先ほど紹介した「和琴温泉奥の湯」の方が良いかもしれません。
二日目の晩御飯はアヒージョとステーキ
二日目の晩御飯は、タープ内で簡単料理です。
まずは、牡蠣とエビのアヒージョを食しました。
必要な道具は固形燃料とスキレットだけですし、材料は具材とオリーブオイルと若干の調味料のみで、かんたんに美味しいおつまみが完成します。
このお手軽さがイイですね。
そして、スキレットでミニステーキを焼きました。
シンプルな料理ですが、これがまたうまい!
よく「肉は常温に戻してから焼いたほうが美味しくなる」と言われていますので、今回初めて実践してみましたが、たぶん冷えた肉を焼くよりも美味しかったんだと思います(味音痴なため確証はありませんが…たぶんです)
朝の散歩でリフレッシュ
キャンプのときは、いつも「早起きをする」と意気込んで寝るのですが、ほぼ朝寝坊する我々夫婦ですが、この日は普段より多少早く起きることができたので、ちょっと散歩です。
キャンプ場の隣りにある駐車場では、カヌー愛好家の方々が屈斜路湖にカヌーを浮かべる準備をしている姿をたくさん見かけました。
そして、和琴温泉露天風呂(無料露天風呂)の方へ足を運ぶと、もうすでに入浴している方もいらっしゃいました。
(利用者がいなければ写真でも撮っておきたかったのですが、今回は撮影できませんでした。)
少し雲がかかった空模様でしたが、空気が澄んでいて気持ちがいい朝でした。
朝食はホットサンド
さて、テントに戻ったら朝食です。
おいらの大好物、ホットサンドでございます。
付け合せは、豚肉ともやしの炒めものです。
シンプルな朝食って、落ち着きますよね。
撤収作業が終わったら、砂湯へGO
RECAMP和琴から車で約15分のところに「砂湯」があります。
お土産屋さんやレストランがあり、屈斜路湖観光の拠点的なスポットになっています。
ちなみにお土産屋さんの前には未確認生物「クッシー」がいます(笑)
この日も平日だったこともあり、観光客が少なかったので、のんびり楽しむことができました。
砂湯に来たらまずやってほしいのは、湖水に足を入れてみることです。
周囲には複数の椅子(ベンチ)が置いてありますので、まずは椅子に腰掛けて、湖水に足を浸して水の冷たさを確認します。
そしたら、足で砂をかき分け、ちょっとだけ穴をほってみます。
すると、地面から熱いお湯が湧いてきます。
屈斜路湖の景色を湖面と同じの目線から眺めつつも、足元では、とてもきもちのいい足湯を楽しむことができます。
屈斜路湖の大きさと自然を感じつつ、足元では、地球が生きていることを感じることができる希少な場所だと思います。
ちなみに、ぼーっと屈斜路湖を眺めていると、足元からちょっと熱めのお湯が湧いてくるときがあるので、少しだけびっくりします(もちろん火傷するほどではないですよ)
RECAMP和琴から砂湯までの道のりの間は、屈斜路湖の湖岸を通過するのですが、その間にも無料の露天風呂が複数あります。
お風呂好きの方は、立ち寄ってみるのをおすすめしますよ。
ちなみに、おいらが立ち寄ったときは「掃除中」でした(残念)
そして、砂湯には「RECAMP砂湯」キャンプ場があります。
RECAMPさん、屈斜路湖に2つのキャンプ場を持っているんですね。
こちらのキャンプ場は、湖畔にテントを建てられるようなスタイルのサイトになっており、もっと身近に屈斜路湖を感じられると思います。
キャンプのシメは「弟子屈ラーメン」
弟子屈町に総本店を置くラーメン屋さん「弟子屈ラーメン」を食べてから帰宅することにしました。
北海道内のラーメン店の中では、熱狂的なファンの多いラーメン店で、札幌市内や北広島市や千歳空港内にも支店がある超人気店です(調べてみたら三重県にも支店があるようです)
ここのラーメンは、何度か食べたことがあるのですが、今回、おいらが食したのは、以前から気になっていた「魚介しぼり醤油」でした。
魚介の出汁が強く感じられるスープに麺がしっかり絡んで、とても美味しかったです。
ちなみに、ちょぴこが食したのは、「弟子屈味噌」なのですが、こちらもすごく美味しかったですよ。
また何度でも立ち寄りたいラーメン屋さんですね。
さいごに
キャンプ場の責任者の方とお話しさせていただく機会がありました。
せっかくの機会だったので、色々とインタビューしてみました。
(過去記事でもインタビューの内容を掲載したのですが、とても印象的だったので再掲載いたします。)
1 使用済みの木炭と灰の分別と使用済みの木炭の無料配布について
おいらは、責任者の方に「木炭の無料配布ってエコですね」とお話ししたところ、責任者の方は「本当は、キャンプ場で捨てられた使い古しの木炭を完全に燃やして完全に灰にすることで肥料化させることができるので、これを近所の農家の方々の配布して、この灰を肥料にした野菜を生産してもらい、これを当キャンプ場で販売する仕組みを作りたいと考えているのですが、使用済みの木炭を全て灰になるまで燃やすための設備が整ってないので、現状としては、キャンパーに木炭をリサイクルしてもらうために無料で配布しているんです。」とのことでした。
木炭は土に返ることはないのですが、灰は肥料になって土に返るという特性を利用したサイクルを構築したいなんて、ちょっと心が打たれました。
2 RECAMP和琴をどんなキャンプ場にしていきたいですか?
子供たちに「キャンプ場のお仕事」を経験するようなイベントを行い、キャンプ場を利用する人と、キャンプ場を管理する人を理解して、楽しんで学習してほしいと考えています。
それから、阿寒国立公園内にある和琴半島の自然を観察しつつ、楽しんで学べるようなイベントを行いたいとのことでした。
この素晴らしい自然に恵まれた和琴半島を通じて、楽しみながら知的好奇心を満足させるような活動をしてみたいと語ってくれました。
今は、「学び」や「教育」に強い興味があるそうで、今後のRECAMP和琴キャンプ場さんから目が離せなくなりました。
では~
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