【苫小牧アルテン】高規格キャンプ場での初冬キャンプは天気の変化が激しすぎて楽しかった!

夫婦キャンプ紀行
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どうも、サラリーマンキャンパーのたかさんです。
北海道は、11月になると秋から冬へ向けた準備をする時期なのですが、野山の景色も秋の紅葉から冬に向かって姿を変化させてる時期でもあります。

11月下旬の初冬キャンプは苫小牧アルテンに決定

2021年11月下旬になり、緊急事態宣言も解除されたことだし、お仕事の休みも取れそうなので、本格的な冬キャンプに向けた「慣らし運転」の意味合いも込めて、設備の整ったキャンプ場でキャンプをしよう、ということになりました。
夫婦でキャンプ場を選定した結果、北海道の苫小牧市にある超有名キャンプ場「オートリゾート苫小牧アルテン」キャンプ場へ行くことにしました。

高規格キャンプ場で管理が行き届いたキャンプ場です。通年営業というのが嬉しいですね。

このキャンプ場は、通年営業のキャンプ場なのですが、夏でも冬でも季節に関係なく予約が取りにくい人気キャンプ場なのですが、今回、なんと奇跡的に予約することができました。

キャンプの様子は、妻のYouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」の動画でも観ることができます。

いよいよ出発…すでに気温は0℃

さて、今回のキャンプ地は、自宅からロングドライブになるため、いつもよりも少し早めの出発となりました。
車の温度計(車外温度)をみると、外気温はすでに0℃
おいらが生活している十勝は、もう冬なんだなと実感しつつ、これから向かう苫小牧の様子に思いを馳せながらの出発です。

自宅付近の気温は、すでに氷点下なのですが、まだ積雪はありませんでした。冬キャンは荷物が増えます…。

「海の駅ぷらっとみなと市場」で名物ホッキカレーと生ホッキ丼を食す

高速道路を降りて、目的地である苫小牧市に到着したおいらが行ったことは、まず現地の食材をゲットすることでした。
とりあえず「海の駅ぷらっとみなと市場」にお邪魔しました。

レトロで昭和な感じがする市場で、見ているだけで楽しめる場所です。食事処が豊富でしたよ。

すでにお昼時だったこともあって、かなりお腹が空いていたので、苫小牧の名産品でもあるほっき貝(北寄貝)を食べることにしました。
海の駅ぷらっとみなと市場内には、沢山の飲食店が立ち並んでおり、おいらが選んだお店は「ぷらっと食堂」でした。
そこでおいらは生ホッキ丼、妻のちょぴこは苫小牧名物のホッキカレーを食しました。

以前、出張で苫小牧を訪れたとき以来(何年ぶりだろ?)の生ホッキ丼とホッキカレーでしたが、コリコリした食感で安定の美味しさでしたよ。
ほっき貝は、生で食べても熱しても、歯ごたえがたまりません。
食事の後は、同じく海の駅ぷらっとみなと市場内の山本水産さんにお邪魔して、イナダおの刺身マツカワカレイのお刺し身を購入しました。
実は、海の駅ぷらっとみなと市場の近くにある有名な「マルトマ食堂」のホッキカレーを食べてみたかったのですが、残念ながら本日は定休日でした。
もし、苫小牧に行かれる予定のある方は、是非行ってみてくださいね。
そして、レトルトカレーも販売していますので、キャンプのお供に食べてみてください。
絶品ですよ!

苫小牧アルテンに到着

海の駅ぷらっとみなと市場を出発し、しばらく車を走らせると目的地である「オートリゾート苫小牧アルテン」に到着です。
道内屈指の高規格キャンプ場だということはリサーチ済みだったのですが、思っていた以上に広く、ほどよく整備されているといった印象でした。
まずは、管理棟で受付を済ませ、キャンプ場のすぐ近くにある温泉施設「ゆのみの湯」の3日間チケットを券売機ゲットし、さっそくテントサイトへと赴きます。
※管理棟内の施設も紹介したかったのですが、写真撮影は不可とのことでした。
苫小牧アルテンの詳細情報は、過去記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

簡易こたつを作ってみた

指定されたテントサイトは、管理棟からは離れている奥の方でした。
ちょっとトイレは遠いけど、静かに過ごせそうな良き場所でした。

今回使用したテントは「Coleman X-Cursion Tepee 325」で、タープは「QUICKCAMPスクリーンタープ」です。
早速、寝床となるティピーテントを張り、その入口に近接(連結)するようにスクリーンタープを張りました。
ちょっと窮屈な張り方をした理由としては、これから天気が崩れる可能性があり、仮に雨が降ったときにはテントの出入りの際に濡れないようにしたいということから、タープとテントをギリギリまで密着させました。
そんなこんなで、夕暮れどきを迎えることになり、夕食の準備に取り掛かります。
そして、夕食…宴の会場となるスクリーンタープ内において、電源サイトであることを活かした「簡易こたつ」を作ることにしました。
作り方は簡単です。
地面にはブルーシートを敷き、その上に銀マットや毛布を敷いて地面からの冷気をシャットダウンし、さらにマルチカバーを敷きました。
そして、DCMの「フォールディングテーブル」をローテーブルとして設置し(脚を伸ばさずに設置)家から持ってきたフリース生地のこたつ布団(ニトリ)を掛け、その上にUNIFLAMEの焚き火テーブルを天板として乗せたら完成です。

こたつの中には、パネルヒーターを入れてこたつ内を温めます
パネルヒーターでも暖かかったのですが、温風の出るセラミックヒーターで試してみたところ、やはり温風の熱量の方が高く、強烈に暖かかったです(給気口を塞がないように注意して使用しました。)。
簡易こたつは、設置が簡単だった割には大成功といった感じでしたよ。

焚火で癒やされる

この日は、コメリで購入した焚き火台「ステンレス焚火ストーブ」の火入れ式を行いました。
二次燃焼型の焚き火台で、かなり手頃なお値段で購入できるとあって、ぜひ使ってみたかったのですが、今回、その性能をバッチリとチェックです。
結論的には、かなり使いやすく性能もコスパも高い焚き火台だと感じました。
ステンレス焚火ストーブの詳細は、過去記事で詳しく解説しましたのでこちらを御覧ください。

寒い日の焚き火って、火のありがたさを感じられますし、炎の美しさも感じられ、なんだか不思議な感覚がありますね。
この日は、無風で天気もよかったので、最高の焚き火日和でした。

夕食は「みぞれ鍋」

日も暮れてきたので、スクリーンタープ内で晩ごはん(宴)の開始です。
まずは、海の駅ぷらっとみなと市場の山本水産さんで購入したイナダのお刺身とマツカワカレイのお刺し身をいただきます。
切り方は、贅沢に「厚切り」にしました。
イナダのお刺身は、程よく脂が乗っていて、まるでお寿司屋さんで食べているかのようなレベルの旨さでした。
そして、私の大好きなマツカワガレイのお刺し身は、これまたコリコリの食感がすばらしく、厚切りにした相乗効果もあって、なまら美味い!
とにかく、冬の時期のお刺身って、脂が乗っていて美味しいんですよね。
そして、メイン料理は「みぞれ鍋」です。

せっせと大根を大量にすりおろして、これを土鍋にぶち込み、そこへお好みの野菜や肉、魚などを入れて煮るだけの鍋料理です。
このシンプルさが良いですし、大好きな大根をたらふく食べられるお鍋なので、おいらは大好きです。
久しぶりの「みぞれ鍋」でしたが、すごく美味しかったし、北海道の根室市の地酒「北の勝」を久しぶりに飲んだけど、これも美味かったな~。
みぞれ鍋は、とても簡単に作れますので、ぜひ皆さんもお試しください。

ゆのみの湯で温まってから就寝

お腹がいっぱいになったので、次はお風呂です。
キャンプ場内に隣接する「ゆのみの湯」へ向かいます。
徒歩数分で行ける距離なので、とても便利ですし、地元の方々もバスや自家用車でお風呂に入りに来ている方もたくさんおられました。
温泉でしっかり温まった後に、施設内の売店で購入したビールをプシュっと開けて飲み干しました
ちょっと「キャンプしてる」感覚を忘れてしまうような…不思議な感覚でした(笑)
体が温まっているうちにテントに戻り、この日は早めの就寝です。

2日目の朝ごはんを食べていたら…暴風警報発令!

朝、強い風の音で目が覚めました。
テントから出てみると、かなり肌寒さを感じる朝でした。
出発前に見た天気予報だと、今日あたりから天気は下り坂傾向だったなと思い出しました。

妻のちょぴこが、簡易こたつで朝ラーメンを作ってくれました。
家にあった「喜多方ラーメン」を持ち込んで作ってもらったのですが、これが優しい味で、暖かくて、美味しくて…味とぬくもりが体に染み渡りました。
定番のホットサンドも美味しいですが、朝ラーメンも捨てがたいですね。
そして、デザートは「ずんだ餅」です。

20年ほど前の話ですが、出張で仙台に10日間ほど滞在していたときに、たまたま食べたずんだ餅にドハマリしたのを思い出しました。
「今日の朝食はデパートの東北フェアみたいだ!」なんて言いながら、朝食を楽しんでいたところ、キャンプ場の管理人さんがテントにやってきました。
管理人さん曰く、「このあたりに暴風警報が発令されたので気をつけてくださいね。管理棟2階を避難所として開放しますので、必要に応じて利用してください。」とのことでした。
最新の天気予報を見ていなかったこともあり、ちょっと驚きましたが、朝食を食べ終えたら、すぐにスクリーンタープを畳み、必要最低限のギアだけをテント内に入れて、あとは車内に片付けました。
ようやく片付けが終わったと思ったら、急に風が強くなり、雨が降り出してきました。

とりあえずテントだけ残して、スクリーンタープやその他のギアは全て車内に片付けてしまい、必要最低限のものだけをテント内に置いています。

「ギリギリ間に合った~」と言った感じでした。
今日は、キャンプ場内をじっくり取材して歩きたかったのですが、どうなることやら…

とりあえずキャンプ場を取材するも断念

テントの中で雨が止むのをひたすら待っていました。
するとお昼ころには雨も上がってきたので、取材の開始です。
曇り空だったことから、写真が暗くなりがちでしたが、取材できるチャンスだったので、とにかくキャンプ場内を歩き回ります。
すると、また雨が降ってきたので、たまたま近くにあった「ゆのみの湯」に避難しました。
お風呂道具を持っていなかったので、特にすることもなく、しかたないので食堂でビールとおつまみをオーダー(笑)して、外の景色を眺めていました。
すると、みるみる風が強くなり、殴りつけるような暴風雨となっていました。
「避難して正解だったな~」などとビールを飲みながらのんびりしていました。
しばらくすると雨が上がったので、また散歩がてらの取材を再開です。

晩ごはんは「おでん」

夕方になり、そろそろ焚火をしたい時間帯ですが、若干風邪が強かったので、安全を優先して焚火は断念し、さっそく晩ごはんの支度です。
とはいってもパック売りしているおでんを食べるだけなので、さほど準備は必要なかったです。
ただ、昨夜の「みぞれ鍋」で余った大根を投入です。
要するに「追い大根」ですね。

おいらは、おでんの具で一番好きなのが「大根」なんですね。
北海道の釧路市が誇る地酒「福司」の釧路新聞創刊75周年記念ラベルのお酒を狭いテントの中でおでんを肴に飲んでおりました。
こんな雰囲気で過ごす夜って、冬キャンの醍醐味ですよね。

今夜も「ゆのみの湯」で温まってから就寝

食後は、本日も「ゆのみの湯」の温泉に浸かり、体を温めてから早めの就寝です。
しかし、一晩中、強風で木々の擦れる音や激しい雨音が強かったことから、なかなか熟睡させてもらえませんでした。
気温は、かなり冷え込んでいたようでしたが、電気毛布セラミックヒーターのおかげで、ちょっと暑いくらいに暖かかったです。
電気の力って、ほんとにすごいなと改めて実感した一夜でした。

翌朝…風は強いが晴天、ときどき小雪

強い朝日がテントに照りつけ、その眩しさで目が覚めました。
相変わらず強風が吹き荒れていますが、気持ちの良い晴天です。
ちょっとテントから外に出て散歩をしてみましたが、天気が良い割に冷え込んでいました。
すると、ちらちらと小雪が降ってきました。
「今シーズン初の雪かなぁ…」
もう11月下旬なので、例年並みの初雪、と言ったところでしょうかね。
キャンプって、季節の変わり目を感じられるところが良いですね。

朝ごはんは、「ベーコンとしめじの雑炊」からの「チョコバナナ」

そうこうしている間に、妻のちょぴこがテント内で朝食を作ってくれました。
昨夜のおでんの汁を利用した「ベーコンとしめじの雑炊」です。
お腹に優しくて温かい食事は、じんわり体に染み渡ります。
そしてデザートに「チョコバナナ」です。

本当は、焚火で作りたかったのですが、今朝も強風のため焚火を中止したので、しかたなくテント内でガス調理です。
まぁ、ガスで調理しても焚火で調理しても美味いものは美味いですね。
今日も朝から大満足です。

空気が澄んでいて、 日差しが眩しい!とても良い天気になりました。

キャンプ場の取材を再開

やっと天気に恵まれたので、さっさと撤収を済ませてキャンプ場の取材を再開です。
時間の許す限り(チェックアウトの時間までに)写真を撮りまくり、キャンプ場を歩き回ります。
そして、チェックアウト時間までに苫小牧アルテンを後にしました。
ちょっと疲れましたが、とても印象に残るキャンプでした。
なお、「オートリゾート苫小牧アルテン」キャンプ場の取材の結果は、過去記事で読めますよ。

錦大沼公園を散策

苫小牧アルテンを利用したら必ず行って欲しいのが「錦大沼公園」です。

苫小牧アルテンキャンプ場の直ぐ近くにある総合公園なのですが、周囲約3.5kmの錦大沼と周囲約1.6kmの錦小沼を散策したり、冬はワカサギ釣りができる雄大な自然を感じることができる公園です。
散策路は、複数用意されており、距離や体力に合わせてウオーキングできるようになっており、道も歩きやすく整備されていますので、安心して錦大沼や錦小沼の大自然を感じながら野鳥などの動植物の観察も鑑賞できます。

夏場なら、かなり爽快な森林浴も楽しむことができると思います。
今回は、時間の関係で大沼を一周することができませんでしたが、次に来たときには全ての散策コースを制覇したいです。

さいごに

今回のキャンプは、天気に恵まれたり恵まれなかったりと、てんやわんやなキャンプになりましたが、意外と満足度の高いキャンプになりました。
こういった天候の急激な変化や自然環境の移り変わりを感じられたのが楽しかったのか、テント内で過ごすことが多かったせいなのか、妻のちょぴことの会話をする時間が普段より多かったので、それが楽しかったのか…自分でも理由は分かりません。
ただ間違いなく言えるのは、「日常と違うから楽しい」ということですかね。
これからも、非日常を探しにキャンプに行きます。

では~

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